【恋人たちのお時間】
いじめられていた過去を持つ真紀としては、友達の危機を察したら身を投げ出してでもそれを止めましょう。
ええ、森さんの例のイベントです。
何となく、舞より田辺の方が熱っぽく引き止めるような気がします。
森さんを引き止めた後、久しぶりに午後の授業でも出てみようかなーと思って教室に向かうと、机の中にはなっちゃんの手紙が!?
「えっ!? どうして狩谷クンが、コレを……? ていうか、わたしはずっと彼(善行)に縛られていくんじゃないかと思っていたのだけれども、違うの……? わたしの心は……」
そんな気分でした(笑)。
ちうかホントにもう恋愛は出来ないのではないかと思ってました。
捨てられた時点で、身も心もフリーになっていたのですね!
嬉しかった……(T▽T)。
そんな混乱した気持ちだったので、またもや返事一発即OKです(笑)。
なっちゃん 「僕と付き合ってみないか?」
まき 「……わ、分かりました。……はい。はい、です」
しかし恋人同士になったのは良いのですが、次の会話が色気の無いことこの上なし。
なっちゃんの「ヨーコさん馬鹿」発言だったんですよ……。
色気どうのではなく、人間性を疑われる発言を恋人に……。
その他も、幻獣はどうのとか、恋人達の語らいには相応しくない話題ばかりでー。
これはまたもや早まりましたか?(汗)
そういうわたしもネクタイの為にバイトに行きましたけどね。
仮面カップル?(笑)
いや、それでもバイトをあがったらハンガーに行って、なっちゃんと森さん担当の3番機の修理&テストを二人に代わって行いましたですよ。
5時間も!
付き合い始めてから仕事の作業量が落ちてしまっては、周りから何を言われるか判りませんしねー。
その間、ねーさんが深夜まで側で見ていてくれました。
手伝ってはくれませんでしたが、見ていてくれているだけで幸せです☆ ←脳味噌とろけてます。
次の日、なっちゃんと会話リターンズ。
昨日の話題は、ほら、付き合い始めだったから緊張しちゃっていたのかもしれませんしー。
今日の話題は、平等とはなんぞやとか、足の怪我のせいで離れていった友人の事などなど。
「そんなの本当の友人じゃない」
……って、なんとなく恋人の会話? ねえ? それッポイですよね?(笑)
言葉を失うなっちゃんとわたしですが、こうしたディープな会話をするのが真の恋人たらんか!?
悪くない! 悪くない! イイカンジよっ!
この話を聞いた翌日、祭ちゃんと一緒に下校。
道すがら彼女からなっちゃんの中学時代の話を聞かされます。
……うわーっ!!!! 色々な意味で耐えられないーっっ!!!
祭ちゃんの想い人であるなっちゃんと付き合い始めてしまった事とか、付き合い始めたわたしに何故になっちゃんの過去を話すのだろうかとか、中学時代の事を考えると昨日のなっちゃんはどういう気持ちで話していたのか、そして「そんなの本当の友達じゃない」と言ったわたしの言葉をどう受け止めたのかとか……etc。
……どどど、どうしよう??(混乱)
それと同時に、こうまでプレイヤーに物語メイキングさせるガンパレというゲームに、底知れぬ奥深さを感じましたが。
【元カレからの連絡】
ああ、今日で善行が関東へ帰還して1週間経つのね。
善行からの連絡(近況報告)を、委員長である萌ちゃんが受け取りました。
「……にっこり笑うんです。すべてはね、そこから始まるんです。人の上に建つ人間は、にっこり笑うのも仕事のうちですよ。部下が不安になるでしょう? 大丈夫。あなたはうまくやります。それをイメージしなさい。私はもう、手伝うことは出来ませんが、心はいつもあなた方の側にあります。よろしい。では涙を拭きなさい」
こ、このシチュエーションは……たまりません!
善行が! 萌ちゃんに! 「笑うんです」と命じる!
ぐ、ぐはぁ……。何というシチュエーションでしょうか。
なんか萌ちゃんに「負けた」って気がしました。
形式上、彼とは恋人になりましたが、彼の心の中には萌ちゃんの事があったのではないでしょうか?
