オリーブ・ブランチ NO.176
アレキサンドリア会議で採択された10項目のプラン
2002年10月25日
聖地からの宗教指導者による協議の結果、今後の任務と課題についての詳細を定めた10項目のプランが出されました。
カンタベリー大主教、ジョージ・ケアリー博士によって主催された二日間にわたる協議は、宗教間の分断を超えて、初めて個人的関係と正式な議論と協議の枠組を確立した、アレキサンドリアでの第一回目の指導者会議の継続を図るものでした。第一回目の会議では、三大信仰の代表者たちによって署名された宣言を生みました。これは現在においても、平和と和解のために協力するための類の無いコミットメントです。
10項目のプランは、その合意を実施するための課題を認識し、未来のために取り組むべき領域を定めようとするものです。
10項目は次の通りです。
1. アレキサンドリア宣言で生み出された関係と対話の窓口を維持する。
2. アレキサンドリア宣言の実施プロセスに関する、現地での責任を増やす。
3 エルサレムならびに聖所についての宗教間協議会を設ける。
4. イスラエルとパレスチナ自治政府の両方の政治指導者との現在の密接な協力関係を維持する。
5. 暴力を永続化させる原因となっていると思われる宗教指導者に対処する。
6. 国連、米国、EU、ロシアの四者との明確な対話の窓口を確立し、始動させる。 7. 宗教機関を通じて、寛容と最終的な和解の環境をはぐくみ促進する教育プログラムを確立する。
8. 組織的にアレキサンドリア宣言の実現のために働く。
9. 常任委員会の代表が、すでに取りかかっている大胆な仕事が継続できるように励ます。
10. 他の中東地域の国々と、トップ・レベルでの関係を確立する。
以上.
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