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マドリード②(スペイン)

マヨール広場。何十年ぶりだろう。
マドリードへ行ったのはこのときが5回め。だが、市の中心部へ行ったのは2回めだ。バラハス空港からレンタカーで出発して、市の中心部へは行かなかったのが3回あるからだ。

前回マドリードの市街を歩いたのは、もう30年以上も昔のことになる。久しぶりのマドリード市街なので3泊した。前回とは違うところにあるホテルに泊まり、街を歩いた。10月半ばだというのに、予想外の寒さだった。人々はダウンジャケットやコート姿などが多い。東京で言えば冬の装いで、念のためと持っていったパーカーなどを着込んでも寒かった。

街歩きの初日は、なんと言ってもマヨール広場を外すわけには行かないということで、まずマヨール広場を目指した。前回はこのマヨール広場でその歴史を思い、しばらく感慨にふけった記憶があるのだが、今回行ってみると、たたずまいは同じでも、建物の色が違っているように感じられた。
記憶が色あせていたということなのだろう。しかし、やはり見応えがあった。サラマンカのマヨール広場に勝るとも劣らない。

続いて広場のそばにあるサンミゲル市場へ。体育館のように広い場内はオリーブや生ハム、生牡蠣、サンドイッチなどの店やタパスの店が軒を並べていて、好きなものを買って中央部のテーブルで食べる仕組み。ちょうどリスボンの巨大なフードコート「Time Out Market」を少し小さくした感じだ。どちらかといえば観光客向けの施設だろう。そこで、お上りさんのように、ピンチョスとワインで久しぶりのマドリードに乾杯。

このあとアルムデナ大聖堂や王宮に行ったが、僕には初めて見る建物のように思えた。Mはしっかり記憶に残っているということだったが、そこでも僕の記憶は薄らいでいたのだった。時の流れと年の重ねを感じないわけにはいかないマドリードであった。

サンミゲル市場。

ピンチョスの店。

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