4月26日(土)、2日目(晴れ 最低気温10度、最高25度位 風無し)

バルセロナ満喫(その2)

朝、ホテルのカフェでスペイン風オムレツを食べていると、日本人のおやじが「きのう夜中にロビーにいたヤツがうるさくて、うるいさいって言ってやったけど全然静かにならなかった」とブーブー文句を言ってました。
「いったいどーなってんだ! 日本じゃ考えられない!」
と言ってましたが、日本じゃないんだから考えられない事が起きるんだよ、おやじ!
1泊4,800円のホテルなのに「こっちは4万も払ってんだ!」と意味不明な事も言ってました。あんなおやじの面倒を見るんだから添乗員さんは大変です。
この日は別行動の日でしたが、工藤君が先回行きそびれたミロ美術館までは一緒に行く事にしました。
メトロで(パリやロンドンとは違い、治安が良いのか田舎なのか、視界に入っていたおばさんとお姉さんが3人も寝てました)エスパーニャ広場に行き、ツーリスティックバスでモンジュイックの丘のミロ美術館へ行きました。美術館の近くの小さな公園でおじさんが闘牛の練習をやっていて、一人が赤い布もう一人が牛の角を2本持って真剣にやっていたので嬉しくなって写真をパシリ。
ミロ美術館に着いたのが10時半過ぎだったのですが、開館が11時からだったので、12時にレアル広場のカフェで待ち合わせることにしてここから別行動。私はモンジュイックの丘の北にそびえ立つ宮殿のようなカタルーニャ美術館(500pts/450円)へ。展示室は宗教物のみだったので即出て、ミロ美術館へ、ミロ美術館は白い専用の建物で自然光が採り入れられた美しい美術館でした。その後バスで待ち合わせ場所のレアル広場へ。


その間工藤君は(以下工藤作)
ミロ美術館もロープウェイも 11:00 オープンだったので、とりあえずオリンピック・スタジアムをうろうろして (アメフトの準備がしてありました)、その後ロープウェイでモンジュイック城址へ。景色を眺めて (バルセロナ港の眺望がグッド!!!) から降りてきてミロ美術館をうろうろ。その後フニクラ (登山電車) でふもとの Metroの駅 (Paral-lel) まで降りたら何と Metro が休み。仕方なく歩いてランブラス通りまで行きました。(駅前からランブラス方面へ行く道はグェル邸の前を通る道です。)


(待ち合わせ成功後は)
カフェ(またまたAMBOS MUNDOS/アンボスムンドス)でオレンジジュース(350pts/315円)を飲んでから、近くの前夜地元の人がずらーっとならんでいたレストラン/ラ・フォンダで昼食。
私はまたパエリア、今度は肉入りパエリア・パレリャーダ(シーフード+肉入りパエリア685pts/617円)、工藤君は肉料理を注文。
これにサラダ、カフェ、ミネラル、デザート等8品を注文して2人で3,675pts/3,300円!並ぶ訳です、雰囲気もいいし。
その後、ピカソ美術館(300Pta/270円)へ行ってまた別行動。
ピカソ美術館は中世の貴族の館をそのまま使っていて雰囲気バツグン。展示されている作品も赤の時代を除くとほとんど網羅されていて必見です。
ピカソ美術館の後はアンティークショップをひやかしてから、食器屋さんでお皿とマグカップを買い、フェデリコ・マリス美術館へ(300Pta/270円)。ここはパティオにオレンジの木が植わったバルセロナ伯爵時代の館を使用した美術館ですが、展示物は聖母子像とか宗教画が山の様にあるだけで、私にはうんざりする内容。これまた即出て買い物へ。土産物屋ではアラブ人の店番が「トモダチ?ネビキ? トモダチ?ネビキ?」と繰り返し言ってました。
その後メトロの駅に行ったら(工藤作の部分にも書いてありますが)土日は運休中!
運行中の路線も運行本数や運行時間が限られていて、日本おやじじゃないけど「いったいどーなってんだ! 日本じゃ考えられない!」と言いたい気分でした。
でもここはエスパーニャ。平日でも昼食と昼寝(シエスタ)の為に12時から2時位までお店を閉めるお土地柄ですからしょうがない。そう言えば初日に駅の構内アナウンスでウノとかクワトロとかドスとか盛んに数字を言っていましたが、あれは多分運休の事を言っていたんだなーっと今さらの様に思いだしました。
全ての入り口をチェックしても開いていないので、あきらめて20分位てくてく歩いてバス停へ、路線バス(130pts/117円)に乗ってカタルーニャ広場へ。広場に面したデパートに行ってスペイン風のお皿やマグカップ、オリーブオイルとビネガー入れ、サングリアかきまぜ用の木ベラを買いました(7,330pts/6,597円分)。

その後疲れはてて一人でカフェでアイスクリーム(475Pta/428円)を食べてから、一端ホテルへ。7時にホテルの部屋で待ち合わせをしていたので荷物をおいて、夕食へ出発。彼は別行動中はガウディの設計したカサ・ミラに行ったそうです、カサ・ミラは今も人が住んでいるアパートで昔サントリーのCMにも使われた名所です。彼曰く屋上が波うっていて塔も幻想的で良かったそうです。
ゴシック地区の昼食をとったラ・フォンダのすぐ近くの人気レストランLOS CARACOLES/ロス・カラコレスに行ってバーカウンターでウェイト。またまたサングリアを飲みながら待つ事3〜40分。
やっと席につき、まずアンダルシア地方の夏の名物スープ/ガスパッチョ/Gaspacho(475Pta/428円)を飲みましたが、これがやたら旨い!野菜とトマト、にんにく(スペイン語でアホ)、だし用スープをミキサーにかけて作るだけというシンプルなスープなんだそうですが、ちょっと強めのにんにくとトマトの相性が絶妙で、冷たさが心地よいスープでした。今回のツアーでプロヴァンスを含めて一番おいしかったのはこのガスパッチョでした。
メインは僕はカタルーニャ名物のうさぎのローストを食べました。うさぎは鳥肉のローストように香ばしく、おいしかったです。
店内は賑わっていていかにもバルセロナのレストランでした、流しの歌手までいました。
お会計は2人で6,600Pta/5,940円。値段も安いし、最後に記念の絵葉書までくれました。観光客を意識したお店ですが、地元の人も多いしお薦めです(このLOS CARACOLESも紹介しているホームページ/Gourmet in Balcelona「バルセロナでグルメ」はこちら)

この日も深夜バスで帰りました。


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