内装・インテリア:
この「エリシオン」の魅力の一つは「上質なインテリア」だと思う。厳密には「ダッシュボードが」という修飾子が必要だろう。
右のダッシュボードまわりの写真は配線がごちゃごちゃとしているが、純正のすっきりと上質な雰囲気は伝わるのじゃないだろうか。
気に入っている点としては横一文字に入っている木目パネルだ。
・ 木目パネル
エリシオンの木目パネルは上品な色合いできれいだと思う。
横線基調のデザインが好きな私としてはこの配置もなかなかだ。
しかし、木目を使っているところが少ない気がする。
上級グレードになると後席の方には木目が増えるが、それよりも運転席まわりの一体感を重視したい。
・ 表面材質
ダッシュボードまわりのグレーの材質は安っぽいプラスチックだ。
これは、もう少し何とかしてほしかった。
木目パネルが上質な雰囲気を醸し出しているだけに残念だ。
ただ、組み立てはきれいにはめ込まれており、ぐらつきも少なく上質な作り込みを感じられる。
・ ステアリング
私の購入したグレードはVGで標準状態ではウレタンステアリングだ。
ウッドステアリング好きな私としては交換を前提としたい。が、クルーズコントロールが付いている関係で、スイッチが絶対に必要だ。
対応しているステアリングは発売されるだろうが、最近はすくないような気が・・・
で、とりあえず純正のウッドステアリングを付けてみた。
5万円もするのは納得できないが、必要出費とした。
し・か・し。このステアリング、ウッド部分はとても握りやすいが本皮(風?)の部分が握りにくい。太さが違うから、と言うのも大きな原因だろうが、滑りやすさも全然違い、使いにくい。
こんなことならウレタンの状態にしとけばよかったか?
・ メーターまわり
「スーパー立体自発光メーター」と呼ばれる、ブルーのイルミネーションが美しいメーター。結構見やすい。ただ、見慣れてしまうと感動もなくなってしまうが。
前車はセンターメーターだったが、やはりこちらの方が見やすい気がする。
・ 収納
細々とした収納がたくさんあるが、どれも使いにくい。
助手席のグローブボックスは小さく使いにくいし、ドアポケットの収納もいまいち・・・
デザイン重視かな?と感じてしまう。
・ シート
前車から乗り換えて比較すると、ちょっと堅いような気がする。
だが、長距離乗るにはいい堅さなのではないだろうか。
フルフラットにする機会などはあまり無いのだが、できるならしてみたい。って感じでやってみたが、これがいまいち…8人が「乗用車的に」乗れることを前提にデザインされたシートフルフラットにした時に段差が大きくとてもではないが「快適に」横になれるスペースにはならない。
雪山に行ったときくらいしかすることも無いだろうが、ちょっと困った点だ。
・ センターテーブル
結構便利。だが、倒せたりする事の便利さがいまいちわからない。
長尺ものがセンターに置けるメリットはあるがウォークスルーをあまり使わない私は常に荷物おきになっている。それならセンターにもっと便利なコンソールを用意した方がいいかもしれない。
・ オーディオまわり
エリシオンのウリの一つに純正の8インチHDDナビ&プログレッシブコマンダーというのがある。3L車には標準装備だ。しかし、このナビがいけない。
助手席・後部座席からモニターが見えない!これでは「フロントエンターテイメント」を目指す私には納得できない。
と言うことで、「ナビレス」仕様で購入。
プログレッシブコマンダーはなかなかおもしろい。イルミが入ると円形スイッチのまわりが青く光り、多数のスイッチ群に明かりがともる。いい雰囲気だ。
この辺の詳細は「特製装備−カーAV・ナビ編」で。
・ 昇降性
これがいけていない。
「低床技術」を謳っている関係からか、ステップがない。しかし、全然低床ではないために乗り降りがしにくい。
確かに、ドアを閉めてしまえば車内はフラットな空間となり広々感はあるが実際の乗り降りに支障があるようでは困る。
この状況では子供や老人は「階段」持参となってしまう。
さらに、社外品のエアロを付けた場合、開口部下に階段のようにエアロが張り出す。これがいい感じの階段になってしまう。しかし、FRP製の簡単な部品なだけに踏んだら壊れてしまう。なんてこった!
それが故に私のエリはノーマル外観である。踏んでいいエアロがリリースされたら購入を検討しよう。
・ その他
「上質感」はあるものの、収納のところでもあるように「もう少し考えて作ってほしかった」点はある。
・リアスライドドアのアームが収納されるスペースが車内に張り出しており、圧迫感を醸し出している。前車のエスティマでは同じスライドドアであったにも関わらずそんなことはなかった。できないことはないはずだ。
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