秋季彼岸会

川施餓鬼 

平成18年(第九十九回)法要

九月二十六日(火) 

今年も素晴らしい好天に恵まれ盛大に円成しました!

 

スナップ

前日準備

大テントを弟子達がせっせと張っていきます。

なかなか簡単にはいかない作業です(;´_`;)

 

当日早朝

 

午前七時。本仏寺から様々な備品を積んで現地(原鶴温泉川岸)に先発隊が向かいます。

 

祭壇設置

 

祭壇も手作りです。僧侶として熟練の技が光る時!

 

会場設営

参拝者が座る茣蓙を敷いていきます。

 

会場が完成すると、そろそろ参拝者が来られます。

 

本仏寺役員が受け付けに座り、お塔婆への書き込み等を始めます。午前九時一発目の花火が上がります。

 

 

その頃、泰泉閣ホテルの控え室では…。

御前様と式衆が着帯していました。

こちらの準備が整い次第、花火が上がります。

 

午前十時五十分

式衆整列

 

ホテルの廊下に多くの僧侶が整列し「お題目」を唱え出発

 

 

観光客が見守る中、ホテルから出てくる僧侶達

 

川岸をゆっくり歩く行列は、圧巻でした。

 

テントに入り、秋期彼岸大法要が始まりました。

聲明の経声が、川辺に響き亘り、殉難殉死の精霊を弔います。

 

僧侶と共に読経する参拝者

 

 異体同心!懸命に法華経を讀誦します。

 

お焼香

 

 

御宝前に向かう参拝者の列が長蛇となって額ずきます。

 

 

御前様の御回向

皆さんの心が一つになる瞬間であり、この大法要の意義を伝えます。

 

山首謝辞

先日の台風13号の被害がまだ続いている中、こうして沢山のご参詣を賜りありがとうございました。

国家も新しい総理大臣が先程決まり、組閣が行われています。「美しい国日本」をテーマとするそう

ですが、今日までこうして文化伝承を行ってきた私達にとっては大変喜ばしいフレーズであります。

さて、みなさんにお配りしました先週掲載のスポーツニッポンの記事ですが、私の曾祖父日菅上人の

功績を伝えています。その記事のインタビューの目的は「蒙古襲来の絵図について」でしたが、記者

の方が真剣に聞いて下さり、何故本仏寺にその絵があるか?を掘り下げて見事に書いてくれました。

以外と皆さんが御存知ないこともあろうかと思い本日お配りした次第です。何れにしましても、前励

上人を偲ぶ事業をしなければなりません。周知の通りこの川施餓鬼を始めたのも前励上人であります

から、まもなく百年を迎えます。上人はその二年後(大正元年)に遷化されました。そうしたことも

含めて、百遠忌記念に取り組むべきとの役員の声を反映して共に事業に着手しようとなりましたので

どうか、御理解と御協力を宜しくお願い申し上げ、お礼の言葉と致します。(詳細省略) 合掌  

 

ご挨拶の後、恒例の船供養がありました。

 

紙塔婆を流す役員

 

今年は、五艘の船に満席乗り込んで、共に合掌しました。

穏やかな水辺を眺めながら、昼食をとりました。

 

後かたづけをしているテントがみえました。

 

本当に、箱に詰めてしまっておきたいような日和でした。

やっぱ、法要っていいものですね。

またの御参拝をお待ちしております。

編集 前岳

 

お配りした記事

9月18日と19日の二回にわたって掲載されました。

 

 

昨年を見る 

 一昨年を見る その前を見る 

 

 

本佛寺hpへ