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オーストラリアの食事処
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ここではオーストラリアで外食をする時のことを念頭において、食に関する情報を紹介します。

INDEX
オーストラリアのレストラン
フードコート
レストラン利用の際のヒント
ホテル内のレストラン

関連ページ: [オーストラリア料理とは何か] [オーストラリア料理がおいしい理由] [オーストラリアの食事処]


オーストラリアのレストラン

オーストラリアのレストラン、といっても特別な違いはありません。欧米のレストランと同じようにお考えになればいいでしょう。

強いて他国のレストランとの違いを言えば、オーストラリアのレストランにはBYO(Bring Your Own)というお酒持ち込みの仕組みがあります。これはアルコールを扱うお店は特別の税金がかかるために、お店がその税金の支払いを嫌って、酒類取り扱いのライセンスを取得していないことに起因していることが多いですが、たびたび紹介する「Tetsuya's」では、お客さんが好きなお酒を持ち込むことができるようにと、ライセンスを持ちながらもBYOのシステムも採っています。

「レストランの利用」の項で詳しく説明しますが、たとえ当日であっても、レストランは予約を入れて訪れる方がいいと思います。一般にドレス・コード(服装規定)はそれほど厳しくありません。都市部の高級レストランでも、ネクタイにスーツ姿で訪れなければならないお店はそんなにはありません。

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フードコート

気軽に食事をとる時は、フードコートと呼ばれるスペースにあるお店を利用するのが、経済的ですし早く食事を済ませることができます。

フードコートはテーブルのあるスペースを囲むように、様々な種類のお店が並び、テイクアウトで好きな料理をとることができます。だいたいはサンドイッチやハンバーガー、中華に各国料理(タイ料理や中欧料理、和食など)のお店が入り、カフェやアイスクリーム、ジュースを売っているお店もあります。

フードコートで食べる料理の相場は6〜7ドルから10ドルちょっとというところでしょう。カフェの飲み物は3ドル〜4ドル程度ですので、日本円に直せば300円もしません。都市部では和食のお店もありますが、だいたいは「偽物」の和食ですから、特にうどんやそばの類は注文しない方がいいと思います。ラーメンも外れのことが多いですね。「うどん」と同じ麺が入っていたりします。

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レストランの利用

特に難しいことはありませんが、覚えておくと気軽に料理を楽しむことができますので、いくつか注意点を挙げておきます。

●予約を入れておく
昼食であれば予約の必要性は薄いですが、ディナーの場合は直前になってもかまいませんので、予約を入れておくことをおすすめします。日本ではレストランに予約を入れるというと、特別なコースを頼むことになったりして、ちょっと敷居が高いような気がしますが、オーストラリアではテーブルを予約しておくことは普通です。座席もいい場所を割り当ててもらえる可能性が高いですから、レストランを決めたら必ず予約を入れておきましょう。

英語での電話が不安なら、宿泊しているホテルのスタッフに頼めば大丈夫です。スタッフとの英会話すらも不安なら、行きたいお店や日付と時刻、人数をメモしておいて、「このお店に予約を入れて欲しいんですけど」と伝えるために、メモを見せながら「 I would like to make  a booking.または Can you make a booking for me?」と言えば伝わります。

●勝手に席につかない
欧米では常識のことですが、レストランに入った時は店の人が入り口にいなくても、勝手に席についてはいけません。必ずお店のスタッフに声をかけて、席をあてがってもらいましょう。また最初は挨拶するのが普通です。つい「何人いるよ」と、人数を伝えることを最初に言いたくなりますが、まずは「Hello」や「Good afternoon. Good evening.」のような挨拶の言葉を交わしましょう。予約があれば、次に予約をしている○○だけど、と名前を名乗ることになります。

席は余裕があれば窓際がいいとか外がいいとか、リクエストをするといいと思います。今はほとんどの州でレストランが全面禁煙となりつつありますので、禁煙・喫煙の希望を伝える必要はないでしょう。

●注文は3コースが基本
料理の注文の際は「Entree(前菜)」「Main(メイン)」「Dessert(デザート)」の3つを組み合わせて注文するのが基本です。しかし、1皿1皿の料理の量が多いこともありますし、食べ慣れないジャンルの料理を頼むとすぐにおなかいっぱいになってしまうかもしれません。そんな時は、カップルであればそれぞれに前菜を頼み、メインはシェアしてもいいでしょう。この場合、「あんまりおなかが空いていないので、メインはシェアしたい。取り分ける皿をもらいたいのですが」と頼めば通じます。英会話では、「We are not so hungry  today, that we would like to share the main dish. Can we have another plates?」とでも伝えればいいでしょう。

