風の松原を歩く

これまでの足跡 04年10月

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最終更新 04/11/30

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04/10/1(金)
 10月といえば新米が出て、きりたんぽの季節。能代ではきりたんぽのダシを取るためには、キンダケを欠かすことが出来なかった。そのキンダケが貴重品になってから何年にもなる。
 今朝はキノコ取りの道具を持った人に10人以上も出会った。ただ、私が出会ったときにもう帰りがけだった人はほとんど収穫がなかったようだ。9月始めから朝の散歩に小さな熊手のようなキノコ取りの道具を持って自転車に乗った人が多くなっていたが、今日は実際にきのこを捜している人を撮すことが出来た。
 キンダケを「さがす」のは、現在は「捜す」という漢字がピッタリする難しさだ。一番上左の青いヤッケを着た人が、左手に杖のように使っているのがきのこ取りの道具だ。我が家にも2本残っているが父が亡くなってからは20年以上もほとんど使っていない。
 今から30年以上前には、夜明けとともに松林に入ると、朝陽にキンダケ(一般にはシモコシというそうだ)が映えて、金色に光って見えたものだ。20年前にはきのこ取りの熊手様の道具で黒松の根っこを掘り起こさなければ見つからなくなってしまった。まるで黒松の根を耕すような状態で、キンダケの絶滅につながったと思う。
 9月前半までは、自転車で風の松原に入った人は、いこいの広場付近に自転車を置いて、歩いて散歩するのが一般的だったが、上から3段目の写真のように、林内深くに自転車が多いのは、この付近ではハツタケなどが今でも採れるからだろう。
16番地点右側の林内 30番地点から13番地点に向かった右側林内
25番地点右側に残る松の倒木 26番地点手前左側のコスモス
30番地点から13番地点への中間点に
自転車が10台位も駐輪していた。
10番地点付近は小さなピンクの花が満開状態
名前を知っている人は教えてください。

04/10/2(土)
 今日は31番地点東側できのこ取りをしている人の中でビニール袋を一杯にしている人もいた。
 18番地点北側、地上2.5メートルくらいの場所にこんなものが付けてあった。これは栄養剤だろうか。更に進むと、22番地点から右折するのがジョギングコースだが、50メートルほど直進した南側に枯れた黒松が1本あった。マツノザイセンチュウによるものだろうか。木の肌を見てくるべきだった。
 今日の散歩の終わり頃になってゴール近くの杉林の中に1本枯れた杉があった。杉が枯れたのはどうしてだろうか。
 末広町子供会が6月10日頃に植え付けた花壇は、左側にあったひまわり以外はまだまだ元気だった。 

18番地点北側でこんな松を見た。栄養剤? 22番地点から直進した南側に1本だけ枯松が
59番地点南側杉林に枯れ杉が1本。 末広町子供会の花壇はまだまだ元気

04/10/3(日)
 昨日、秋田市で高校の科学部の顧問をしている人に会った。夏休みに秋田県から青森県にかけて松林の調査をしたことを話してくれた。松くい虫被害は八竜町で食い止めている。象潟は良いが、本荘から秋田までは壊滅状態だ。内陸部にも入りかけていて、雄物川町のアカマツが危険になってきている。青森県は大丈夫だが、太平洋側で危険な兆候がある・・・。といったことを話してくれた。祝賀会の会場での話なので、都会の雑踏の中で立ち話をしている感じで、詳しくは聞けなかったし、聞いたこともうろ覚えであったが酔いが醒めるに従って少しずつ思い出してきた。

 午後、風の松原を歩いてみて、9月30日に書いた、道路に付けられて測量の標識には「A○○」と「D○○」のほかに「B○○」というのも見つかった。しかし、同じく30日に写真を載せた55番地点付近の倒木はまだ処理されていなかった。一緒に歩いた人と「電気ノコギリを持ってきて伐ってしまおうか」、「その場合には国有財産を損傷させた罪とか、もし持ち帰った場合には窃盗罪とかに問われるのか」などと話してきたが、一体どういうことになるのだろうか。


04/10/4(月)
 今日はスタート地点から50番地点〜40番地点〜30番地点と逆回りに回り、9番地点からトリムランニングコースに入ってスタート地点に戻るコースを歩いた。70分ほどである。
 10月2日に気付いた枯れ松(2日の項参照)について、22番地点から行ってみた。それはマツノザイセンチュウによるものだった。痛々しい傷跡だ。

