盤面全体の大がかりな配置。 これもあぶり出しなのでしょうか。
初手は金を取るしかなさそう。 同玉は82飛成までなので、同との一手です。
83香成、同と、
次も金打から87香ぐらいしかありません。
92金、84玉、87香、同馬、85歩、73玉
87香にすぐに73玉は83香成で簡単。 また85香合も同香、同成銀、同と、73玉、62銀、64玉、65歩、同成銀、同とまで。
ふた筋ずれて、また金が取れる形。 趣向が見えてきました。
63桂成、同と、72金、64玉、67香、同と、65歩、53玉
43桂成、同と、52金、44玉、47香、同馬、45歩、33玉
23桂成、同と、32金、24玉、
ここまでくれば飛車を取って収束です。
16桂、15玉、25飛、16玉、27と まで33手
8手1サイクルの2筋ずつ横に送る趣向詰。 そして本作もまたまた市松模様のあぶり出し!
くるくる展示室No.136、No.137、No.164に続く、菅野さんのくるくるアート第4弾。
これまでで一番面積の広い市松模様。
趣向が進むのにつれて、だんだん大きな市松模様が現れてくるのは楽しいですね。
本作も盤面全体の配置でびっくりしたのか、解答者は少な目でしたが、解いてない方も、この楽しさを、上記棋譜で手順を並べて、ぜひ味わってください。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 凡骨生さん:
- これ又、優雅な市松模様だ。
- 池田俊哉さん:
- 上下からの連打に逃げ惑う玉。詰め上げてみればやっぱり市松模様。
詰め上がりに駒台に並ぶ桂香がきれい
なんと、詰上り、桂香以外全駒の使用駒趣向にもなっているとは。
- 小林巧さん:
- 詰め手は二の次に、格子になるように手順を進めて見ました。
- ほいさん:
- 市松を感じさせない?初形ですね!
- 隅の老人Bさん:
- 現代版、秘曲集?
易しいことは良いことだ、宗大夫も裸足で逃げる。
秘曲集にも「平窓」のようなくるくるアートがありますね。
- 占魚亭さん:
- これは壮観。
- S.Kimuraさん:
- 詰上がりの市松模様が綺麗ですね.
8手目や24手目に同成銀とすると早詰めするのでしょうか.
8手目同成銀は、同と、73玉、62銀で早い。
24手目同成銀は、同と、33玉、23桂成、同と、42銀以下同手数駒余り。
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