Genus Acerentulus Berlese, 1908 ミスジカマアシムシ属 |
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第2・3腹脚が3毛の点で、他のクシカマアシムシ類と区別できる。3種1亜種が知られる。ミスジカマアシムシA. kisonisが青森県〜長野県から、ミチノクミスジカマアシムシ
A. omoiが北海道、青森県、秋田県、岩手県から、アズマミスジカマアシムシ
A. keikoae keikoaeが福島県、茨城県、栃木県から、A. keikoae capillatusが愛知県と京都府から記録されている。 |
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Genus Tuxenentulus Imadate, 1974 オオバカマアシムシ属 |
オオバカマアシムシT. ohbai Imadate, 1974 一種が、茨城県・新潟県以北に分布している。 |
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Genus Wenyingia Imadate, 1986 オンタケカマアシムシ属 |
日本固有の属で、オンタケカマアシムシW. kurosawai Imadate, 1986 一種が、群馬県草津町、富山県大山町、岐阜県小坂町から記録されている。 |
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Genus Sugaentulus Imadate, 1978 スガエカマアシムシ属 |
日本固有の属で、スガエカマアシムシS. masumii Imadate, 1978一種が、秋田県協和町からのみ知られている。 |
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Genus Yamatentomon Imadate, 1964 ヤマトカマアシムシ属 |
第8節の腺開口部の覆いが後方へ突出し、前肢感覚毛t-1が棍棒状。3種が知られている。ヤマトカマアシムシY. yamtoが全国に、ヒメヤマトカマアシムシY. kunnepchupiが北海道に、ミヤマカマアシムシY. fujisanumが神奈川県〜岐阜県に分布する。 |
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Genus Filientomon Rusek, 1974 タカナワカマアシムシ属 |
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第8節の腺開口部の覆いが後方へ突出し、前肢感覚毛t-1が糸状。4種が知られ、タカナワカマアシムシF. takanawanumが全国に、サイカイカマアシムシF. lubricumが鳥取県以西に、シナノカマアシムシF. kurosaiが埼玉県〜愛知県に、トウゴクカマアシムシ F. gentaroanumが茨城県・栃木県分布する。 |
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Genus Kenyentulus Tuxen, 1981 フタフシカマアシムシ属 |
小顎腺には末端以外にも2,3の肥大がある。3種が知られ、フタフシカマアシムシ
K. japonicusが全土に、サキモリカマアシムシK. sakimoriが福岡県、長崎県に、」 K. monticolaが埼玉県、山梨県に分布する。 |
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Genus Gracilentulus Tuxen, 1963 アオキカマアシムシ属 |
第8腹節の帯状構造が発達し、下唇肢は3本の刺毛型。アオキカマアシムシG. aokii が広島県、愛媛県に、G. chichibuensisが埼玉県皆野町から知られている。 |
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Genus Baculentulus Tuxen, 1977 モリカワカマアシムシ属 |
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日本からは7種が知られ、モリカワカマアシムシB. morikawaiとトサカマアシムシ B. tosanusは全土に分布する、普通種である。 |
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Genus Neobaculentulus Yin, 1984 イズミカマアシムシ属 |
下唇肢は2本の刺毛型。イズミカマアシムシN. izumi一種が福島県〜富山県、福岡県に分布する。 |
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Genus Silvestridia Bonet, 1942 カグヤカマアシムシ属 |
第2・3腹脚が1毛。カグヤカマアシムシS. hutan一種が本州・九州に分布する。特異な人工環境で採集されることが多い。また、一度に多くの個体が得られることもまれではなく、しかも全てメスである。単為生殖をしている可能性が高い。 |
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Genus Verrucoentomon Rusek, 1974 コブクシカマアシムシ属 |
カワカツカマアシムシV. kawakatsuiが北海道に、コブクシカマアシムシ V. shirampaが北海道と岐阜以北の本州に分布する。コブクシカマアシムシでは通常第8節腹板に後列毛があるが、本州中部に分布するものでは、しばしばこの毛が消失する。 |
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Genus Nosekiella Rusek, 1974 ウラシカマアシムシ属 |
ウラシカラアシムシN. urasi一種が、北海道に分布している。 |
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Genus Paracerella Imadate, 1980 キタクシカマアシムシ属 |
キタクシカマアシムシP. shiratki (Imadate, 1964)一種が、北海道から知られている。最近、白神山地から1個体であるが記録された。 |
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Genus Imadateiella Rusek, 1974 ヨシイムシモドキ属 |
3種が知られ、ヨシイムシモドキI. yosiianaが千葉県以西、九州に、シデイカマアシムシI. shideianaが群馬県以北の本州に、オクノヨシイムシモドキI. shiria が北海道、青森県に分布する。 |
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Genus Nipponentomon Imadate et Yosii, 1959 ニッポンカマアシムシ属 |
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第9・10腹節後端に歯列があり、3種が知られる。ヨシイムシN. nipponは日本で最初に記載された種類で、普通種。カムイカマアシムシN. kamuiが北海道に分布する。ウエノカマアシムシN. uenoiが全国に分布するが、本種にはいくつかの型が報告されており、それらを種として扱うべきか、種内変異なのかはまだ結論が出ていない。 |