22番地点付近の枯れ松 地上1.5m付近南側 地上1.5m付近東側

 そこから戻って、トリムランニングコースに入ってから、たばこの吸い殻を3個発見した。ここは昨日の午後も歩いたが昨日は気が付かなかった。夏のうちはこんなことは見かけなかった。朝に健康のために松原を歩いている人がたばこを吸っている様子を見たことはない。ただ、22番地点の十字路には白いベンチがあり、そのベンチにいつも空き缶が置いてあったのが気になっていた。ジョギングコース20〜29の画像を見ていただきたい。あの「23番地点への交差路」の写真は6月11日撮影だが、あの元画像を拡大してみると、やはり向かって左側に空き缶が置いてあった(同時に、6/11の写真には枯れ松は写っていなかった)。だからあのベンチで休憩して一服している人がいるのかも知れない。
 今は夏と違って、普段は歩かないきのこ取りの人たちもいるから、もしかしたらくわえたばこの人がいたかも知れない。コース内のあちこちに「禁煙」の標識があるのだから、絶対に守ってもらいたい。

1300m地点で発見 1400m地点で発見 58番地点付近の道路南側で発見 ゴール手前でまた発見

04/10/5(火)
 今日はスタート地点から6番地点〜22番地点をそのまま直進、港湾道路まで出てUターン、9番地点からトリムランニングコースを通ってゴールというアスファルトばかりのコースを歩いた。
 昨日書いたたばこについて気になったので、22番地点のベンチを見た。

22番地点付近の十字路に置かれたベンチ 6月からあった吸い殻入れのカン

 確かにベンチには底が壊れたカンがあり、中には吸ったばかりと思われる長めの吸い殻が10本以上も入っていた。缶の底は錆びて穴が開いているのが分かる。どなたか定期的に掃除してくれている人がいるのだろう。
 そういえば、9月30日夕方5時半過ぎに13番地点の白いベンチの前を通ったとき、コンビニ弁当のカラが4個落ちていた。袋も何もなかったので、そのままにしてきたので、翌朝通ったときには7:30を過ぎていたせいもあって、13番地点のベンチはきれいに掃除されていた。
 吸い殻に気をつけて歩いていると、あちこちに落ちている。私がこれまで気付かなかっただけかも知れない。下の写真のようにぞっとするものまであった。

 22番地点から更に進むと、こんな風景が目に入った。左の写真はエナジアムパークへの通路まで行かないうちの海側、右の写真は港湾道路に近くなった場所の東側だ。どちらもキノコを探して草地をかき回した様子だ。根かきと同じような効果を生むのだから、昔からやっていたこのことが、黒松の保護に役立っていたと思う。

 上2枚の写真の反対側(海側)を見ると、キノコを探した後は全くなく、アカシヤがすき間なく生い茂っている。下の2枚の写真がそれだ。進入禁止ゲートに向かって右側(東側)がキノコ取りが歩いている場所。左側はアカシヤが密生し、深いヤブ状態でキノコ取りが入る隙間もないところ。まもなくクロマツがアカシヤに占拠されてしまう感じだ。


04/10/6(水)
 今日の北羽新報にこんな記事が載っていた。
今後は”秋駆除”効果的  県立大の小林教授
   県松くい虫防除研修会
  能代山本など100人参加 寒冷地での対策示す

 県松くい虫防除研修会が5日、秋田市の県立大で開かれ、同大生物資源科学部の小林一三教授を講師に市町村や森林組合の担当者らが寒冷地でのマツノマダラカミキリの生態を考慮した防除方法を学んだ。小林教授は「伐採駆除は、カミキリを駆除するのが目的。発病木を十把ひとからげにして駆除するのは不効率」と指摘。カミキリは産卵期(7月下旬〜9月下旬)の発病木に寄生するため、今後は秋駆除に重点を置いた防除が最も効果的と従来の防除方法の転換を指導した。(以下省略)
 小林教授は、松くい虫防除対策の中で行政予算を最も投入している伐採駆除の目的は「マツノマダラカミキリを駆除するのが目的」だとし、カミキリが寄生するのは7月下旬から9月下旬までの産卵期間の発病した木であり、それ以外の発病木には寄生していない。」「被害木全体の8割から9割はカミキリが寄生していない。カミキリがいる木、いない木を分けて対処しなければ効果的な伐採駆除と言えない」と指摘したという。
 発病木の見分け方については、発病初期に樹皮をはいで、あま皮(内樹皮)を観察して「白っぽい」のが健全木、「白に茶すじ」があるのが産卵の可能性が大きい危険木、「黒っぽい」のが産卵対象外(駆除対象外)などと説明した、と書かれている。
 昨日(10月5日)、不思議に思って撮した木の写真を右に紹介するが(この木は57番地点付近)、この木は「白っぽい」なのか「白に茶すじ」なのかもう一度見てみよう。

