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22世紀まで日本は生き残れるか

21世紀最初の年にあたり、日本が22世紀まで生き残れるかについて考えてみた。

残念ながら、今の日本の情勢を見る限り、明るい未来は見えてこない。本意見は、このようなことが無いようにするには、どのような対策をしたらよいか、真剣に考えて欲しいという願望である。

日本が生き残れないシナリオ1

日本人の減少

人口減少により日本の国力が減少し、外国の侵略を受け、属国にされる。

晩婚化、少子化により日本人の人口が大幅に減少し、それに伴い経済活動が縮小し、国力が衰退。残念ながら、今、これを心配する向きは少ない。

かつて、アイヌ人がいなくなってしまったように今度は、日本人がいなくなる。杞憂で無ければ良いが。

産めよ増やせよとは言わないが、それなりに日本人を増やして行かないと、日本の良き文化を維持できなくなってしまう。それには、結婚するメリット、子供を持つことのメリットを享受できるような政策が必要と考える。

また、外国人労働者の流入により、外国人が大幅に増え治安が悪化しており、そのことも懸念される。今や、日本は安全な国で無くなってしまった。いや、安全に対する認識が薄い分だけ怖い。防犯対策をしっかりしないと日本は犯罪のターゲットになりやすいといえる。

また、地方の荒廃ということも心配である。過疎が進んで荒地が増え、災害に弱くなる。農産物など食糧はほとんど輸入になりつつあり、生産国の状況に大きく影響を受ける。貿易赤字が増大ということにも国力の減少になる。

日本が生き残れないシナリオ2

北朝鮮や中国の侵略

今、最も可能性が高いのが北朝鮮の侵略で、不審船がたびたび日本近海に出没しており、日本人拉致事件にしても彼らが関与している可能性が非常に高いのに一向これを解明しようとしない。日本が効果的反撃・究明をしない限り何回でもやってくると思われる。他国と共同して、北朝鮮の非道を指摘し、これを排除していくことが必要である。テポドンというミサイルを整備し、漁船に偽装した特殊工作船が日本近海をうろうろしている。

万一、攻撃を受けたときは、他国とも連携して排除すること。日本だけでも排除できるであろうが、アメリカではないが多くの国を仲間にして共同であたることが将来有利になると考える。

中国は、現在どんどん力をつけており、経済力も侮れなくなってきている。日本の企業でも中国の安い労働力を当てにして工場を中国などに移しているが、結果的に日本の産業の空洞化に結びついており、日本の経済の低迷の原因となっている。アメリカは特許を押さえて生産を外国に移してもパテント料が入るように考えている。長い目で考えないといけない。

ところで、中国であるが、台湾併合に向け着々と手を打っている。表向き、中国は一つと言うことを世界に向けて発信し、それを守らない国には脅しをかけるという手を用いている。日本は、安易に中国のいうなりになってはいけない。中国の狙いは世界の覇権を握ろうとしている姿勢が見えるのだから。心配なのは、外務省のチャイナスクール派といわれる人達である。中国のメッセンジャーに成り下がっているのではないか。もういいかげん中国に対する経済援助は廃止すべきと考える。中国の武力整備に役立っているが日本のために役立っているとは思えない。それに、中国は他国に対して経済援助を行っているので日本が中国に援助する必要性はもはや無いと考えられる。

日本が生き残れないシナリオ3

アメリカの属国になる

日本の政治のレベルが低いことから、アメリカの策略により、アメリカの属国にされる。中国の属国よりはましかもしれないが、日本の文化や、日本人が大事にしている考え方とか一切が排除され、全てアメリカ流に直される。日本人の自尊心をいたく傷つける。英語が公用語となり、日本語は家庭内や部分的にしか教えられなくなる。アメリカ流の合理主義の押しつけといえる。

いつまでも「NOと言えない日本」なら、このシナリオもありえそう。

政治的に対等の立場に立てないといけない。日本一国だけの独善の平和主義ではやって行けない。

日本が生き残れないシナリオ4

日本の地位大幅に後退

日本の経済活動の低迷の他、教育レベルの後退に伴い、日本の地位が大幅に後退する。多分、今のように世界第2位の経済力とそれなりの地位、G7とかいつまで維持できるか、それなりの貢献ができなければ、難しいと思われる。また、効果的使い方というのもある。かつて、湾岸戦争で巨額の経費負担したがほとんど評価されなかった。反省材料である。今度の同時多発テロ対策ではだいぶましと思われる。

特に、教育レベルというか、その内容が薄くなっており、また、子供の頃に教えるべきこと、例えば、あいさつをしないといけないとか、きちんと教えていないらしい。強制は良くないとかいっている教師がいるというのはどうしようもない。このような教師は早く辞めてもらうしかない。このような教育を受けた者が日本の将来を担えるのか。教育は次の世代を担う人材育成が目的であるはずである。それを理解していない文部省、日教組、教師などが問題である。
日本の良さを教えない。日本が良い国だということと軍国主義に結びつくことは別なのに同じだと信じて、逆に日本が悪い国だと言うことが平和につながると信じている馬鹿な教師が多いのでこのシナリオは当ると思う。(本当は当って欲しくないのだが)

このシナリオは今の教育を見ていると可能性大と思われる。このシナリオでは日本はまだ残っているが、その先は上のシナリオ1〜シナリオ3のいずれかに移行していく。そして日本は無くなる。

(02/01/05)

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