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サラマンカ(スペイン)
スペインにはあちこちの街の中心部に「マヨール広場」という名の広場がある。建物が広場を方形に取り囲むように建ち、市庁舎などがあることが多い。そのマヨール広場の中でもっとも美しいと言われているのがサラマンカのマヨール広場だということを知っていたので、サラマンカはこの時のスペインの旅では最大の目的地であった。

マドリードのバラハス空港からレンタカーで出発し、サラマンカへは3時間ほどで到着した。到着して旧市街入り口のホテルにチェックインしたあと、すぐ街へ出かけた。ずいぶん昔のことになるが、マドリードのマヨール広場で感慨にふけったことがあったことを思い出した。記憶がはっきりしないが、たたずまいはマドリードのマヨール広場と似ていて、広さは同じぐらいのように見えた。やはり、もの思いにふけりたくなるような広場のたたずまいだった。


サラマンカの旧市街はユネスコの世界遺産に登録されており、比較的狭いエリアに12世紀に建てられた
旧カテドラル、16世紀から18世紀にかけて建てられた新カテドラル、スペイン最古のサラマンカ大学、サンチャゴへの巡礼者を守る騎士団の家である貝の家、サン・エステバン修道院、ドミニコ会の修道院など歴史的な遺産が多く、この街には2泊の予定で滞在することにしていたのだが、それは大正解であった。到着した翌日はまる1日これらの歴史的遺産を見て回った。さらに加えて、アール・デコ&アール・ヌーヴォー美術館も観たが、その収蔵品のスケールの大きさにただただ驚かされたのであった。

ロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式などの石造りの建造物が集積した旧市街はこれまでに見た各地の旧市街と比べて比類のない重厚な美しさで、おそらく忘れることはないだろう。マヨール広場には、夜も出かけた。昼の姿と違って、夜はいちだんと光り輝く美しさだった。

サラマンカ。なんという美しい響きだろう。

夜のマヨール広場

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