バルセロナ&南仏日記

INDEX

97年4月24日(木):出発、バルセロナ到着
4月25日(金):バルセロナ満喫(その1)!
4月26日(土):バルセロナ満喫(その2)!
4月27日(日):地中海に浮かぶショパンが逃避行した島、マジョルカ島日帰り観光
4月28日(月):バルセロナから南仏/プロヴァンスへ移動。アヴィニュン・アルルへ
4月29日(火):プロヴァンス満喫。リュベロン地方〜エクスアン・プロヴァンス〜マルセーユ
4月30日(水):コートダジュールドライブ紀行(エクスアン・プロヴァンス〜モナコ)
5月1日(木):国境を越えてイタリア(サンレモ)へ
5月2日(金)・3日(土):帰国


97年4/24(木)
出発

今回のツアーは会社の同僚の工藤君と行ったのですが、彼はラテンファンで目的は7年振りのバルセロナ訪問。私の目的地は南仏プロヴァンス。
2人の行きたい所が電車で5時間弱だったので相乗りしました。G.W突入の直前に有給を2日とって97年4月25日(木)に出発し、G.Wが終わる3日前の97年5月3日(土)に帰国するというスケジュール。
今回の旅の目玉はバルセロナと南仏プロヴァンスでしたが、結果的にはスペイン・フランス・イタリアまで行き3カ国歴訪9日間の旅になり、地中海の北西海岸をイベリア半島からイタリア半島の手前までぐるっと周遊し、地中海に浮かぶマジョルカ島にまで行った旅でした。

飛行機の予約は1カ月前。当然ツアーは満杯でしたが、ANAの正規格安チケット(G・E・T)が数席残っていて、すべりこみセーフでチケットを入手しました。
このチケットの値段は19.1万円でしたが、普通は高くて買わない正規格安チケットも、普通の格安チケットの相場が上がる時期は意外と狙い目です、なにしろ正規チケットですから事前にチケットを送ってくれるし、払い戻しや座席の事前予約の条件が団体格安チケットとは随分違います。19.1万円でも高いとお思いでしょうが、たった1日後の4月26日(金)発は29万円に跳ね上がる為、安く行ける最後のチャンスだったのです。
ホテルはAMEX、ユーテル(ホテル手配会社)ANAに電話して予約しました。

出発は工藤君も私もお初の成田空港第2ターミナルから。そしてこれまたお初の日本のキャリアでの出発。ANAの機内は国内線とまったく同じイメージで、なんだか延々と国内線に乗っているみたいでした。パリのシャルル・ドゴール空港のロビーに出て初めて外国に来た事を実感した程です。あれでせめてフライトアテンダントの制服でも変えれば印象は違うんだろうにと思います。JALがリゾート便で機体の塗装・内装、フライトアテンダントさんの制服まで変えたリゾッチャを運行していますが、あれはグッドアイデアです。
機内サービスは先回利用したヴァージン・アトランティックに比べてかなりグレードダウン。パーソナルTVモニターなんてもちろんないし(最近のシカゴ便、北京便はある)、食事もハッシュドビーフ・サフランライス添えかマーボ豆腐・ライス添えの選択です。
私はマーボ豆腐を選びましたが、味はその辺の安食堂のマーボ丼そのものでした。
良い点は、シートのリクライニング角度が明らかに高い事、ヴァージンと比べても仰向け度合いは高かったです。それと、いざって時の信頼感ですね。
機内映画は「ジャック」(ロビン・ウィリアムズ主演の4倍の速度で育つ子どもの話)と伊丹監督の「スーパーの女」の2本でした。ANAは映画を見ている時にあんぱんが出ると聞いていたのですが、オールドファッションスタイルのドーナッツが配られました。

さて、ANAパリ行き205便は11:30発で同日16:45にパリに到着。
早速シャルル・ドゴール空港のカフェ(8.5F/190円)でお茶をしましたが、出てきたカフェを飲んで私は「おえっ!やっぱ濃い」、工藤君は「なんだか薄いな〜」と印象が正反対(このカフェの濃さへの反応の違いが、その後どんどん加速していく事にその時は気づきませんでした)。
乗り継ぎ時間はフライトスケジュールでは2時間45分もありましたが、ターミナルを移動して、カフェに入って、DFSを眺めていただけであっと言う間に過ぎ、エールフランス1118便19:30発で出発。
評判の良いエールフランスの機内食を初めて食べましたが、評判通りANAとは雲泥の差。さすがです。見かけはごく普通なんですが、おいしいのです。デザートの小さなタルトでさえおいしいと思わせるものでした。


バルセロナ到着

バルセロナ到着は21:10。この時期のヨーロッパは夜9時前まで明るいので、バルセロナに着く直前に暗くなりました(海側から着陸する場合、着陸直前に進行方向右側にバルセロナの綺麗な夜景が見れます)。

天気は晴れ。空港からは市内までは、バスも出ていますが我々は空港に隣接しているRENFE/国鉄(305Psa/275円)を利用。空港ターミナルから駅までは連絡橋(昔の千歳空港と似た感じ)を渡って行けます。車内にはクラシック音楽が流れ、車内アナウンスはスペイン語とカタルーニャ語(スペイン語の方言ではなく、バルセロナが属するカタルーニャ自治政府の公用語)でした。
「次に停まるのは?(女性の声) カタルーニャ(男性の声)」が、スペイン語では「プロキシマ、パラダ? カタルーニャ」。カタルーニャ語では「プロペラ、パラダ? カタルーニャ」ですから聞いた感じでは相当違います。
ホテルは国鉄からカタルーニャでメトロの回数券を買って(10回分の回数券/タルヘタ 460pts/414円。1pts=ペセタは約0.9円換算)に乗り換えて30分位で到着。メトロの駅Clotからは歩いて2分位、ホテルの部屋に落ちついたのは夜11時前でした。
移動時間は家を出てから約22時間。まあ普通ですが、やはりなが〜い移動でした。
ホテルはユーテルで予約した4つ星の
HOTEL ATENAS。5450Psa/4,800円(一泊)。ホテルの回りは住宅街で何もないので、この日は外には出ずシャルルドゴール空港で買ったシャンペン(119F/2,620円)で乾杯して寝ました。


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