三日目

(最終日)

五時起床、大本堂で朝勤を終え、ラジオ体操・掃除のあとの朝食

  

校長先生の法話・勉強・感想文・寄せ書きと続きました。

  

お盆の意味やお葬式のことなど、「命」「夢」についてのお話でした。

  

夏休みの宿題をしました。学校が違ったり、学年も異なるため、互いに教えあったりし、勉強によっての助け合いを学びました。

  

校長先生が一枚一枚書かれた「絆」の色紙に寄せ書きする子供達や指導員。

  

最後の大掃除、自分たちが泊まったり遊んだりした施設を綺麗にしました。布団もほしました。 

  

  

  

そとに出て、手を洗い、ソーメン流しをしました。

  

  

  

閉校式

  

  

大きな声でお経を読み、最後の感謝を仏様にお伝えしました。   学校長(御前様)挨拶。

  

各競技の表彰

  

  

表彰され、全員の前で本人が読んた感想文

4班 小5 女子
私は三日間で主に三つの思い出ができました。一つ目は助け合い、はげまし合って三日間をすごしたことです。1人ではできなかった事が皆ですると1人でするより上手にできたり、できなかったことができるようになりました。うれしかったです。どうして助け合いはげまし合う事が思い出になったかというと、今年の目標が「きずな」だからです。今、東日本大震災でたくさんの人が亡くなってしまったので、亡くなった人たちのためにも林間学校で色々な事を学んで色々知っておきたいなと思いました。おぼうさんや校長先生からは、東日本大震災について少しお話をしてもらいました。つなみで色々な物が流されて勉強できない人たちがいるのに、私たちは西日本で勉強もできて、色々できるので、感謝したいなと思いました。
二つ目は、たくさんの友達ができたことです。最初は班の中に知っている人は少なくて全然話していなかったけど三日間すごしていくうちにどんどんとなれてきて、二日目くらいからは自分から話しかけたり、楽しくすごすことができました。うれしかったです。
三つ目は、ふだん皆でできないことが、林間学校でできました。例えば、ウォークラリーです。1人でさがせない事が、たくさんの班の人で見つけ出すことができました。またキャンプファイヤーで皆で円になって歌をうたったりおどったりしたことです。林間学校で学んだことをわすれずに来年も参加したいです。
 
6班 小6 女子
 わたしの林間学校のいい所だと思うことは2つあります。
 1つ目は、学校の同じクラスでわたしは3人しか話しません。だから今年の林間学校では同じ班の人と友達になろうと思いました。最初は班の人とも先生とも話せませんでした。でも、ウォークラリーをしていたら自然と話せるようになりました。
 2つ目は、キャンプファイヤーでおどったとき同じ班のあやかちゃんと、いづみちゃんがとおどりました。そして他の班の人と話せました。これが私の林間学校のいいところと思います。
 わたしが一番心に残ったことは、3日目の校長先生の話で最後のほうに将来の夢が人助けだと自分もすくわれるということを聞いてすごく自分の将来の夢に勇気が出ました。わたしの将来の夢は、さいせんたんの技術を使って足が生まれつきない人や、お年よりを運んだり、あまり外に出られない人や、一人ぐらしのお年よりの話し合い手になってくれるロボットなどをつくったりする仕事です。わたしは、林間学校にきて心が強くなったかなと思いました。
 
6班 小5 女子
 三日間でみんなと仲良くすることが出来ました。初めてだったので、いろいろ分からない事もあったけど三日間楽しく過ごせて良かったです。
 肝試しでは、おばけに変そうした人が出て来たり、作り物の首がまどから出てきたり上にぶらさがったりしたので、泣いてしまいました。でも、おばけより、おぼうさんが話した恐い話しがとても恐かったです。
 スポーツ大会では、リレーや玉入れなどをしました。班の人達と協力して、一位を目指しました。一位は取れなかったけどとても楽しかったです。特に三日間で一番もり上がった行事はキャンプファイヤーです。全員で火を包み、かこんで歌ったり、おどったりしていました。その中でもアゲアゲはみんながはしゃいだりしました。そしてリンボーダンスでは、だんだんぼうをさげて、失敗するまでをきそい合いました。
 今年のテーマである、きずなは、この三日間でテーマ通りになったと思います。
 なかなかこうやって、まったく聞いたことの無い知らない学校の人や友達とつながりが出来たので良かったです。
 中学三年生まで参加して、今年出来た友達以外にももっともっとたくさんの友達が出来る様に、今日の事を活かして、生活や次の林間学校などに役立ていきたいです。
 
7班 中2 男子
「東日本大震災」
この言葉は入校式で校長先生も使った言葉です。
東日本大震災は2011年3月11日東日本をおそいました。
たくさんの人が死亡、もしくは行方不明になりました。そして東日本では今なお余震がつづきおびえています。
しかし、そんな悲惨な状況の中で生まれた大切なものもあります。
それは思いやり、団結力そして絆です。
そもそも“絆”とは回向文にも出てきた助け合いやはげましあいの心です。
そしてこれは一人では決してつくることのできないものです。
家族、友達そういう“つながり”の中でこそうまれるものです。
僕は、この3日間でたくさんの大切なことを学びました。
それは思い出として僕が大人になってからも僕自身の心の中にあり続けることでしょう。そして、僕からまた次の世代へとうけつがれてゆくのです。
この西身延林間学校は大切なことを教えてくれました。
1年前に会った友達との再会や新しい友達との“絆”の誕生。これらすべてが人生の宝物になります。つまり“絆”とは心と心のつながりなのです。僕は“絆”を大切にしてこれからも生きていきたいと思います。

   
  謝 辞
  平成二十三年度西身延林間学校入校生を代表してお礼を申し上げます。
 今年は東日本大震災がおこり、私達もおどろき悲しい気持ちになりました。テレビに映る東北の友達の姿や開校式の校長先生からの話を聞き、今年の林間学校のテーマである「絆」の意味を考えさせられました。家族や友達をなくしても、お互い助け合いながら毎日一生懸命生きる東北の友達のように、私達もこの林間学校で学んだことを活かし人と人との結びつきを大切に勉強していきます。また、ボランティアでお世話をしてくださった、校長先生をはじめ婦人会のみなさま、青年会のみなさま、そして本佛寺のお坊様方、三日間本当にありがとうございました。
平成二十三年七月三十一日   第六十六回 西身延林間学校 生徒代表 飯田佳隆
西日本新聞8月4日朝刊掲載記事

今年も大勢の参加で林間学校を終えました。ご父兄の希望により写真を掲載を増やしコメントを消しました。ご覧戴きありがとうございました。編集部 

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