04/10/7(木)
 今日はスタート地点(6:04)から55番地点(6:11)から42番地点を通り、そのまま港湾道路(6:18)へ。そして港湾道路の歩道を南進し、風の松原の外周を歩く。泊地入口(6:28)から松原側を通り、休養広場への入口(6:29)、29番地点への入口(6:35)、23番地点への入口(6:44)を通り、泊地の終点から湾岸道路の歩道に出る(6:47)。エナジアムパーク入口(6:52)を通り、湾岸道路のカーブ(6:57)を回り、ロケットセンターへの入口(6:59)を通り、5日にも通ったばかりの、いこいの広場に向かうゲート(7:01)を入る。エナジアムパークに抜ける小径の入口(7:05)、23番への十字路(7:10)、20番地点(7:12)、17番地点(7:16)、13番地点(7:20)、9番地点(7:24)、7番地点(7:26)、そこからスタート地点(7:34)まで戻るという初めてのコースを通った。これをもとに、「外周」というページを作成できることになった。各地点の( )内の数字は、写真に記録されている撮影時刻。


04/10/8(金)
 今日は、昨日に続いて「外周を歩く」の(2)を作成しようと昨日の反対側を歩いて「外周を歩く(2)」を完成させた。時間があまったので、「スタート地点から6番地点までの内側の小径」の取材も完了した。その後もう一度トリムランニングコースを歩いた。このコースを歩いたのは数日ぶりだが、喜ばしい発見があった。

 それはこの写真である。トリムランニングコース1300mにある松はマツノザイセンチュウに冒されて枯れ木になっていることは前にも何度か指摘していたが、その松が青いはちまきを締めたのである。どういうことかというと、最近ジョギングコースで測量が行われているらしく、赤や青の標識が目につくようになったことは9月30日の項に書いた。その後木に青いはちまきを締める作業が行われている。

 この写真は10/7の55番地点から42番に抜ける小径の写真だが、青いはちまきを巻いた木が何本も見える。このほとんどがアカシヤの木だ。これは伐採する木の目印だと感じていたが、今日の1300m地点の枯れ松の青いはちまきを見て、伐採木の目印だという確信を持った。


04/10/11(月:体育の日)
 このページを作り始めて5か月目になり、画像が多くなったので画像を縮小して対応してきたが、今回別のサイトを作って引っ越し作業をした。これで当分の間は画像容量を気にしないで作成できるようになると思う。またページの文字が小さかったが、それも見やすくなるように直していきたい。その作業のため、ホームページ作成やPDF作成の仕方を勉強し直しているので、読書の方が進んでいない。下の2冊を読み始めてから、旅行、祝賀会、大会応援と様々なことが重なったので、もう一度読み直しである。

 この2冊の書籍を能代市立図書館から借りてきたことは9月25日に書いたが、いつもこのページを見てくれている人からこんなお便りをいただきました。

 二井先生と松本さんの著書が出ていましたが、松枯れの原因について正しく理解するのは、なかなかむずかしいと思います。
 誰もが忘れているのは、松は、私たちと同じ生物であるということです。生もあれば、病も事故も、そして死もあるわけです。松が病にかかる、そして死を迎えるという過程で、その種類は60種ほどあるといわれています。
 人間も心不全、ガン、脳卒中等多くの病があるように、松も病にかかり死を迎えます。人間と同様、松も病を克服することがあります。能代高校の校庭の松のように。という内容でした。

 この中の「能代高校の校庭の松」というのは、平成11年のことでした。春になったら2階職員室の窓から見下ろす校庭のたくさんの松が赤くなってきたのです。そこで私は自分のホームページの中に「能代高校の松が危ない」というページを作り、写真入りで載せました。能代高校の生徒は「松陵健児」と呼ばれております。昭和49年、現在地に引っ越した際は校舎の周囲に3000本近い松を植樹しました。そういう学校で松が枯れるのは大変な事件でした。その時にもすぐに助言をいただくことができました。能代高校のホームページでも分かるように立派に回復しております。

