鹿島鉄道

 茨城県の石岡−鉾田を走る非電化のローカル線で,霞ヶ浦北岸の東西を結ぶ足として,これまで存続してきた。しかしながら,地方弱小私鉄の多くがそうであるように,利用客の少なさから赤字が累積し,2006年度末での廃止がほぼ決定している。

 石岡を出てしばらく,地方都市らしい街中の景色を抜けると,あとは田んぼ・蓮畑・霞ヶ浦,そんなのどかな景色が広がる。その中を走るディーゼルカーは,とても絵になる。もう少しでこの路線が姿を消すと思うと,鉄道ファンにありがちな身勝手さで,非常に寂しい(同時に勿体無いと思う)気分を禁じえないのだ。

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石岡−石岡南台駅間にて:

旧型車,いざ鉾田へ

常陸小川駅近くにて:

かすかに揺れるかげろうの向こうへ

浜駅にて:

先頭車両の子供たち

桃浦駅にて:

晴天と草むらと古びた島式ホーム

四箇村−常陸小川駅間にて:

蓮の花の咲く頃に

小川高校下駅にて:

地元の声と未来の現実

桃浦駅近くにて:

邂逅

浜駅近くにて:

夏の花が咲き誇る向こうに

桃浦−八木蒔駅間にて:

陽がわずかに傾き始めた湖畔の光景

 

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