そして、それを誤魔化す為に真紀と付き合った……とか?
たった2日だけでしたが、その時間の中で自分の心を偽る愚かさを悟った彼は、自分がみんなの為、そして何より彼女の為に何が出来るのかを考えて関東に帰っていったのではないかと思うようになりました。
お、オトコじゃないですか! 善行忠孝!
ダシにされてしまった真紀ですが、仕方が無いなー、と。
いいですよー。もう。わたしはわたしで元気にやっていますからー。
もう、何とも思ってません。
でも、たった2日だけの彼女でしたけれど、一言くらいあっても……。
ちぇ。
善行が支援を開始して、各戦区の兵員が増強されました。
有言実行のオトコ、善行。
で、真紀はというと、またデートもしないうちに別れたりするといけませんので、速攻でなっちゃんと[映画館デート(3)]です。
……なっちゃんの、いくじなし……(^_^)。
手ぐらい、握ってくれても、いいじゃんねぇ?
……などと思いつつも、同時に「デートで4000円使っちゃったけど、ネクタイは買えるかしら?」とも考えていたわたしは罪深き女でしょうか?
ごめん、祭ちゃん。 ←うしろめたい。
この事が後日、とんでもない事態を引き起こすことを、この時のわたしは知る由もなかったのでした……。
【人生とはかくも難しきコトなり】
なっちゃんの陰謀でタッキーがスカウトへ配属。代わって若みーが無職になって2組へ。
あのー。現在、阿蘇に空前規模の大軍団が出現してて、戦況はめっさ不利なんですけど?
タッキーに死ねとでも……?
もしかしたら誠意が足りない恋人にムカついた腹いせ人事なのではないかと、ちょっと心配。
しかしタッキーには頑張ってもらうしかありません。
わたしはわたしで幻獣の攻勢に対抗するために、茜の2番機整備士配属を陳情します。
一番被害率が激しい機体なので。
1番機の特攻被害も相当なものですが(苦笑)。
そしてバイトしたお金が20000円貯まりました。
これからは整備に忙しくてバイトも出来なくなるかもしれないので、貯まって良かった〜と思いながら、浮かれ気分でネクタイを購買部に買いに行きます。
「やっと買えるのね! そして、あの人にプレゼントしたら、あの人、何て言ってくれるかな?」
↑こんな事を心の中で思いつつ、小走りで。
……が。
ネクタイは税込みで23000円だったのでした!
恐るべし、戦争消費税(15%)!
21650円しか持ってないです……(T_T)。
無いモノは仕方が無いので、もう1日だけアルバイトを……。
バイトの後はもちろんハンガーでお仕事を。前日の出撃で1・2番機が故障しているんです。
頑張らなきゃ、と思っているところ、森さんから「新井木さんが仕事をしているところを見たことがない」と言われます。
あのー。すぐそこで座っているのが新井木さんなんですけれどー?
わたしに言わないで、本人に言えば良いのに……と思いつつ適当に返事を返していると、今度はその新井木から「なっちゃんを賭けて決闘」だと言われます。
……すぐ側で、なっちゃんも聞いているんですけれど?
……ちうか、お金が足りなくて欲しいものが買えず、その為にアルバイトで疲れているのに他人の機体まで整備したのに、クラスメイトの影口に付き合わされた挙げ句に、恋人を賭けて決闘ですか?
もう、イヤ! こんな人生!
やってやろうじゃん! なっちゃんを賭けて決闘!
こんな人生、恋人まで無くしてなるものですか!(笑)
まき 「……わ、私が、本気を出したらどうなっても……し、知りませんよ」
新井木 「綺麗な花には棘があるってコトバ、知ってる?」
体力が心配でしたが、とにかく勝利!
まき 「……あ、私が勝ったんですか? ……ご、ごめんなさい!!」
喧嘩に勝った後、さすがにもうハンガーに行く気にはなれず、小隊長室へ。
祭ちゃん、仕事手伝うから、ここに居てもいい……?
消沈しているわたしを慰めるかのように、彼女はハリセンをプレゼントしてくれます。
そして最近、なっちゃんが「なっちゃんって呼んでも怒らなくなって、一歩前進ってカンジ」とか発言。
……もしかして、祭ちゃん。わたし達が付き合っているコトを御存知無い?