04/10/17(日)
 昨日は、朝は好天だったが日中は雨交じりになるなど変な天気だったが、今日は朝からさわやかな天気だった。午前中に山本組合総合病院へお見舞いに行き、7階の窓から大開浜国有林を眺めた。ここも風の松原の一部だ。7階の窓からはこれ以上右の方を撮すことができなかったが、この右手に須田の浜や竹生の浜が続いており、そこまでが風の松原となっている。風の松原が南北14kmというのは八竜町に隣接した黒岡の松林から、ここ竹生の浜までを指す。その隣は、峰浜村ぽんぽこ山裏手の松林だ。

10/17午前 山本組合病院7階から大開浜国有林を望む
ここも風の松原の一部 左端は米代川河口
 手前は秋田しらかみ看護学院 駐車場に車が一台も
ないのは、ここが秋田しらかみ看護学院の駐車場か?
 
右手松林の奥に、大きな屋根だけが見えるのは、
能代山本スポーツリゾートセンター アリナス

 一度家に戻ってから、今度は風の松原へ。10月8日朝に歩いて以来だ。今日の好天に誘われてか、いこいの広場には大きな青いシートが何カ所も敷かれていた。いこいの広場に隣接した噴水のある池の様子も撮したが、秋半ばといった雰囲気ではない。日差しが強く、いこいの広場内にある桜の木以外では秋の様子が感じられない。

いこいの広場 噴水のある池
18番地点南側には自転車が5台 24番地点からの眺め
30番地点から海岸に向かう小径(左)のほか、
アカマツ林に入る小径(中央)が出来ている。
休養広場の雑木は紅葉している
10月8日に青いはちまきの松を見つけたが、今日
は番号がついた松があった。これは赤の293番。
こちらはニセアカシヤ。赤にH302と書いてある。
ここは39番地点付近。
41番地点の標識の松にも青いはちまき。見上げるとこのように枯れていた。番号は白で700番台
の数字がついていた。
42番地点から40番地点まで戻り、そこから1400m地点を目指す。この小径には両側に青いハチマキ
のニセアカシヤが多い。路面もきれいに刈られており、この小径を拡幅して整備するものと思われる。
まだ番号がついていない。

 今日10月17日付けの北羽新報に風の松原関連のニュースが2つある。一つは
松くい虫対策で報告会
県支援事業活用4団体 広域的な取り組み指摘も

 紙面では 「県の支援事業を活用して松くい虫対策に取り組んでいる民間団体による活動報告会(ワークショップ)が16日、能代市の風の松原など5カ所で行われた。ボランティアや県山本地域振興局、関係市町村などが参加した。」として内容を紹介している。
 その記事によると、「(秋田県)振興局は昨年度、「この松をみんなの力で未来まで」と銘打った独自の補助事業をスタート。具体的には、海岸松林の保全・環境整備を目的として実施する海岸清掃活動および森林整備活動に対し1団体当たり最高20万円を助成している。ワークショップは、その活動報告会として初めて開いたもので、補助を受けた風の松原に守られる人々の会、東北電力能代火力発電所まつぼっくり風の会、能代港黒松友の会、八竜町松くい虫被害木調査ボランティア協議会の4団体と同振興局、関係市町村、白神森林組合などから合わせて約30人が参加した。」「市営陸上競技場での開会行事の後、八竜町芦崎、能代市河戸川、後谷地など5カ所を回り、各団体の代表が活動状況を報告した。」と書かれている。

 もう一つのニュースは、記事ではないが、「読者のひろば」に能代市内の主婦67歳という人の投書があったこと。この投書には私も同感だったので概略を紹介したい。

    「風の松原」に楽しい目印を
 「健康のため、この夏ごろからほとんど毎日、「風の松原」を歩いています。松原を歩くと、体の中が清浄されたような壮快な気持ちになって、毎日の生活に張りがもてるようになりました。こんないい環境を残してくれた先人に感謝しています。
 聞くところによると、今度この「風の松原」が整備されるということです。それでお願いですが、松原内の所々に目印のようなものがあれば、散策して楽しいし、初めての人も迷うことなく目標を持って歩けるのではと思うのです。
」として具体例を列挙しておられます。
 そして、「友人に「風の松原」散策の素晴らしさを話しても、「方向音痴で林の中に入るのはどうも怖い」という人がいて、そう思いました。市民にかけがえのない「風の松原」。もっと多くの市民に親しんでもらえたらと思います。」と結んでおられます。

