おつき合いありがとうございました。さて、皆様がどう思われているかわかりませんが、私が言いたいと申し上げたのは、エスカレートする「食材」への冒涜です。今年の初競りと題して、マスコミが盛り上げるマグロ!どう思われますか?壱億五千万以上ですよ。私はたしか三年前に年頭の挨拶で「BSE問題で処分される牛さん、インフルエンザで処分される鶏さん。この映像を見ると胸が痛む」とお話した記憶がございます。命を頂き繋いでいる人間の命ですから、合掌して「いただきます」と言うのでしょうとも申し上げました。さばいて血だらけになった魚を見せるショーをやったり家畜の死骸をクレーンでつり上げて埋めるシーンを放映したりと、なんでも松坂牛は二千万以上だそうですが、この食材遊びに大変な迷惑を被っているのは従事者の方々ではないでしょうか。本佛寺の御檀家さんや周りには沢山の農業従事者がおられます。漁業関係もそうですが、求められるからといっては機械を新たに購入されたり船を改造されたりと出費がかさんでおられます。こんなに煽るとやっていけないのではないでしょうか。食材を「命」を博打に持ち込んでいる日本人。大地震は何故起きたのでしょうか。今一度反省すべきではないでしょうか。これを申し上げたかったのです。昨日は大善寺の玉垂神社の鬼夜が行われたと新聞に大きく出ておりましたが、作物を荒らす鬼を退治する神事ですよね。まさか人間が鬼ではないですよね。ちなみに本佛寺はあの火の粉のように読経の声が堂内に広がり浴びせられます。「鬼夜」の火の粉には無病息災の利益があります。ここでのシャワーも利益があります。本日は大黒様に向かって釋尊に読経しました。それが皆様に跳ね返ってまいりました。これを回向と申しますが、今年も祈りによる結果をを信じて参りましょう。(略)皆様がご多幸な年であるよう祈り続ける本佛寺を、本年も宜しくお願いいたします。合掌 |