知っていての発言だとすると、それはそれで背中に冷たいモノが流れます。
どうなる、わたしの人生!?
余談ですが、新井木とわたしの関係。
新井木はわたしの事を「大親友」だと思ってくれているようですが、わたしの方は「友情−13」「愛情−9」だったりします。
自分、外面が良いのかもしれません(苦笑)。
【誤解されたネクタイ】
戦闘はそれなりに大変ですが、福岡の第6師団から増援が送られてきたりして、何とか無事にやってきています。
そして整備に忙しい中でもアルバイトを続け、ようやくイカスネクタイを購入できました!
残金の事も考えて、30000円まで貯めました。
さっそく遠坂クンにプレゼントして[ネクタイ]イベントです!
……って、遠坂が恋人宣言ですか!? たったこれだけの事で?
ていうか、なっちゃんとの関係はどうなっているんですか!?
浮気? わたしの浮気で、なっちゃんとは破局ですか?
勝手に勘違いして恋人宣言した遠坂も遠坂ですが、とにかく……祭ちゃんにはこの状況を説明しなければ!(汗)
わたしは遠坂クンの事は「気になる」程度なんですけど、彼が勝手に「運命の絆」だと思っているんです……って。
彼女に対するうしろめたさ、倍増……。
これだからブルジョワって嫌いなんです!
自分が何でも思い通りに出来ると思って!
傲慢なんですよ、あなた達は!(怒)
そうこうしているウチに、恐れていた争奪戦がなっちゃんと遠坂の間で発生。
遠坂 「あなたですか。田辺さんの周りをちょろちょろしている虫は」
なっちゃん 「なんだ、嫉妬しているのか? 見苦しい奴だ」
な……なっちゃん! カッコイーよォッッッッ!!!(≧▽≦)
声が良いんです、声が! ←保志総一郎さん☆
こんな状況でも余裕をカンジさせる声なんですヨッ!
あらためて惚れ直しました。
お邪魔虫はオマエだ、遠坂。
でも、ここはそうとも言い切れず、おどおどとしてしまいます。
「えっ、えっと」
真紀ちゃんらしいっていうかー(笑)。
しかし遠坂となっちゃんの二人に睨まれるのは恐ろしいですね。
お昼ご飯をクラスメイトと一緒に食べたとき、森さん曰く。
「言ってやったわよ。そんなバカ男とは別れなさいって」
誰の事かは存じませぬが、わたしへのアドバイスと受け取りました。
そうですね。
遠坂には詫びを! なっちゃんには礼を!(by「ッポイ」相模真)
まずはなっちゃんに謝る事を先にします。何となく、そういう順序が妥当かと。
なっちゃん 「とうとう狙いは定まったということか。そうだろうな。計算高い女さ、君は」
真紀 「……あの、浅はかでした。……ごめんなさい」
なっちゃんは判ってくれました。嬉しかったー!
その勢いを借りて、次の日曜のデートも誘ってみます。75%の成功率でしたが、これも成功!
なっちゃん 「それじゃあ、僕も頑張らないとな」
こんなバカな女なのに、許してくれるのね……。
ありがとう、なっちゃん! 人生、捨てたもんじゃありません!
次は遠坂の誤解(勘違い)を解かねばならないのですがー。
遠坂 「……結局、女はみんな同じと言うことか。僕の母も、あなたも……」
な……殴りたい……。殴って、コイツの性格を粛正したい……。
何の前置きもなく、何を言ってるのでしょうか? 彼は。
あんたの母親の事なんて、知るもんかーっ!!!
しかし勘違いさせるような事をした自分にも非はあると思い、ここはグッと我慢して【別れる】提案。
真紀 「……ごめ……ごめん……なさい。別れて下さい」
遠坂 「だったら、忘れないようにさせてやる。私は、あなたを諦めない」
ギャーッッ! ていうか、キャーッ!
もしかしなくても乙女のピンチですか!?
サイテーな男です、遠坂。女の子の敵です。
結局、この日は納得してもらえず、別れるのは翌日以降に……。
波瀾万丈マイライフ……。
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