 私がこのページを書く場合でも、例えば「18番地点」という時、自分で作成した『風の松原 散策コース略図 第5版』を手元に置いて確かめています。また写真を撮す場合も、100メートル毎にある標識も撮しておいて、どの地点で撮影した写真かが分かるようにしています。コースのシンボルになる木や通りの愛称があればわかりやすいと思います。


04/10/22(金)
 テレビのニュースでは昨日まで台風23号の被害を一日中放映していたが、今回は四国、広島、岡山、京都、富山、岐阜、長野の被害が甚大だった。我が家では台風15号(8月20日頃だったか?)の被害に懲りて、その後は台風予報とともに庭木の鉢類を車庫に避難させている。今回秋田県では被害がなかったので、昨21日午前中は、避難させていた鉢類を庭の定位置?に戻した。
 今朝は久しぶりに朝6時から風の松原を散策し、7時半過ぎに家に戻って新聞を読み始めたら来客あり。インターフォンの画像には見慣れない顔が写っている。玄関で応対したが、客人が名乗るまで誰だか分からなかった。「日々の記録 9月27日」に登場する<私のHPを見てくれている長野の知人>だった。新橋駅で一度会ったことがあるから30年ぶりくらいの再会だった。彼が「8時半から仕事があるので」と言って戻った後、北羽新報を見たら「農水大臣賞は地元独占 全銘展審査会入賞60点、今日から即売」や「量、質とも誇れる大会に 150人出席、4年ぶり能代開催祝う 記念式典 西方設計に銘木大賞」といった見出しで第48回全国銘木展示大会の記事が掲載されていた。長野の知人もその大会に来たのだという。岐阜、富山などの台風被害のため来能が遅れてしまったと話していた。
 そういえば一昨日あたりからテレビで全銘展関係のニュースをやっていた。鳥海山のふもと仁賀保町から掘り起こされた樹齢300年以上の神代杉や熊本県の市房杉(樹齢500年以上)が報道されていた。 

 ところで、今日の散策で見たもの、感じたことを写真で示す。

8番地点付近(ジョギングコースとトリムランニングコースの三叉路)に3本あるリキダマツの葉が
黄色くなり落葉が始まった。
11番地点付近の風景 04/10/22 16番地点付近の風景 04/10/22
18番地点付近 松の枝にも所々黄色い葉が
 04/10/22
20番地点から19番地点(右)を振り返る
04/10/22 左側の小径(私が作成した
地図では点線表示)も人の踏んだ形跡がある。
31番地点付近からの広葉樹 04/10/22 36番地点東側
 松よりもニセアカシヤ等の雑木が多い
42番地点を過ぎると雑木や蔦などの紅葉が目立つ 左は43番地点、右は48番地点 04/10/22

04/10/23(土)
 今日はいこいの広場北側をスタート、広場内の桜並木を撮し、8番地点からトリムランニングコース1400m地点(6:27分)へ。そこから40番地点(6:34分)までのコースを上る。所要時間7分だが、途中で写真を14枚撮影しているので100mを80秒で歩いたとすれば距離は500m程か。この小径は伐採、整備が予定されていると思われるので、現状を別のページに記録しておこう。また今度は距離を測るためだけに歩いてみよう。

