川施餓鬼法要

秋季彼岸会

この行事は、水向供養を寺の境内や御堂ではなく本当に川辺で行い、多くの精霊を追善供養するという信心溢れる行動を目的として奉行しています。
それぞれ参拝の方々は、清浄な気持ちとなり有縁無縁の霊に額ずきます。
本佛寺で最も歴史ある供養祭りです。

平成16年(第九十七回)法要

お天気の情報が雨という事で非常に執行部は心配しましたが、

お陰様で、今年も好天に恵まれ盛大に円成しました。

まさに、仏様のご加護と天の守護を確信しながらの大法要となりました。

 

 

スナップ 

 

前日からの準備。修行僧と青年会が搬入作業に早朝から追われる。

 

 

 

現場でのテント張り。入念なチェックをしながらの手作業です。

 

 

見事に完成!さあ明日のお天気、お願いしますよ!

 

いよいよ当日

 

好天に突然変わりました。さあ祭壇作り、急いで急いで!

 

午前十時五十分

大勢の僧侶が、ホテルのロビーに集合します。

ここから(泰泉閣)河原まで、お題目を唱えながら行列を進めて行きます。

 

 

ホテルの玄関を出て、会場に進む模様。

 

 

 

大法要開始

午前十一時

 

 

 

 

檀信徒(参拝者)のお焼香。

 

長蛇の列がテントから…。はみ出して続きました。

 

山首謝辞

 

本日はご参詣誠に有り難うございました。さて、今日は特にお天気を心配しましたが、皆様の信仰のお陰で素晴らしい好天に恵まれました。本当にありがたいことと同時に、私達のこの姿勢は間違っていないと確信する次第です。様方にお配りした御会式のご案内の中にも書きましたが、最近の惨事の多いことに些かの憤りを感じずにはいられません。情報社会に拍車がかかりどんどん私達の身の回りがスピードをアップして進んでいるように思えます。何度も申し上げておりますが、最近の新聞に書いてある意味をどれほどの方が理解しながら読んでいるのでしょうか。今日の見出しは携帯電話の周波数新規分配などどかかれていました。なんの事かよく解らないですよね。読んでみると色々な業者が参入しやすいようにするらしいですが、他の新聞でしたが「MCT4000人!」って書いてました。ミュウジックシティ天神の事だそうです。こんな訳のわからん事を見出しにするよりも、「本佛寺原鶴で川施餓鬼!雨が晴天に変わる」(笑)と書けばいいにのにですね。まあそれは冗談ですが。

実は昨日ちょっとした質問がありました。ライブドアってどういう会社なんですか?まあ私が御答えするジャンルではないのですが、さあコンピューターネットワークの構築をする会社でしょうとお答えしつつ、私なりに最近の状況を民俗信仰の教えに置き換えて考えてみました。「天地人」です。これは帝王学として易や姓名判断にも用いられます。例えば今ですと、天が晴れて、人である皆さんが集まって、地であるここに祭壇を設けて、営まれた法要ということになります。即ち、最も御利益があり、供養などに適した状況を作り上げたのです。これを、現在のあり方に置き換えますと、「天」をマスコミとします。マスコミは広範囲にわたって情報を降り注ぎます。一定の情報を、例えばヨン様なんかもそうですね。最近では今日のチラシに書きましたが、野球の問題ですね。一気にやるのでみんなが同時にしる事が出来ます。それと似たものに口コミがあります。口伝えに広がる情報です。誰々さんちの○○さんがどうしたとか、変わり者とかそういったうわさ話などがそうです。これは地を這うので「地」とします。で、今回話題になったのは、インターネットという「人」の部分です。「天」としたマスコミは一方的ですね。それを信じるしかありませんし後は憶測で考えます。口コミは勝手ですね。このネットというのは自分が求めた情報を個別に得ることができるシステムです。マスコミが最近は野球と北朝鮮のことしかやらないので、そこに一斉にみんなは感心を持ちます。口コミは口避け女をみたとかこっくりさんとかの話になります。何れも潮のように登っては下りてしまうのです。でもネットは欲しい情報に終始できますから、年金の問題を検索したりと多少古い情報でも得ることが可能なのです。ただここには落とし穴があって、信憑性あるいわ確かさが欠落しているのです。まあこれらすべて、じっとしていて得るものですから、何れも、尊くはないんですね。結論から申し上げれば、歪みなんです。世の中歪んでるんです。ここを私達はちゃんと筋道をもって考えるんです。これが知恵というものですね。いいですか!本来天は心、人は言葉、地が身体といった具合に、自分で動くこと、目で見ることを専らとしていたのです。ですから、今日御参拝の皆様は、ここでそれを完うしましたので、よく解る筈です。川施餓鬼とはなんね?と聞かれた時には、行ってみれば解ると答えればいいのではないでしょうか。(笑)ご参詣誠に有り難うございました。

その後(午後12時半)

 

六艘の船を出して…

川施餓鬼のメインとなる精霊流し

 

 

 

 

白く流れているのが、お塔婆です。(水に溶ける)

船の中では、僧侶が読経をしています。

 

本当に不思議な一日となった法要でした。

この後、泰泉閣で御前様の「憑依について」の講義が行われました。

 

 

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