その3
8/12(木)
県民の森からは高度で数百メートル下っては数百メートル上るといったアップダウンを繰り返して、数々の峠を越えていった。それぞれはそんなに上っているわけではないので、それほどきつくはない。だた、序盤の激坂の疲れはあるので、上りは相変わらずだるかったけど。
県民の森から数キロ走って大野峠に到着。ここは別の林道との交差点になっている。この辺りは林道や峠がたくさんあり、この付近に住んでいるサイクリストには定番の坂スポットだろう。有名な峠としては白石峠などが近くにある。
たまに車が通るくらいで、基本的には自分一人。この絶妙なバランスがいい。まったく人も車も通らないと、何かあったときに不安だけど、車がたくさん通ると気が散る。
大野峠から数キロ走って刈場坂峠。ここは正丸トンネルの出口や正丸峠へと続く道との分かれ道でもある。学生の時にMTBで200km走ったとき、ここらまで走りに来ていた。もちろん日帰りだ。
刈場坂峠からはいい眺めが広がっていた。山々に囲まれた奥武蔵グリーンラインならではの眺めを楽しむ。
奥武蔵グリーンラインは基本的に舗装路だが、やや荒れているところがけっこうあった。排水溝が道を横切る部分はよく段差があり、パンクしないかヒヤヒヤものだった。道幅も広くはないので、車やバイクとのすれ違いには気をつけたい。
刈場坂峠と飯盛峠の間にも峠があった。「木へん」に「義」という漢字が変換できなかったので、特殊な字なのだろうか。
さらに進み、飯盛峠。奥武蔵グリーンラインは日陰の涼しい区間が多く、また自然に囲まれているので走っていて気持ちがいい。
最初に一気に上ってからはある程度の高度を保って進んでいくので、基本的に眺めはいい。荷物無しでグループで走りに来たいと思うようないい道だ。
サイクリストも数人見かけた。みな気持ちよく挨拶してくれる。ただ、トレーニング中であろうストイックなローディも一人いたけど。MTBの人が多かったけど、確かにここを走るにはMTBの方が安心できるかも。
さらに進むと傘杉峠にやってきた。こうしてしっかりとした峠の目印があると嬉しい。奥武蔵グリーンラインには共通の形でこういった峠の目印があるからわかりやすい。
傘杉峠は登山道の入口でもあるようで、楽しそうなハイキングコースが延びているのが見える。ツーリングも楽しいけど、山歩きも楽しそうだ。
さらに数キロ走ると、有名な顔振峠に到着。下から上ってくると激坂らしいけど、おれが走ってきたルートだとそんなに苦労することなくやってこれる。最初に激坂を上ったから似たようなもんか?
ここからの眺めもいい。奥武蔵グリーンラインももうすぐ終わる。今日のコースの後半は地元の道なので、ここらへんまでが旅という感じ。
「義経と顔振峠」という看板があった。このときはNHKの大河ドラマで来年(2005年)放映されるとは知らなかった。とりあえずメモとして撮っておいたんだけど。読める大きさだと思うので興味がある人は読んでみてください。
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