イモリの自己紹介

都会ではもちろん、近郊でも、あるいは田舎ですら
最近ではあまり見かけなくなりましたが、
春になると田んぼや小川の水の中で、10センチ位の黒い生き物がもぞもぞと、
時にはしっぽをふりながらゆらゆらと動き回っていることがあります。
これがイモリです。

悲しいことに、いまでは「準絶滅危惧種」の身分となってしまいました。
見かけたら、大切にしてくださいね。

イモリ − 正しくは「ニホンイモリ」あるいは「アカハライモリ」と言います。
英語では「Japanese newt」あるいは「Japanese fire-bellied newt」、
あらたまった名前(学名)は「Cynops pyrrhogaster」です。
両生類サンショウウオ目(有尾目)イモリ科に属しています。

イモリは、
あかはらとも言われ、
写真のように、
赤い腹をしています。
でも、その色の濃さや模様は
地域や個体ごとに千差万別です。

ニホンイモリは名前の通り、日本固有種ですが、
日本には、この他にシリケンイモリという、ごく近い親戚がいます。
このイモリは沖縄、奄美地方にのみ分布しています。

 疑問・質問のコーナー 

イモリヤモリの違いを知っていますか?       こたえ
イモリが天気予報をすると言われるが、本当のこと?   こたえ
イモリにさわるのは危険? イモリは有害動物?      こたえ
「イモリの黒焼は惚れ薬」という話を聞いたが本当?   こたえ
日本で一番最初にイモリの研究論文を書いた人は誰?   こたえ
イモリはなぜ生物の研究に使われるの?          こたえ


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