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 5月 4月3月2月   2001年1月

2001.5.31
はやくも前期授業の折り返し点を通過していくところ.
1年生がCの課題をあれこれ工夫している様子が楽しい.
簡単に回答を公示しない方がおもしろいかも.

夕方、卒業生の藤枝君が来訪.新しい仕事の様子など.

ブーチの古い本をみつけたのでざっと読み流す.
「方法論は表記法に終始するものではない」ときっぱり.
ここだけを読めば言葉としてはあたりまえだけども
システム設計の話としては軽くはない確認と思う.
Rubyの作者によれば方法論などは、まあ、固いことを
言うな、のような感じになってますます好感がもてる.

2001.5.29
朝、急いでapacheのログを整理してhttpdを再起動する.
pascalのStringListクラスの使い方で、コンマ区切りのテキストを
全自動で採取してくれるのが、まったくありがたい、というか
古いトークン切り出しを書かなくてもよくなったのは学生にとっては
いいかどうか、という問いがすでに古いのだ.その先にあるもの.

2001.5.28
perlの授業でpostgresにsqlを依頼してデータをwebに出してみる.
高岡からの監視サポートでエラーログであふれそうになっていることを
帰宅してから知る.CGIの実習に使う機械を別にしなくては.

2001.5.27
土日はpsacalのデバグで缶詰状態.
インタフェースのモデルというのも真剣になると
整然と書く何かがあるのだろうな、と思いながらも
切羽詰まっているので力づくで書きなぐってしまう.
ドキュメントはあとで、という典型的な例.

夕方、休憩がてら書店を歩いてまわり
西垣通、養老猛司、RedHatの7.1.

2001.5.24
新しいUMLの入門書を読んでいたら、 たまたま今読んでいるヨードンとか
はもう古い、とか言っている.
いろいろなダイアグラムの文法を解説しているだけなのにそんなことを
言っていいのか、どこが古いのか具体的に言ってみろ、
とか思いながら読んでいたけども途中でやめて
奥本大三郎に切り替えて気分をなおす.

2001.5.21
定番の木構造に入る.
ヨードンの古い本(1991)を掘り出して読みなおすといい感じ.
OODとかが華やかな時代だった.だった、というのは華やかな
割には消化不足のままこの10年を経過したということか.
島田雅彦.

2001.5.20
早朝に1時間ほど練習、あとはずっとごろごろしながらOMT関係とLisp.
寝ながら加藤周一.

2001.5.19
初回の公開講座でひさしぶりに緊張する.
oopは、すでにプログラミングの枠組としては定着しているけれど
概念として、最初から基本的なことを確認してみるのも悪くはない.
しかし、何かもう、プログラミングのことをこまかく伝達する時代でも
ないような気がしていたことが、しゃべりながらはっきりとしてくる.

クラスの概念は、プログラミングの発展、というよりは
クラス間の関連付けで、現実をどううまくモデル化するか
というところに、基盤をおくべきなわけで(いまごろ何を言ってるのか?)
いっときの構造化プログラミングなんかとは次元とスケールが違う、
 
 

ということはプログラマの果たす役割が大きく変化してしまっている
ということでもある.

2001.5.16
Cの初回の演習.

機械に向かうのと、鉛筆で紙に向かうときの顔つきがこうも違うのかと、おどろく.
機械で書いて動いたことが本当に脳味噌を通過して理解したことなのか、
ただのバイパスなのか?????こんな疑問をもつ自分の脳味噌が古いのか?

森口繁一のドリルでFORTRAN-7000を覚えたころの
印象がまざまざとよみがえる.あのとき自分は18才だった.
学部生でないものは計算センターを使わせてもらえない
時代だったので、このFORTRANの手書きコードだけが財産だった.
(もちろんパソコンなど存在しない時代)

夜2時間ほど、OSの話をまくしたてる.

2001.5.14
家人の都合で自宅.
蓮實重彦の、きらきらと光るナイフのように切れ味の鋭い文章におどろく.
バッサリとある著者を切っているところなどはおそろしいくらい.
爽快な気分になる.
macのdbのバグが取れずに2時間ほどうなってしまう.(ウゥウゥ)

2001.5.13
水墨画美術館で、横山大観.技は圧巻.
これ以上うまくは書けないだろうというくらいにうまいのでは.

