[ KITT's Scanner ] - KITTのスキャナーを追跡

<トップページに戻る>


シャーシをツーリングサイズに変更  2012年3月13日〜

 多忙のため、大きな進展はそれといって無いのですが、
 たまには更新しないと――ということで近況報告です。

 前章(第4章)で書きましたが、S2000のシャーシはM-04Lという型番で、一般的な1/10スケールのRCシャーシであるツーリングサイズよりも若干コンパクトに出来ているので、アオシマのナイト2000のボディには合いません。

 もちろん、ホイールベースについては自作のアルミパーツで一応の解決はしましたが――。

切り出したアルミで、ホイールベースを補間

 しかし、自作レベルでは、どうしても解決できない問題が一つ残されていました。

 車幅。

 下の写真を見てください。

タイヤがボディよりも内側にありすぎる

 なんかダサイですよね。
 タイヤが完全に隠れちゃってます。
 ホイールの車幅が足りなすぎて、ボディと合っていないんです。

 これは流石に、見ためのバランスが悪すぎます。
 なんとか我慢するつもりでしたが、やはり耐えられません。 忍耐の限度を超えています(泣)

 この問題はシャフトだけでなく、シャーシの構造レベルの話にもなってくるので、自作で解決しようと思うと、手間だけでなく金銭的にもデメリットしかなくなってしまいます・・・。

 ということで、M-04Lの利用は残念ながら諦めることにしました。
 代わりに選定したシャーシが、タミヤのオーソドックスなツーリング仕様シャーシの TT-01 (TYPE-E)

 これ、シャーシだけの製品もあるのですが、なぜか\12,800前後と高く付くので、このシャーシを採用しているボディ付きの製品を調達しました。(約2/3の\8,000前後で買える) ネットでも良かったのですが、たまーに行く川越市にある模型ショップ「ケイ・ホビー」に良さそうなのがあったので購入しました。 もう昨年のずっと前の話なんですけどね(^_^;

TT-01 TYPE-Eを採用しているワーゲンシロッコのボディ付き製品を調達

 ということで、早速組み立てます。
 本当に良くできたパーツで、簡単に組み立てられます。

 しかもこれ、4WDです。
 FRのナイト2000(トランザム)的にはどうかなーとは思いましたが、実際走らせてみると、FRよりも加速が良く、また低速域でも面白いくらいに実車さながらの綺麗なスピンターンをしてくれるので、このまま4WD版ナイト2000で行こうと思いますw ちなみにドライブシャフトのせいか、音は少し五月蠅くなったかかも。
これはボールベアリングで軽減できるレベルの音だろうか・・・?

 当たり前ですが、受信機やアンプ、サーボは使い回しです。 FET式アンプで、変な安全装置が付いてるので、前進から後退に変える時に、後退せず一度モーターブレーキがかかるのがちょっと厄介ですが。

 で、シャーシを新調すると、当然ステルスマウントも作り直さなくてはなりません。
 最初、今度こそは既製品のステルスマウントを使おうかと悩んだのですが、いざ測ってみると、ボディのボンネット裏に埋め込んだ電子回路部品(スキャナー回路や電装回路)とTT-01のデカいフロントデフがもうすぐ干渉するんじゃないかってところまで接近していて、スペース的にものすごいキツキツだったことが判り、フロントに既製品のステルスマウントの設置はちょっと難しいことが判明。 やはり自作することにしました。

 これは懸念点かと思いきや、私のマグネット式ステルスマウントは結構強力で、既製品のステルスマウントよりもボディの装着が簡単でありながら、固定力にも優れてると思われるので、その方向性で行くことにしました。 (ボディを載せるだけでカチッと吸着し、ボディを持ち上げても外れないし、横ズレとかも一切ない)

TT-01用に、新たなステルスマウントを自作

 前回は手頃なパーツがなくて、3mm厚のアクリサンデー板を曲げ加工してステルスマウントを即席で作りましたが、硬いと言っても、やはり適材適所があるもので、アクリルはRCの衝突時の衝撃に耐えられるような質の硬さではなく、以前誤ってヒットした時にバキッと折れてしまいました(ボディは無傷) もちろんアクリル接着剤ですぐにくっつきましたが――やはり、RCのような過酷な環境化でも耐えられる硬さと柔軟性が必要です。

 ということで、今回は強度と柔軟性に優れたABS樹脂の丸棒を採用しました。
 ABS樹脂というのは、要するにシャーシと同じ材質です。

 ホームセンターにて、1本1メートルくらいで売っていますが、\200前後で買えるので大変リーズナブルです。
 (1メートルもあれば十分です)

 まずは、この樹脂を前後用2組ずつ適度な長さに切って(この時点で4本存在)、次に4本とも片側を四角形状に削ってシャーシと樹脂ネジで固定する部分を作り、更に樹脂ネジをねじ込む穴もドリルで空けておきます。 終わったらABS樹脂に熱を加えて自由にクネクネし、マグネットの受け側(磁力のない方)を超強力両面テープで固定。 更に磁力のある方にも両面テープを貼って、受け側に貼り付けてボディを精密に位置合わせしながら乗せるとボディ側への接着も完了です。

ステルスマウントには、安価だけど強靱なABS樹脂の丸棒を使用

 ということで、ステルスマウントでボディを乗せた姿が下の写真。
 シャーシの車幅もボディと合っていて、超カッコイイ!!!!!

今度こそ、ボディとシャーシが一体になりました!

 ちなみに、ボディの保護シートは、まだ剥がしていません。
 本当に完成した時までツルツルボディのお披露目は、おあずけです。

 とにかく、ここまで来て、ようやく内装に取りかかれるというものです。
 補助灯や、リアランプのシルバーパーツに塗装を施して、実車ギミックします。

補助灯のシルバーパーツに黒マット塗装

 あとは、リアランプとサンルーフにスモークを貼って、ようやく外装が完成。

外装のフィルムを剥がして、ようやく完成

 相変わらず万年貧乏なばかりにストレートに地べたを踏めず、無駄に長い道のりになりました。
 たかがRC作るのにこれなので、実車なんて無理もいいところですな(泣)
 


第1章 : RC本体(シャーシ)の制作
第2章 : スキャナー回路を制作
第3章 : ナイト2000のボディを制作
第4章 : ナイト2000の制作、仕上げ
第5章 : シャーシをツーリングサイズに変更




<トップページに戻る>