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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.166 u-makuさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:

馬と桂馬の協力。10手台


これはきれいな配置。 持駒も桂4枚となれば、思わず解きたくなりますね。

初手、18角成や18馬が目に映りますが、26玉から15玉と逃げられるとどうしようもありません。 これを防ぐには、出題コメントにあるように、29桂から37馬と「馬と桂馬の協力」が必須。 37馬に25玉では36角成の1手詰ですから、逃げ方も35玉が絶対です。

  29桂、26玉、37馬、35玉、

縦横にふた筋ずれて、また同じ形。 これで馬と桂が協力する趣向手順が見えました。

  47桂、44玉、55馬、53玉、
  65桂、62玉、73馬、71玉、

4回目の83桂から収束に入ります。

  83桂、81玉、91馬、72玉、73桂成 まで17手

83桂までで詰めた方も。 気持ちは分かるんですけど、すみません、不正解です。
81角を72角にして、(61と、52歩)を52とにすれば、83桂まで13手詰になります。
また、81角を18角にする案もありそう。 この場合は36角成と成れないので、29桂、26玉、37馬、25玉、36角、35玉、と6手サイクルの趣向になって、83桂まで17手詰です。

作者:
くるくるにはよくありそうな形なので類似形はあるかもしれません。 調べた限り同一はなさそうだったので投稿してみます。 狙いは手順を見たらすぐわかるように桂馬で拠点を作りながら馬で追いかけるというもの。 (馬と桂馬の協力)

この趣向手順自体は、将棋龍光23番にあります。 こちらは盤面いっぱいの大がかりな配置で、打った桂の利きを利用して龍追いの復路が入る往復の趣向詰です(早詰あり)。 あわせてご鑑賞ください。


棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
桂と馬の連携が絶妙。
ほいさん:
これは作者自信作ですね。少ない駒数で盤面全体を使って完全な手順。
きたさん:
今月は桂馬の特集ですか
意図したわけではないんですが、桂+馬、と+桂、桂+桂、桂合をさせない龍ノコと、桂に関係する趣向がそろいました。
市橋宗士さん:
馬(角)桂の協力で玉が斜めの階段をスルスル。角は取られてしまうんですね。並びの歩が壁になっている。
占魚亭さん:
9一馬で詰んでいると錯覚。
吉田京平さん:
考えどころはないが気持ちのよい手順。
長谷繁蔵さん:
紛れあり
小林巧さん:
桂馬の階段を登る馬…。
最終手、9一角成で終われば美しいのに…は、望みすぎか…
しろねこさん:
角、桂の連絡が非常にいい。桂馬4枚。実にすばらしい。
DD++さん:
3枚目の桂は用済みと思って頭の中から消していたので収束がパッと見えませんでした。
池田俊哉さん:
19馬が一直線に91を目指す。81角の効きをうっかりしそうになった
隅の老人Bさん:
これぞくるくる、かくあらまほし。
hiroさん:
桂馬と龍馬。まさに「馬」の活躍ですね。
S.Kimuraさん:
最後は馬ではなくて,桂成でしたか.
タクさん:
桂馬と馬がテンポ良く交互に動いて詰む手順が楽しい。
嵐田保夫さん:
雁行か。
やまかんさん:
最後まで桂馬、馬のリズムでよし。

くるくる展示室No.166 解答:19名 正解18名

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  市橋宗士さん  市原誠さん  S.Kimuraさん
  きたさん   小林巧さん  しろねこさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん
  タクさん  塚ア彰仁さん  DD++さん  長谷繁蔵さん  ほいさん
  凡骨生さん  やまかんさん  吉田京平さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。