帰りにベアボーンを購入.しばらくは手持ちのセレロンでがまん.
1週間ぶりに長距離を走ってみる.
村上龍のなにやらグジグジした文章.

2001.5.12
NTに40Gのミラーを付ける.
布村先生はルータとメールの設定.
夕方寺主君も現れて、仕事の話などで雑談.

2001.5.10
午後、学生の入院先へ.しばらくは酒もタバコも
飲めない健康な生活が送れそう.寝ながらjavaの
リファレンスでも読んでほしい.
病院のすぐ近くに無線パーツがあるので行って
みたけども定休日だった.

きょうの熊本地裁判決は感動的だった.
人気で踊っている小泉君あたりはどのような
対応をとるだろうか.

松本清張の「砂の器」をぜひ読んでほしい.
あるいは、映画のほうが芸術度は高い.
今は亡き加藤嘉の名演技が思い起こされる.

2001.5.9
学生は連休明けの脳軟化がまだなおらないのか
Cで硬化してあげようと思ったのに、根性が足りない.
塩野七生が終わってどうしようと思っていたら
デイトの「データベス概論」の第6版が届く.
ゆっくり読みたいが、明日使うperlのライブラリを
読まねば.

2001.5.8
塩野七生のルネサンスものを終わってしまう.
読みたい本が終わると、次の本が決まるまで
落ち着きがなくなる.
Cの練習問題を書いて寝る.

2001.5.7
「データ構造」の講義に過半数がいない!大型連休の続きか.
静かに、2分探索の3種類のコードを書き下して
プログラムの醍醐味を味わう。いい授業だったなあ(自画自賛)
if文が1個少ないことのマジメなところが伝わればよし.
欠席したひとはかわいそうな人たちだ.
これで課題が3個たまったぜ.

popメソッドをライブで書いていて途中、頭が空白になる.
連休の疲れか.どこかでバグっていそう.

2001.5.6
1時間ほどだらだらと練習.
春爛漫か、ひばりがたくさん鳴いている.

七尾美術館でピカソの陶芸展.
勝駒を切らしたので、久方ぶりに久保田を飲む.
林望氏の新刊で芸大を退官して作家専門と
なったことを知る.あいかわらず痛快な文章.

気象庁のデータCDをつらつら眺めているうちに
酒がまわってしまう.

2001.5.4
1時間ほど練習.
書店でLinuxの雑誌を買ったついでに
塩野七生の新刊があったので購入.ルネサンスに
いたるローマ法王庁vsイタリア貴族の政治関係を
さらさらとドラマ仕立てで書きすすむ筆の力.
どこかの経済企画庁の役人の書いた本とは次元が違う.
トロツキーの3冊目.

2001.5.3
書類関係の雑務で登校.静かな職員室で仕事がはかどる.
午後、科技庁の知人と打ち合わせ.
夕方メールを使ったアプリケーションのことで打ち合わせ.

坂本龍一の続き、なかなか読ませる.
「約1年ぶりにヨーロッパに来てますます確信せざるを得ないのは
アメリカが世界から孤立しつつあるということ。まるで島のようだ。」
「頭の中がマニュアルでいっぱいになてしまった人間たちに対する怒り」
とか、一瞬ギクリとする.

計算機を媒介に伝えることのできること.(おっと思わず哲学だぜ)
最大公約数的な学校や授業にどれだけの意味があるのか、とか.
教室に2人以上の人間がいれば、すでにそこから「劇」は始まって
いる(ゴダール)、ということを察知しないうすらトンマな状況とか.

4月は完全にネットワークにふりまわされた時間だったので
今ごろその反動がやってくる.ゴミ箱を蹴飛ばす.

2001.5.2
連休の間なので、勝手に大型連休にして授業に
顔を出さない学生がいる.うらやましい.お返しに
おもしろい宿題を出しておく.
昨日、8回生の吉田君が、連休を利用して帰省したついでに
ちょっと授業に顔を出してもらう.
UMLはかなり使っているよう.Solarisにしたらいい、とか
GNOMEはもうSunでは事実上の標準だとか.
さっそく$75でSolarisを申し込む.
ううん、やることが多すぎ.