オリーブ・ブランチ NO.176
2002年10月26日 土曜日
親愛なる友人、兄弟、姉妹の皆さん、
この二日間、タイベ教区に住む数家族とオリーブ摘みをしたせいか少し疲れており、寝たいと思っていますので、以下の二つの文書をみなさんにお届けして終わりたいと思います。
村にはたくさんの数のオリーブの木があることに非常に驚きました(2000本ほど)。つまり私たちの父親、そして祖父の世代の人々が一生懸命に働いて、村の丘や山のあちこちに木を植えてくれたということです。今や近代的な設備や技術はありますが、その息子たちが苦労して収穫をしているわけです。新しいものよりも古いものに価値がある、というのは本当にそうだと思います。
ワシントンで行われたHCEFの会議に出席された後、大主教はそのままロンドンに行かれ、カンタベリー大司教ジョージ・カレーのアレキサンドリア・イニシアチブを継続すべく聖地から様々な宗教のリーダーが会する会議に参加されました。10項目計画が盛り込まれた公式声明をここに添付します。大主教はシャィフ・タラル・セダーとラバイ・ミカエル・メルキオールと共に、聖地における異宗教間の対話促進や和解交渉への尽力に対し、カンタベリー平和賞を受賞されました。
大主教は、このままレバノンを訪問され、アラブ世界におけるカトリック大司教会議に出席されることになっています。情報や文書を入手し次第、この会議についての詳細をみなさんにお送りします。
今号もたくさん読むものがありますが、みなさんにも非常に役立つものだと思います。状況がよくなり、このようなニュースや文書でみなさんを煩わせることのない日がくることを願っています。
ラエド・アブサリア神父
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