秋季彼岸会

川施餓鬼 

平成17年(第九十八回)法要

 

今年も素晴らしい好天に恵まれ盛大に円成しました!

 

スナップ

 

法要の模様

 

午前11時、花火の合図で約40名の僧侶が特設大テントに設置されている戒壇(道場)に入場しました。

 

山首の御入場にてテントの雰囲気が一新します。

 

静まったテントで道場偈・三宝礼・散華が始まりました。

 

その頃、受付はてんてこ舞いです。

 

皆さんがご供養をされていました。

 

 

対岸から見た川施餓鬼会場

テントに入れない程の参拝者でした。

 

灑水が施され、有縁無縁の精霊や筑後川殉難殉死の精霊に即身成仏を祈ります。

 

 

 

提婆品を上経し、追悼を続けます。

 

 

 

山首(御前様)謝辞

 

 

今年も又、雲一つない晴天を頂きましての大法要でございました。

本当にありがたい事であります。最近の新聞を見ていますと、徐々

に景気が回復しているようです。住みやすい日本!になっているか

のごとく書かれています。それはそれで、一生懸命努力されている

方々のお陰であるし、皆様方の「幸せになりたい」と願うお気持ち

が、導いて下さっているのだと思います。しかし、一つだけ宗教者

として言わせて頂けるならば、「人間は必ず死ぬ」という事実を伝え

知ることだと考えています。と申しますのも現在の社会のみのことば

かり考えていると、案外忘れてしまうことだと思うからです。こうし

ている今も多くの方が亡くなられています。私達はお葬式という儀式

をさせて頂きますが、そのご遺体に向かい、ご尊顔を拝んでいますと、

人生というものをつくづく考えます。そして「どうぞ成佛して下さい」

と懸命に法華経を読みお釈迦様にお願いします。そこには、その方の名

誉や地位、または経済力といったものは全く関係なく、ただ一人の方が

今彼岸に渡られるということだけです。とてもはかなく寂しいものです

ね。最近の自然災害、特に米国におけるカトリーナやリタといったハリ

ケーンの状況を見ますと、突然「死」が訪れ、それに…その恐怖にどう

対処するかを考えさせられます。皆様は幸いにして、法華経を読まれ、

こうして法要に参列され、その功徳と慈悲を体感されていますので、死

生観といったものを持たれているとお察ししますので、恐らく、慌てず

『その時』を受け入れられると存じますが、これは大変重要なことなの

です。景気がよくなり、少し原油価格もさがり、株価も上がりと喜んで

おられるかもしれませんが、この時期こそ、「死」というものを考えて

みては如何でしょうか。お彼岸とはそういう時節なのですから……。  

御参詣誠にありがとうございました。  合掌

 

法要終了

 

 

そして船に乗り、恒例の水向供養が行われました。

 

 

 

七雙の船が出て、お塔婆を流しました。

 

 

のどかな秋の日の1ページでした…。

 

 

 
 

 

 

今年もこうして盛大にそして厳粛に法要が行われました。
ご参詣の方はお疲れさまでした。またご覧の方々は一度、お参りに?来年ですが(^_^;)
お越し下さい。とにかくご覧頂きありがとうございました!
 
編集 前岳
 
 

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