CAE(Computer Aided Engineering)は、要求仕様を満たす設計が出来ているかどうかを、コンピュータを用いたシミュレーションで検討する技術のことをいいます。
CAEの歴史は古く、1966年、冷戦時代の米国でNASA(アメリカ航空宇宙局)が指揮をとり、コンピュータサイエンス社、マーチン・マリエッタ社のバルチモア部門、マクニール・シュウェンドラー社の産業界チームが開発したNASTRANに始まります。産声を上げてから約半世紀になる技術です。
以前は、メインフレームのような大型コンピューターで計算を行っていましたが、近年の目覚しいハードウェア技術の進歩により、現在ではPCワークステーション(PCWS)上での計算が可能になりました。
CAE技術の主流は有限要素法という解析手法です。製品形状は複雑で対応できる理論式はありませんから、設計では形状を単純化して特性を計算します。しかし、有限要素法は製品形状を要素という単純な形のブロックに分解し、連立一次方程式を計算させることで答えを導き出すことができます。
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