真ん中に写っている時計は6時17分を指している。
カメラ記録は6:18。暗すぎて紅葉の様子が不明。
帰りに再度撮すべきだった。
これからはUP用には日中来る必要がある。
休養広場地点。この写真を撮っている時、右手
海側から登ってきた方と話をした。「初めて来た
がすばらしい林だ」という。帰る道を聞かれたの
で、42番地点から左折と、23番地点から右折の
2方法を教えたが、30番地点から右折を忘れて
いた。
昨日、「20番地点から19番地点を振り返る」とい
う写真を載せたが、その場所から左の小径に初
めて入った。秋になってキノコ取りによって踏み
固められたばかりの径はまだ柔らかい。
04/10/23 7:01:29
ここは真っ直ぐな小径で目印になるものがまる
でない。入って100m程のところに上部の葉が黄
色になった松が1本あった。04/10/23 7:03:38
目印になると思われる木はこの桜。道路にはみ
出している。  04/10/23 7:04:20
向こう側からおそろいの白い服の2人がやっ
てきた。  04/10/23 7:06:20
27番地点か30番地点から入ってきたご夫婦が
手前を横切る。この夫婦は毎日6時頃に6番
地点から0番地点裏の小径を通り、42番地点
から27番地点で左折、ここを通ったと思われる。
04/10/23 7:07:05
強いてシンボルツリーを挙げれば、この小径
ではこの真ん中2本の松か? この2本だけ
が広い道路からはみ出している。先ほどのご
夫婦が右の松に隠れようとしている。
04/10/23 7:07:15
ようやく終点に到着。右に曲がればすぐに左折
できる小径がある。左に振り返れば27番へ行く
小径と30番へ行く小径の三叉路が見えるのだが、
その写真は省略。04/10/23 7:07:58
これが右折してすぐ左折する小径。しかし、キ
ノコ取りの人たちはここに自転車を置いて入る
ので、小径はまだ踏み固められていない。
真っ直ぐの道路ではご夫婦の姿が消えようとし
ている。真っ直ぐ行く先は13番地点へ。
 04/10/23 7:08:45

04/10/25(月)
 23日に書いたことを今日実行した。14番地点スタート6:34:50、42番地点到着6:39:24秒。所要時間5分34秒。これを100m65秒で割ると、5.13。今日は途中では一度もスピードを落とさず、写真は1400m地点と42番地点で撮しただけだからタイムロスはないと思う。その中で、最初の上り坂にかかるところで100m、点線部分との十字路までは更に50mだ。とすれば十字路から40番地点まで350mもあることになるが、そんなに長いとは感じなかった。全体では450mくらいなのかも知れない。

今日は花壇が朝日に映えてきれいだった。6:16:43 道路右側に署名活動の人がいて驚いた。10/25 7:15

04/10/26(火)
 今日はいこいの広場からスタート、23番地点から更に西に進み、泊地のボート係留側を端から(6:35)端まで(6:48)通り(ボートが270隻係留されていた)、休養広場に出(6:56)て、27番地点から13番地点に抜けていこいの広場に戻ってきた。
 今日は、風の松原散策路では普通であれば起こるはずがない交通事故(自損事故)があった。9番地点まで戻ってきた時(7:18)、道路前方に黒く太い線が書かれていた。その線は真っ直ぐに6番地点入口まで続いていた。
 よく見ると3本あるリキダマツの隣のマツに何かがぶつかった跡があり、地面には白い塗料が散らばっている。推測だが、この松に正面衝突し、あわててバックして直進したものの、ゲートがあったので脇をすり抜けようとしてハンドルを切ったが低地に落ちてしまったか、それともラジエータ液漏れかオイル漏れのためにハンドルを取られて脇に落ちたのではないかと思う。フロントガラスも傷ついており、運転手の姿はなかった。
 このクルマはどうして散策路に入り込んだか、1100m地点のゲートは高くなっていたのでトリムランニングコースから来ることはできないが、50番地点かロケットセンター側の入口があいていたのだろうか? 昨日は50番地点を通ったが、今日はどちらも通らなかったのでわからない。
 あるいは大森神社入口から入り、トリムランニングコースとの交差点を左折すれば、ここまで入るのは可能だ。左折地点のゲートはずいぶん前から下がったままでクルマの通行には支障がない。しかしその場合には写真1の左側から出てくることになるので、松の木との正面衝突は無理。「大森神社入口から入ってここを通過し、10地点以遠まで行って、どっかでUターンしてきた」とみるのが素直な考え方だろうが、その場合Uターンできるのは22番地点か?

写真1 写真2
写真3 写真4

04/10/27(水)
 確か23日のことだったと思う。(23日の記録を振り返って読んでも書いていないが)28番地点付近海側の松林でキノコ取りをしている男性がくわえタバコで歩いているのを見て驚いてしまった。すぐ近くには奥様と思われる人も一緒にキノコ取りをしていたのだが危険とは思わないのだろうか。あまり近くてカメラを向けることがためらわれたので画像はない。