もちろんデザートを食べるほどおなかに余裕がなかったり、心ひかれるメニューがなければ、コーヒーや紅茶を頼むだけでもかまいません。

●お酒はどう注文するか
いいレストランであれば、ワイン・リストも豊富だと思います。ワインが苦手でなければ、料理にあわせたワインを頼むと、料理をいっそうおいしく楽しむことができると思います。

頼み方のコツとしては、フルボトルのワインを頼むのであれば、料理を決めたうえでスタッフに相談するのが一番です。予算は○ドルくらいだけどおすすめのワインはどれ? と訪ねれば、ワインの性格を説明したうえで、おすすめのものを提示してくれます。もし好みのブドウの種類や、味の傾向があれば、それを先に伝えるとより確かなチョイスをしてくれるはずです。

またワインが苦手という方は、ビールを頼んでもかまいません。オーストラリアのレストランのいい点は、食事の時にビールを頼んでもそれほど変な顔をされないこともあります。フランスだったら、きっと「ワインは飲まないのか?」と皮肉を言われてしまうところでしょう。

●お勘定は自分の席で
お店によってはレジに伝票を持っていってそこで精算してもかまいませんが、普通は食事が終わったことを伝えて伝票を持ってきてもらい、内訳を確認してからその場で支払います。細かい手順を示すと以下のようになります。

1. 「Check please.またはBill please.」と伝え、手でサインをする様子を示す。
2. お店の人が伝票を持ってくるので、請求内容が正しいかどうか確かめる。
3. 支払いが現金でもクレジットカードでも、お金またはカードを伝票入れの間に挟んで、精算を待つ。
4. 現金支払いの際はお釣りを、クレジットカード支払いの場合はサインを書き込むための伝票を持ってくる。クレジットカード払いの時は、その場でサインをするか、スタッフが立ち去ってしまったら、サインをした後に自分でcustomer copyと表示されている伝票を取り、席を立つ。

●帰りの足
もしレストランから帰る時に公共交通機関を使うのが心配だったり、タクシーを使った方がいいと思う時は、お勘定の時に「タクシーを呼んでください」と頼んでおきましょう。この際、お店の人に対して特別にチップを払う必要はありません。料理に含めるチップでいいと思います。

こうやって無線でタクシーを呼んだ時は、タクシーの方でエクストラ・チャージを請求されます。80セントから1ドルくらいが相場ですので、メーターが示す運賃にプラスして支払いましょう。運賃表示の脇にその配車料金が一緒に表示されていると思います。

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ホテル内のレストラン

ホテル内のレストランだからといって大きく違うようなことはありません。上記のような注意点を踏まえていれば、何も問題はないでしょう。

強いて挙げれば、という程度のヒントですが、ホテルのレストランを利用する際のTIPについていくつかまとめておきます。

●支払いはルームチャージにできる
ホテルによっては宿泊証明となるようなものを求められるかもしれませんが、だいたいは「ルームチャージにしてください」で通じます。利用金額に応じてポイントがつくマイレージ・ポイントの会員になっているような場合は、できるだけルームチャージにした方がいいでしょう。

●宿泊客の予約は多少優先される
完全に満席だったらどうしようもありませんが、宿泊客であればそのホテル内のレストランの予約について多少の優先権をもらえることもあります。早めの予約が望ましいことは間違いありませんが、そのホテル内のレストランを利用することにしたら、「これから行きたいだけど席はありますか?」という電話を入れておくといいでしょう。

●バッフェが楽しめる
バッフェBuffe とはいわゆるバイキング料理のことです。曜日によってテーマを変えたり、週末は特別なバッフェメニューがあったりということがありますので、どこでご飯を食べようか悩んでいる時はホテルのダイニングを覗いてみるといいでしょう。

バッフェの場合、料金は30ドル台だと思います。朝食が二十数ドルすることを考えると、お得な金額と言っていいでしょう。実際、現在のレート(65円〜67円)で日本円に換算すれば、せいぜい二千数百円くらいのものです。

まずは料理の内容を見てからそこで食事をするかどうか決めたいと思う時は、「ちょっと見てもいい? Can I have a look?」と尋ね、遠慮なく料理のケースを覗かせてもらいましょう。これは、普通の料理とバッフェ料理を同時にサービスしているようなお店でも有効な技です。バッフェがいいか、普通のメニューの食事がいいかの判断がつかない時は、料理の内容を見せてもらいましょう。

●ルームサービスも積極活用を
ルームサービスの料理というと、割高で、頼むのも何となく緊張するように感じられるかもしれませんが、それほどおなかが空いていない時や、子連れ旅行の時はむしろ積極的に利用するといいと思います。

わざわざ食べに行く時はやはり人数分のお皿を頼んだ方がいいだろうかとか、着替えをして外に出るだとかいうことを考えますが、ルームサービスなら服装の心配はありませんし、人数分のメニューを頼む必要もありません。またKid'sメニューが設定されていることも多いですから、お子さんの好みにあった料理も期待できます。

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