| Q:足のある板皿をそのまま焼いたら歪みそう。どうする?  (質問箱204)
 
 A:「目立て(めたて)」をして、下から支えましょう。
 
 タタラで作った板皿に足を付けたものなどは、
 焼成中に歪みが出やすいですね。
 
 「目立て」をして、下から支えてやりましょう。
 
 「目立て」の材料は「童仙坊(どせんぼう)」という道具土。
 粉末で売られていて、水を加えて粘土状にします。
 
 「目立て」は、今回は、テトラポットのような形(高さ1.5センチくらい)に作りました。
 三角おにぎりの形から、角を伸ばしてやるとできます。
 
 
  
 皿の下がりそうな部分、
 いちばん低くなっている中央部の下。
 真ん中の下と、両端に近い部分の下に置きます。
 ※「目立て」は、器の底に付けないで、少しだけ離してやります。
 ぴったり付けると、逆に下から突き上げたように膨らみます。
 ※この写真はイメージです(笑)。
 実際は、皿に釉薬を掛けたあとで、
 「目立て」は棚板の上に置きます。
 
 
  
 焼きあがると、皿の底に「目立て」がくっつきます。
 でも、大丈夫。
 道具土はもろいので、もぎ取るようにすれば
 かんたんに取れます。
 4本足があるので、別の足を頂点にすれば、計4回使えます!
 
 
  
 取った跡は、ドリルサンダーなどできれいにします。
 
 
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