 24日にはコンピュータ操作の手違いから0401〜0418まで18枚の写真をなくしてしまった。コンピュータの中を検索しても見つからないので、カメラから転送する前にフォーマットしてしまったものと思う。こんなことは初めてだ。あの中には当日我が家に来たお客様と玄関前で撮した写真もあったので残念だった。
 コンピュータを使い始めた最初の年(日本海中部地震の年だったか)には、担当していたPTA会報のファイルをなくしてしまい、試し刷りをしてあった原稿を頼りに一晩かかって打ち直したことがあった。(あの時はNECの9801Uという3.5インチフロッピーを使った先進的な機種だったが短命だった。その次に使った9801VMという機種は次の学校を出てからも使っていたから10年以上も使用したことになる。)

 この「風の松原を歩く」と無関係のことを書いてしまったが、今朝の散歩の最初に昨日の自動車事故の現場を通ったが、車は既に撤去されていた。今日は写真を4枚しか撮らず、ひたすら歩いた。ゆっくり歩いたのでは寒いため、カメラを向けるよりも、休まず歩いた方が良かったのだ。いこいの広場からトリムランニングコース、50番地点、23番地点、8番地点という逆回り。45番地点付近は、このところの朝晩の冷え込みで蔦の紅葉が素晴らしくなっていたのだが、まだ明るさが不足と判断、今日の映像はこの2枚。


04/10/28(木)
 昨日、「今日は写真を4枚しか撮らず、ひたすら歩いた」と書いたが、私の歩くスピードは、早い時で100mが65秒である。それ以上の速さで歩くのはむずかしい。
 先日25日に1400m地点から40番地点までの距離を調べるために歩いた時も同じ速さだった。ところが、40番地点で私のすぐ前を歩いていたご夫婦と思われる二人のスピードは私が追いつけないほどの速さだった。私がいつもの速さで歩いていると、少しずつ離されていくのだ。ピッチを上げると離されずに付いていくことができるが、結局追いつくことができなかった。40番地点から6番地点まで一度もペースを下げずに歩いた上で、6番地点から東側に離れていった。きっと何年も前から毎日歩いているのだろう。

 今日は紅葉の写真を何枚か撮した。紅葉と言っても風の松原に紅葉する広葉樹がたくさんあるわけではない。松や雑木に絡まるツタが紅葉している。特に雑木の多い43番地点から48番地点のツタの紅葉が良い色合いになってきた。

43〜44番地点付近の様子 44〜43番地点付近の様子
47〜48番地点付近の様子 47〜48番地点付近の様子
雑木のほとんどない34番地点の東側(左の写真)と同地点の西側(右の写真)

04/10/29(金)
 今朝は素晴らしい好天だった。朝6時4分、東の空は朝焼け、西の空には満月が残っていた。母校能代一中も朝日に輝き、大森橋からは新能代八景の一つである白神山地が雲一つなく見渡すことができた。こんな風景は滅多に見られないのではないか。


04/10/30(土)
 今日はまだ作成していない小径のページを完成するために午前10時から1時間ほど、スタート地点から6番地点までの道路裏側の小径と大森神社入口から休養広場までとを歩いた。
 一昨日から続いている好天のため、日差しが強く、影が写りすぎて案内写真には不適だったかも知れないが、その場合にはこれまでに撮した写真を探して補おうと思う。これまでにもページを作成するつもりで何度も歩いているのだが、その日の内に作り上げてしまわないとどうしても忘れてしまうのだった。0番から6番地点の内側はもちろん600mだが、1100m地点から休養広場までも500〜600メートル程なのかも知れない。


04/10/31(日)
 今日は雨模様だったが降ってはいなかったので、昨日作成した大森稲荷神社から休養広場までの所要時間を検証するために歩いてみた。結論から書くと、長慶寺前の入口からいこいの広場入口まで2分10秒。そこからジョギングコースと交差する十字路まで2分8秒。そこから大森神社階段下の広場まで1分31秒。そこから自転車置き場脇の小径を上って頂上地点まで1分12秒。そこから下って幻の十字路まで2分16秒。そこから休養広場まで2分33秒。トータル11分50秒だった。距離にすると1,100メートル位か?

 ジョギングコースを歩いている時に下の看板を見た。いつも見ているので気にしなかったが、なんだかいつもと違うような気がして撮してみた。やはり違っていた。どうしてスタート地点近くの標識にだけ「特別保護地区」とも書かれているのか。これからは気をつけて見てみよう。

6番地点入口にある鳥獣保護区の赤い標識
この標識はあちこちに立てられている
スタート地点近くにある鳥獣保護区の赤い標識
こちらには「特別保護地区」とも書かれている

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