Q:湯飲みに「しのぎ」を入れたら飲みにくい。注意点は? (質問箱216)
「しのぎ」は縁の手前で止めましょう。
湯飲みやカップなどの局面を剣先やナイフで削ってできる平らな面を
「しのぎ」。その作業をすることは、「しのぎを入れる」と言います。
表面を削るので、その分、少し厚手に作っておいて、
削り作業の直後に行ないます。
持ちやすくなったり、見た目もシャープな印象になります。
気を付けてほしいのは、唇が触れるフチの部分まで削らないこと。
感触も良くないし、飲み物がこぼれることがあります。

口を付けるカップのフチが丸いのには、理由があるんだと
あらためて気付かされます。
※写真の焼酎カップは、「しのぎ」を入れながら、
削った粘土をふたたびこすりつけて変化を出しました。
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