連載・無実7       部落差別7       年表          石川さんのアピール2023.01    資料new    リンク    連絡先


ただちに事実調べを始めろ!

不当逮捕57周年糾弾。直ちに再審を開始しろ。石川さんの無実を示す新鑑定が出されています。この被害者の万年筆とされているもののインクの鑑定、下山鑑定は決定的です。裁判所はすぐに事実調べを行うべきです。

                    

狭山事件の真相とは

   狭山事件

狭山事件とは、1963年、埼玉県の狭山市でおきた誘拐殺人事件です。そして、同時に、狭山事件は戦後最大の部落差別事件でもあるのです。今第三次再審請求を行っています。

 警察は40人の警官で犯人を包囲しながら逃げられてしまうという大失態をし国会でも問題にされました。柏村警察庁長官が辞任し、篠田国家公安委員長が、国会で追及されました。

篠田国家公安委員長は「なんとしても生きた犯人を捕まえねば」と語り、デッチ上げへのゴーサインを出したのです。

そうして、警察は、意識的に部落差別に踏み込んだのです。狭山市内の被差別部落の青年120人と、被害者宅近くで部落民が経営していた養豚場の関係者24人を、被疑者と決めつけ徹底的に調べたのです。その中に、石川さんも含まれていました。

 アリバイ、血液型、筆跡を調べました。おそらく警察は死体発見現場の近くに住んでいるということで石川さんを選んだのではないでしょうか。石川さんは当時、字がほとんど書けませんでした。それを、警察は無理やり「上申書」を書かせて、それをもって、「脅迫状と同じだ」と5月23日、「恐喝未遂」他余罪で石川さんを不当にも逮捕したのです。

狭山事件は殺人事件ですが、不思議なことに殺害現場がありません。何一つも根拠、証拠、証言がないのに警察が勝手に見立てた場所を現場としたのです。多くのえん罪事件がそうであるように誘導と強制で作られた「自白」が根拠です。こんなでたらめを裁判所は今日に至るも認めているのです。腹立たしい限りです。

 警察は、はじめから「自白しろ」「お前が殺したんだ」と石川さんを責め、脅し、泣き落とし、拷問、とあらゆる手を使ってきましたが、石川さんは1ヵ月間否認し続けました。しかし警察に「10年で出してやる」とだまされた石川さんは、それを信じ、一審では「自白」を維持しました。そして、死刑判決が出ました。同房の人にいわれてはじめて自分がだまされていたことに気づきました。そして、第二審の冒頭に、「おれは殺してません、これは弁護士にも言っていません」と無実を宣言し、いらい無罪を勝ち取るためにたたかっています。 こうした狹山事件の真相を明らかにし石川一雄さんの再審無罪を実現していくことが問われています。

確定判決である寺尾判決はまさに部落差別です。部落民である石川は信用できない、嘘を平気でつく。これが判決文の前提でありこれですべてを説明し有罪としたのです。一読すればすぐわかります。ひどいもんです。これを覆して再審を実現しなければなりません。
            

署名用紙、紙芝居は、全国連へ 

狭山第三次再審を実現しよう!

隠している証拠を全面開示しろ!

裁判所は事実調べをしろ!

 要請はがきを出そう

東京高等検察庁

 東京都千代田区霞が関1−1−1

       中央合同庁舎6号館

東京高等裁判所

 東京都千代田区霞ヶ関1−1−4

 全国連 狭山要請行動をたたかう