日が少し傾き始め,陽射しの色にほんの少しだけ赤色が混じり始め,向こうに見える霞ヶ浦は,さらに強く光を反射するようになり,手前の田んぼの稲は緑色を濃くして行った。様々なものが色を変える,真昼と夕方の境目ともいえる時間帯だ。

 そこへやってきた,たった一両編成のディーゼル車。空,湖,田んぼ,列車。鉄道ファンにとってはたまらなく素敵な光景ではないか。この光景が失われるのは余りにも惜しい,そんな身勝手な気持ちにさせられる。

 また同じアングルで,夜明け,真昼,夕焼けなど,時間を変えて撮影してみたい。

撮影日:2006年7月30日
撮影場所:桃浦−八木蒔駅間にて

撮影データ

カメラ : PENTAX *ist D
レンズ : PENTAX FA★28-70mm F2.8

露出時間 : 1/1500秒
レンズF値 : F11
ISO感度 : 200
露光補正量 : EV +0.5
レンズの焦点距離 : 43(mm)
画質モード : CCD RAW
現像 : SILKYPIX(+1.5EV)

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