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年頭祈願祭
平成23年
一月一日〜三日
今年も新年を迎え大本堂で加持祈祷
2011年初春の記録
午前11時と午後3時の二部制
元旦祈祷
午 前 の 部
午前10時を過ぎると受付が混み合います。参詣者の方々は、相談しながら願目を決めておられました。午前11時、読経が始まりました。
読経後、御前様の導師にて、加持祈祷が始まります。大勢の参詣者の埋もれて祈祷師達が木剣を振っていました。
御前様謝辞
明けましておめでとうございます。今年は例年にない悪天候の元旦です。各地で遭難や雪の被害が相次いでいます。自然の恐ろしさを
再考させられる元日となりました。そんな中、こうして山寺まで、ご参詣頂きましてありがとうございました。デジタルではないアナ
ログの環境が信仰表現でもありますが、ちょっと厳しすぎる環境でしたね。本当にお疲れさまでした。(中略)社会批判や国政批判ば
かりせず、「生きていることを喜ぶ」を柱に健康を祈りながら、こつこつやっていきましょう。互助の精神を今年は軸にされて下さい。
法話のあと、お札を受け取る参詣者
寺務処で、お守り、おみくじなどを求める参詣者
おみくじを、境内の木々に結ぶ参詣者
午 後 の 部
午後も沢山の方がお参りに来られました。
寿量品(法華経)10卷のあと、ご祈祷が始まります。
加持を受ける参詣者
御前様謝辞
足下の悪い中、ご参詣ありがとうございました。午前もお話しましたが、今年は厳しい天候での幕開けです。
調和のとれた社会を作るのは私達より他にありません。是非、信心を胸に乗り越えて参りましょう。(中略)
お帰りは気を付けて、安全運転でお願いします。
二日目
午前11時。雪の中、沢山の方が山中にある本佛寺に来られ、祈祷を受けられました。
この日は、厄払いもあり、最も多く祈祷師が来ます。そこで受ける加持は荘厳で迫力があります。 御前様謝辞の模様
足下に気を付けてお帰りになりました。寺務処も賑わっていました。
午 後 の 部
高速道路が通行止めになったりした中でのご参詣。午前に参詣するところ、午後になった方も多くありました。
迫力の祈祷を受け、御前様のお話を聞かれお帰りになる参詣者。
本当に、遠路お疲れさまでした。私達も一層の励みになりました。
三日目
お天気は少し回復しましたが、まだ電車や道路はスムーズに流れていない状態でした。ですが、沢山の方が参詣になりました。
読経ののち、上段(結界内)に上がり加持を受ける参詣者。子供達も多くありました。
御前様謝辞
(前略)皆様のお手元にも、分厚い新聞と年賀状が届いたことでしょう。ただ新聞を読んでみますと、また政治批判ばかり。
ちょっと飽きましたね。新年ですので、そろそろ悪口ではなく褒めることから始めて頂きたいものです。私はそう思います
よ。そこで、この御堂に書かれてある「但行礼拝」を年頭に再度紹介致します。誰でも悪い心はありますし良い心もありま
す。あの世には地獄と寂光浄土があります。勿論、良い心で過ごした数が多い生き方をした方が天に上れるのですが、現在
社会情勢の煽っている状況を見ますと、歪んでいるのではないでしょうか。礼拝は、純粋に相手の仏こころを見出し、敬う
ことです。確かに間違ったことへの指摘や修正は必要でしょうが、年の初めから行うものではないでしょう。せめて、この
節目の大切な時間は、「先祖から戴いた命、おかげ」を噛みしめながら、自身を強くし、こうして清らかな身体にする行為
や心がけを持って三が日をお過ごし頂きたいものです。私達ご先祖をお預かりし、また有縁無縁の精霊を弔っています。そ
んな中、ふと思うんですよ。「生きていられるだけでありがたい!」って。平成23年は、そんな心で過ごされてください。
祈願を受ける目的で参詣される方々ですが、ちゃんとお線香をあげ、ご供養をされていました。
午 後 の 部
最後の読経祈願です。この時間も多くの参詣が御堂を埋めました。
合掌し祈る方々の中に、昨年出家した新弟子の初々しい姿もありました。
三日間、交通事情が大変なおり、山の中のお寺までのご参詣、お疲れさまでした。
新年あけましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します。本佛寺一同
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