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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.164 菅野哲郎さん
くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:

くるくるアート第3弾。30手台


香やと金の斜めの配置が、斜め追いの趣向を予感させます。
まずは銀打ちの斜め追い。

  68銀、66玉、77銀打、75玉、86銀打、84玉、95銀打、83玉、

84歩は打歩詰。 打開の手段は?

  73と、同香、84歩、74玉、

と金を捨てて玉の逃げ道を作り、打歩詰を打開します。
しかしまた75歩が打歩詰。 どうやら打歩詰を打開しつつ斜めに追う趣向のようです。

  64と、同香、75歩、65玉、
  55と、同香、66歩、56玉、

歩がなくなったので、36龍と補充して継続。

  36龍、46桂合、同龍、同飛、56歩、47玉

趣向はこれで終わり。 収束に入ります。

  39桂、38玉、27角成、39玉、28馬 まで31手

くる展 No.164 詰上り図斜め1往復の趣向詰でしたが、それだけではありません。 盤に並べて詰上りをよく見ると・・・
なんと、くるくる展示室No.136No.137と同じく、市松模様があぶり出されました。
一粒で2度おいしい、菅野さんのくるくるアート第3弾でした。

趣向詰は規則正しい繰り返しなので、あぶり出しとは相性がいいのかもしれません。
とはいえ、想像もつかない初形からこのきれいな市松模様をあぶり出すのは、すばらしい手腕。

本作、くるくるとしてはちょっと難しく、暗算では厳しかったかも。
解けなかった方も手順を並べて、この詰上りが出現する光景をお楽しみください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
詰め上がり綺麗な市松模様。
池田俊哉さん:
四銀連打から打歩回避の趣向、さらに詰め上がり市松と文句の無い作品
小林巧さん:
46に打つ合駒が桂しかないとは…
金桂歩しか持駒にありませんが、歩合は二歩、金合は取って金打までなので、桂合となります。
ほいさん:
まさかこんなアートな詰め上がりとは・・・!
隅の老人Bさん:
くる展らしい趣向で進行。詰上げて、アッ! 上手い上手い。
占魚亭さん:
きれいな斜め市松。
S.Kimuraさん:
打ち歩詰めの打開に苦労しましたが、詰上がりが斜め3列になって驚きました

くるくる展示室No.164 解答:7名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  小林巧さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん
  ほいさん  凡骨生さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。