分散分析の中で、二元配置表モデルを取り上げる。二元配置表モデルの拡張は、多元配置表モデルにある。
例題 : M くんの WEB ページは 3 種類 A, B, C がある。これらのアクセス数が、 月曜日、火曜日、水曜日、木曜日でそれぞれ次の通りだった。 ホームページの種類や曜日の違いでアクセス数に差があるといえるか。
月 | 火 | 水 | 木 | |
A | 30 | 23 | 26 | 29 |
B | 22 | 18 | 21 | 19 |
C | 29 | 25 | 31 | 27 |
答:モデルを4種類考える。
ホームページによる区分け(因子、特性)をカテゴリー1、 曜日による区分けをカテゴリー2とする。 区分け内の違いを水準という。 ホームページの種類と曜日を特定すると、値は一つのみ決まるものとする(繰り返しなし)。
導出はばっさり飛ばして、結果だけ表示する。 結果は、Model(1,2)の AIC が最も低い。よって、「曜日による差も、ホームページ種類による差もある」。 という結論になる。なお、残差分散、AIC とも小数点第 3 位までを表示した。
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