常陸小川駅は,鹿島鉄道の西と東を分ける位置にあり,複線の対面式ホームということもあって,路線の中で最も立派な駅と言える。石岡発の半数近い列車は,この駅で折り返しとなる。

 鉾田方向から走ってきた列車はしばしこの駅に停まり,そしてよく晴れた夏空の下にうっすらとかかったかげろうの中に走り去っていった。かつてはもっと活き活きとしていたであろう駅舎は今は古びて,降り立つひとはわずか,時が止まったかのような風景だった。

撮影日:2006年7月30日
撮影場所:常陸小川駅付近にて

撮影データ

カメラ : PENTAX *ist DS
レンズ : PENTAX FA★80-200mm F2.8

露出時間 : 1/1500秒
レンズF値 : F8.0
ISO感度 : 200
露光補正量 : EV -0.5
レンズの焦点距離 : 140(mm)
画質モード : CCD RAW
現像 : SILKYPIX(+1.0EV)

Adobe Photoshop Element 3.0にて一部トリミング

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