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■ 阿里山の穏やかな日
6/10(火)
■ バスで阿里山へ
昨日の夜もよく眠れたが、蚊に刺されたせいで、指や足がかゆかった。6時半にめざめ、荷物の整理をしてから、室内を撮影。格安なのに本当にいいホテルだったので、去り難い。名残を惜しみつつ、7時40分に出発。宿のご主人と笑顔であいさつを交わして別れる。

宿泊した「名人ホテル」

ホテル周辺の町並み
阿里山行きのバス停が不安だったが、①番の停留所に、やや小さめのバスがやってきた。自分の名前を告げて予約を確認してもらうと、オッケーとの返事。安心して車内に入り、後ろのほうの席に陣取る。(この時にカードをタッチするのを忘れ、あとで手間取ることになる。)

8時過ぎに出発したあと、バスはしばらく、日月潭周辺を抜けていく。二日前に自転車で走り、きれいだったあたりを通るので、あらためて写真やビデオを撮る。日月潭を惜しみつつ、バスは湖を離れ、新しい道を阿里山訪問に向かっていく。かなり揺れるので乗り物酔いが心配だったが、大丈夫だった。山の中を行くので、山道ばかりかと思いきや、意外に集落がある。それでも、切り立った断崖や灰色に濁った川など、独特の風景が見られて面白い。山中にシダや竹、ヤシの木が混在していて、不思議な光景に映る。農業も盛んなようで、トマト農園が広がっていたり、ヤシの下でバナナやブドウを育てていたり。

天気予報では曇りか雨だったのに、空は快晴で気持ちがいい。トイレ休憩があるか心配だったが、9時前にドライブインのような場所に入り、休憩となった。どれだけ時間があるのかわからず、トイレを済ませたあと、売店をすこしだけ見てバスに戻る。このあたりは梅が特産品らしく、梅関連の商品がたくさん売られていた。

その後は山道がつづき、ときおり上り下りを繰り返しつつ、標高は徐々に高くなっていく。次の休憩は玉山の近くらしく、バスを降りると登山客がたくさんいた。トイレを済ませ、バスに戻る。妻のあでりーいわく、個室にはトイレットペーパーがなく、外に一つだけあるトイレットペーパーを各自が切って個室に持ち込むシステムとのこと。

休憩を終えてバスは発車したが、すぐにバス停があり、ここで乗客の半分ほどが降りていった。大半は阿里山まで一緒に行くものと思っていたから、意外だった。やはりこのあたりは登山客が多いようだ。

乗車したバス
■ 阿里山 到着
阿里山の到着は、自分のメモだと13時で、ガイドブックには12時となっており、でも実際に着いたのは11時過ぎだった。降車の際、カードをタッチしてもエラーとなるため、運転手さんに確認してもらう。最初のタッチがしてなかったためで、何か処理をしてもらうとOKとなった。バス乗車を証明するチケットをもらってバスを離れる。阿里山のホテルに行くには入場料が必要だが、このチケットを見せることで、半額となる。

ホテルまでの地図はgoogleマップのスクリーンショットがあったが、よくわからず、一度迷った末に到着。スーツケースを預け、様々な注意点を聞く。朝食は、離れた食堂街の一店でとれるらしい。

阿里山の入山口

(左&右)ホテル周辺の景色 (中)明日の日の出と電車の時刻
身軽になり、まずは昼食場所を探す。食堂街を見て回り、いちばん遠いあたりまで行くと、調べてきたお店「山賓餐庁」を発見。一汁四菜の二人セットを注文する。麻婆豆腐は今回初めて食べたが、辛くはなく美味しい。地元の旬野菜炒め、魚フライあんかけ、タケノコ炒め、ユリの花のスープ、どれも満足のいく味だ。ご飯もしっかりついていて、丼にして頂く。少し残したものをテイクアウトにしてもらった。

