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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.213 やよいさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
桂の活躍 20手台

くるくる展示室No.213 やよい

持駒桂4枚の無防備小駒歩なし図式。 四桂詰の香りが漂う初形です。
とりあえず、桂を打っていってみましょう。

 29桂、36玉、28桂、35玉、27桂、34玉、26桂、25玉、

最後33玉は43金まで。 これで終わるとくるくる展示室No.212 u-makuさんの縦版ですが、25玉と逃げることで、打った桂を跳ねる展開に。

 37桂、24玉、36桂、23玉、35桂、22玉、34桂、33玉、

桂跳ねで詰むと、ちょっと変わった四桂詰という感じですが、本作はまだ続きがあります。

 43金、34玉、44金、35玉、45金、36玉、46金、37玉、47金 まで25手

下向きの金追いで、4枚の桂をすべて消してしまいました。
最後は還元玉で、金香3枚ずつのきれいな詰上り。
妙案65番図巧64番詰将棋博物館より)から始まる縦型の四桂追戻詰の流れをくむ作品。四桂追戻詰はくるくるNo.31で紹介、更にシンプルにした作品をくるくる展示室No.140で菅野哲郎さんが発表しています。
本作がこれまでの作品と違うのは、打った4枚の桂をすべて一度跳ねるところ。四桂詰と四桂追戻詰を融合させたおもしろい趣向です。 4枚の桂が「打って跳ねて消える」のは爽快で、解答者の感想にも傑作、佳作、好作ということばが並びました。

作者:
「四桂追い戻り詰め」をテーマに作ったものです。同趣向は作例が多くオリジナルな味を出しにくいですが、本作は打った四桂を全て跳ねさせる工夫をしました。くる展No.168の外枠をそのまま使っての発展形という仕上がりですが、同作を作図した時なぜ桂4枚使うアイデアが出なかったかなあ…というのが反省点です。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

やまかんさん:
やよいさん自身のくる展168を発展させたものですね。またくる展140の菅野作より桂馬を跳ねてるぶんだけ
こちらのほうが気持ちよい。これは一般の将棋ファンにもぜひ見せたいですね、美しい手順です。
凡骨生さん:
桂縦連打から桂連跳び面白く収束の金引も似合っている。
三輪勝昭さん:
暗算で作意は直ぐ分かりましたが、確認に発狂寸前。
解いた後、盤に並べて鑑賞しました。
打った桂を跳ねて行くのは最高に気持ち良い。
しかも最後は全部消えるとは。
くる展の傑作です。
長谷繁蔵さん:
下で詰むかと思ったら・・・
長谷川琴さん:
見た事がある様で、無いんでしょうね。
名無し名人さん:
途中で四桂詰かと思ったら大ハズレ。桂が全て消えるとは。
きたさん:
桂が全部消える詰め上がりが気持ちいい。
S.Kimuraさん:
打って跳ねた桂馬がすべて消えるのは凄いですね
池田俊哉さん:
四桂追い戻し詰でそれぞれ一回桂跳びが入るのは新しい。佳作
隅の老人Bさん:
途中で4桂詰かと思った。その桂が見事に消えた、くる展の好作。
キリギリスさん:
2度も桂4枚が縦に並んで、しかも全て取られるとは。
名城健太郎さん:
1往復!
小林巧さん:
こちらも持ち駒四桂。
美しい桂のタンデムが…
あらら、不思議、うたかたの夢の如く次々と消えていく様は見ていて楽しい。
やぶいりさん:
終わってみれば桂が活躍した痕跡はなし。
占魚亭さん:
打って跳ねて消える爽快感。

くるくる展示室No.213 解答:17名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  きたさん  キリギリスさん  小林巧さん
  ストンリバーさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  名無し名人さん  長谷川琴さん
  長谷繁蔵さん  藤田卓志さん  凡骨生さん  三輪勝昭さん  名城健太郎さん
  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。