その2
8/12(木)
あしがくぼ果樹公園村の中に続く道を上りだす。いきなり壁のような激坂が目の前に現れた。「これはヤバイ!!」直感でそう思った。ダンシングで行けるところまでは上ったが、途中で足を付いた。
あまりの激坂、そして荷物と暑さから押したくなるが、押して上るのは自分が許さないので斜めに再出発してフラフラになりながらダンシングで上っていった。車が前から来たときは「上から降ってくる」感じだった。S720iのデータを見ると、最初の300mは平均勾配13%もあった。
激坂は最初の数百メートルで終わったが、それ以降もかなりの勾配の上りが続いていた。荷物を積んでなくてもきついコースだ。旅の最終日にふさわしい。
平均で8%くらいの勾配が続き、部分的に10%を越す急勾配になる。車が少ないので蛇行しながら上ったりした。まだ朝の8時前だというのに汗だくになるほどの気温。
武甲山がよく見える。自分がいる場所も、だいぶ標高が高くなってきた。急勾配なほど、高度を一気に稼げる。道沿いには果樹園が続く。
走ってきた道を振り返る。必死のダンシングで上ってきた急坂。速度は遅くとも、少しずつ、確実に上ってきている。
武甲山をバックに。果樹園エリアを上りきったが、上り坂はまだまだ続く。
山の北側に出る。別の道が下の方に見える。緑の山肌が広がり、遠くに武甲山、なかなか絵になる。この辺りまでくるととても静かで、自分の呼吸音と小鳥の囀りしか聞こえない。
ウネウネと峠のような九十九折りの道を上っていく。勾配は緩やかになってきたので、むしろ楽しんで上っていった。
緩い勾配ときつい勾配を繰り返しながら、どんどん高度を上げていく。車も滅多に来ない、他に人も全然いない、マイナーな道。それでいて、景色はいい。決して楽な道ではないけど、気に入った。
頂上付近まで上ってくると、秩父の街を眺める事ができるスポットがあった。
FZ2の光学12倍ズームで420mm超望遠撮影。荒川にかかる秩父公園橋だろうか。撮影は上の写真と同じ場所。FZ2があると旅の楽しみが倍増する。もっとも、これは旅の最中というより旅を終えた後の楽しみだけど。
8:50、丸山にある県民の森までやってきた。ここで上りは一段落。後はアップダウンを繰り返しながら奥武蔵グリーンラインを走って行く。県民の森の前では、木漏れ日がとてもいい雰囲気だった。
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