(左)麻婆豆腐 (中)地元の旬野菜炒め (右)魚フライあんかけ

(左)タケノコ炒め (右)ユリの花のスープ
次に向かうのは阿里山駅。ここから嘉儀へ向かう森林鉄道の予約が、日本で何度やってもうまくいかず、売り切れの可能性が高かった。そうなるとバスを探さなくてはならず、まずはこれを解決する必要がある。窓口に行き、明日のチケットがあるか聞くと、あります、とのこと。問題が一瞬で解決した。これで大きな懸案事項はすべて解決し、二人して安堵のため息をつく。

阿里山の駅舎
昼食をとっている頃から、急に霧が立ち込めてきて、雲行きが怪しくなってきた。ホテルのチェックインの15時までかなり時間があるので、店をのぞきながら歩く。セブンイレブンに入り、ibon端末で、明日の日の出をみるための電車のチケットを出す。こちらはしっかり日本で予約をしてあったので、番号を入力し、端末でプリントアウトした紙をもらう。(本当はこのあと、紙をレジに持っていき、正式なチケットに替える必要があったのに、なぜかそうしなかった。このため、翌日の朝に一騒動が持ち上がることになる。)

あでりーがポストを見つけ、写真を撮っていると、その背後にある寺院みたいな建物が実は郵便局だったと気づく。入ってみると、切手やポストカードの他、グッズもいくつか売られていた。あでりーはお値打ちなポストカード6枚入りを2セット、切手を12枚購入、僕は、ドリンクホルダーにもなるミニバッグがなぜか気に入ってしまい、購入する。お互い、いい買い物ができて満足だった。

その後、「阿里山菁華茶蘊」というお店で阿里山のコーヒー豆が売っているのを見つけたが、なかなかに高い。カップコーヒーがあったので、一杯飲んでみる。その場で豆を挽き、サイフォンで淹れてくれた。まろやかな酸味とほのかな苦みで、飲みやすく、美味しかった。阿里山紅茶もカップで飲めるので、追加で注文。こちらもかなり飲みやすい。この紅茶をあでりーのお店で出そうということになり、紅茶葉を購入。ここでも、よい買い物ができた。

紅茶と珈琲を買ったお店「阿里山菁華茶蘊」

どんどん霧が濃くなっていく

その後、日月潭で買ったものと異なる、麹の入ったあわ酒を購入し、黒糖ピーナッツのお菓子も同じ店で買った。その後、夜に甘いものを食べたいと思い、きび餅を購入する。

残りの時間は、インフォメーションで過ごした。おみやげで売っていた地元の鳥のぬいぐるみがかわいくて、迷った末に母親と姉用に購入。ほどよく休憩をとったところで、チェックイン開始の15時になる。このあと森林地区を歩こうと思っていたが、かなり強い雨が降ってきたので、今日はこのまま宿で過ごすことに。ならば夕食をテイクアウトしようと、安めのお店の固まる一角に入る。お昼にテイクアウトしたものと、昨日の夜にテイクアウトした残りもあるので、水餃子一人前だけを買って帰る。店先に座らせてもらい、二人してハガキを書く。水餃子はしっかり10分ほど蒸してくれて、二人でこの一品だけの注文なのに、お店の人は笑顔で手渡してくれた。

チェックインを済ませて部屋に入ると、日月潭よりも狭いが、清潔で使いやすそうな部屋だった。スーツケースをはじめ、いろんなものの置き場所を決め、まずは生乾きで持ってきた洗濯物を干す。一通り終わったところで交代でシャワーも浴びてしまう。その後、使ったお金を記録し、二人で日記を書く。

18時頃に、部屋で夕食をとる。昨日までの残りと、さっきテイクアウトした水餃子を並べる。水餃子は安定の美味しさだった。食後は、持ってきたドリップパックでノンカフェインコーヒーを淹れ、きび餅をいただく。きび餅はかなり甘く、日月潭のもののほうに軍配が上がった。その後も日記のつづきを書くが、明日は朝日を見るため早朝3時に起きるので、21時に就寝。

左下が水餃子。それ以外はこれまでの残りもの
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