秋季彼岸会
川施餓鬼
平成20年(第百壱回)法要
九月二十六日(金)
今年もお陰様で好天に恵まれ盛大に円成しました!
スナップ
前日準備
大テントを私達弟子が張っていきます。 昨年も書きましたが、なかなか簡単にはいかない作業です(;´_`;)
←テントが完成!
当日早朝
参拝者が座れるようマットを敷き詰め、祭壇などを設置、お供えなども作りました。
テントの傍らには彼岸花が咲いていました。
午前11時 大法要開始
役員受付の模様。 花火の合図で式衆が泰泉閣(旅館)から入堂してまいりました。
御前様のお導きによって進む法要には多くの僧侶が出仕。テントを埋めた沢山の参拝者の中で厳粛に執り行われました。
荘厳に行われる大法要の模様。
提婆品の読経途中から…長蛇の列となってお焼香をされる参拝者。 足下が悪くてすいませんでした。
水難の殉死者を弔い、法要終了後
山首謝辞
今年もお寺の行事を御理解下さり、皆様の御参詣に心から御礼申し上げます。週間天気予報でも本日は雨マーク。昨日も
雨の予報が出ていました。心配しておりましたが、こうして素晴らしい天気を頂戴しました。テントの隅にお座りの方々
は強い日差し、日焼けにご注意されてください。御利益を戴きすぎましてシミが出来ては申し訳ないですからね。(笑)
さて、此度のご案内に私は「聖徳太子」のことを書かせて頂きました。昨今の世相を見ると政治への興味が大変旺盛なよ
うで、一億人が評論家になっているようですので、「国家のあるべき姿」「政治に携わる人の心がけ」これを17条憲法
で書き記した1400年前の為政者を思いだして頂きたかったからです。しかも第二条に三宝を敬いなさいと明記され、
天皇家が舶来の佛教を取り入れるという私共からすれば偉業を成し遂げられた方です。八百万の神に姿はありませんが
佛教の釈迦牟尼仏にはキラキラ光る尊像があります。これに着目された太子は、拝む具体的姿と經典に惹かれたのでし
ょう、啓発したのです。しかもその經典は「法華経」ですよ。今日の天候はどうでしょう。天神、地神、そして川に潜
む水神様等々、お喜びになられたからこそ、こうして法要を助けて下さったのではないでしょうか。この川辺で百年以
上唱え続ける本佛寺の川施餓鬼。神々の御利益なしにはとても遂行出来ません。信仰とはそういう捉え方なのですよ。
決して自分の力ではない。これを皆様も再認されてご先祖への供養をされて下さい。「一因一果」の法門と申しまして
一つの信仰的行いは必ず一つの利益を授かります。それは法華経の示す「如説修行」の完うです。今日はわざわざ原鶴
まで来られ、斜面やゴツゴツする中にお座りになり大変でしたでしょうが、その修行が最も大切なのです。簡単に済ま
せれば良いではいけないのです。話しを戻しますが、政治も法華経を取り入れた考え方に立てばどんなに素晴らしい国
になるか明かではないでしょうか。殊に人の悪口やあら探しを褒める環境にあるメディアにも忠告したいものですね。
高め合いましょうよ。それが私達の目指す、立正安国なのです。(略)本日は沢山の御参詣誠に有難うございました。
ご挨拶の後、恒例の船供養がありました。
五艘の船に乗り込む参詣の方々
役員による船上からの塔婆供養(読経三昧にて)
合掌
またの御参拝をお待ちしております。
編集 前岳
余談
法要後、午後4時半から御前様の講義が旅館でありました。
役員親睦会も開かれた大泉閣の会場
ご覧戴き有難うございました。
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