エスペラントについて

作成日:1998-11-15
最終更新日:

エスペラントへの興味

日本語も疎いのに、どういうわけか、エスペラントに興味を持っている。 一番の理由は「役に立たない」ことだろう。 もちろんエスペラント推進者は高い理想をもっているに違いないのだが、 私はそういうことよりも非実用性にひかれている。

次の理由は英語への反発である。 英米人は自分たちの言葉がそのまま通用することをいいことに好き勝手をいってくる、 許せないという理由にならない反発である。 エスペラントはどこの国のことばでもないことばである。 そういうのが安心するのだ。

かといってそれ以上のことは全然していない。 自習書で勉強したり辞書を買ったりしているだけである (エスペラントの将棋入門も持っている)。 あとはまりんきょ学問所のページを作っている ファイル名にいくつかエスペラントを使っているくらいである。 そろそろ講習を受けにいくのも面白いだろうなと 思っている。それからまりんきょ学問所のエスペラント版を作るとか。 (後記:すでにエスペラント版を作った)

エスペラント批判とその答え

そういえば、最近エスペラント批判も聞いていない、落ちぶれるところまで落ちぶれたかな、と思っていたら 「パソコン翻訳の世界」という講談社現代新書にあった。 ここでは、英語を用いなければならない理由、 エスペラントのような共通語を使わない理由として、こんなことがあげてあった。

こんなところだろうか。 それぞれの意見に対する答えをまとめた。

まず、結局はヨーロッパのことばに似ているというのは、その通りである。 しかし、では全世界の人達に共通でなおかつ公平なことばはあるのかというと、すぐには作れない。 それに現実的ではない。英語という一つの体系よりは、ましだというのが、エスペラントをとる理由である。

それから、血の通っていないことばだというのは、単に使われていないことばだからということになる。 それで会話が進めば自ずからいろいろな表現になる。また、本当に話す人の心をより理解しようと思えば、 その話し手が普段つかっていることばでないといけないだろう。英語なら英語、日本語なら日本語で尋ねる、 それだけのことである。

エスペラントの習得がやさしい、というのは英語を事前に習得していたからではない。 文法の作りと語彙の直交性(規則性といってもよい)を周到にザメンホフが設計したからやさしいのである。 井上ひさしさんの本やエスペラント紹介の本によれば、 エスペラントをやってから英語(のようなヨーロッパのことば)を習得させた一群は、 最初から英語を習得させた一群よりはやく上達するのだという。 それに比べれば、実際に話されていることばはそれなりに難しい。 例えば英語は、最初は易しいがある程度以上を極めるのは難しい。 特に熟語の字面での組み合わせが覚えるのに難渋する。

エスペラント実践

とはいえ、全然エスペラント活動は行なっていないのである。 ホームページだって、エスペラントの情報はほんのわずかである。 会話で使ったのもほんの一瞬である。ローマへ行って、地下鉄の回数券を2枚買おうとしてタバコ屋(タバッキ)に 入った時に、

Dua biletoj, por favor!

といっただけである。ちゃんと回数券が2枚きた。これ、イタリア語とあまり変わらないですね。

エスペラントの楽しみ方

エスペラントは実用的ではない、という人がいる。エスペランチストはこれを否定している。 私はいいかげんな愛好者だから、ヨーロッパのことばへの橋渡し言語としてエスペラントを見ている。 具体的には、ラテン語のかわりにエスペラントを使ってみるのだ。 私は今合唱団に入っている。歌う曲にはミサ曲をはじめとするラテン語が結構多い。 そのラテン語のことばの意味がわからないときは、エスペラントで調べるのである。 たとえば、ミサからGloriaのくだり

Et in terra pax hominibus bonae voluntatis...

とあるところ、強調部はそれぞれ tera, paco, omnibus, bona というエスペラントに対応しそうである。 しかし、これが物議をかもすことになるかもしれない。次の節をどうぞ。

エスペラントで病院のことを何というか

田中克彦さんの本に、エスペラント紹介のくだりがあった。こんなことをいっていた。 「病院」は"malsanulejo"というのだとあった。このことばは次のように分析できるという。

この分析はピジン語(かクリオール語)で病院のことをsick houseというのと同じ考え方だ、という。 こういうわかりやすいことばは発展していってもらいたい、ということだった。

しかし、別の本ではこんなこともいっていた。ヨーロッパの人たちにとっては病院は今までhospital で通じているのだから、いまさら分析的なことで覚えるのはおかしい。 だから hospitalo という形も後でできた。 というわけで、エスペラントの辞書には hospitalo と malsanulejo の二つがのっている。

さて、エスペラントには難しいラテン語から来たことばがある。 これらを易しいエスペラントで表そうという 運動がある。わたしはもっともだと思うのだが、どこで難しいかの線引きをするのだろう。 まあ、病院のように、両方とも通じてくれればいいのだろう。

病院でエスペラントを勉強した

1999年10月26日から10日間、ある理由で入院した。そのあいだ暇だったので、 Teach Yourselfシリーズの エスペラント本で勉強した。この本はずっと昔から持っているのだが、 今までまじめに読んだことがなかった。 今回初めてまじめに取り組んだ。結局全部を通すことはできなかったが、 一からやり直すことができた。 単語を覚えるとき、「ベッドは何と言うのか、窓は何というのか、空は...」と、 ほとんど子供のような 思いで「ものには名前がある」ということを再認識したのだった。

エスペラントとコンピュータ

あるページにのっていた「エスペラントのコンピュータ用語いろいろ」を見ていた。 なかなか発見があった。 たとえば、「オペレーティングシステム」、これは "mastruma sistemo" という。 mastruma は、mastrumi の 派生語で、家庭を切り盛りする、という意味のようだ。 更に、 "um" のない mastro/mastrino は、主人/主婦の 意味である。つれあいの家事を見ていると、まさにオペレーティングシステムだなあ、 と思うことがある。 もう一つおもしろいのは、operacii という動詞があるにもかかわらず、こちらは使わない、 ということだ。 たぶん、operacii は手術や軍事などの特別な用途にしか使わないのだろう。

また、ユーザインタフェースは "fasado" であった。「ファサード」と聞くと、 中小企業診断士の旧商業部門で出題分野にあった店鋪管理の専用用語を思い出す。 店舗と街路の界面の作りを表すことばで、ファサードの作りの巧拙で客が店に興味をもつかどうか、 店に入るかどうかが決まるという。なるほど、である。

ここまで書いて、 後藤文彦さんの「使いたくないエスペラント単語集」に、 この "fasado" が取り上げられていることに気が付いた。 後藤さんによれば、 「建物の正面」という意味で使うときはfrontoやvizaĝoを使うのが適切、 という。 vizaĝo は「顔」という意味がある。 英語のface に直接相当する faco もあるが、 こちらはダイヤモンドのカット面という特殊な意味で使われる。 むしろ英語の facet に近い。さて、インターフェースについては、 interfaco を与えている辞書もある。 これからいくと intervizaĝo を使うのが最もエスペラントらしい、 という結論になるのでは、と思うがどうか。

鈴木孝夫の本に紹介されていたと思うが、英語の「ピテカントロプス」 (つづりはわからないので省略)は、 英米の子どもには意味がわからないそうだ。 しかし、日本語(漢字)では「猿人」と書くので意味がとれるという。 それで日本語の優位性を語っていた。エスペラントはその思想を広げようというものだろう。

もっともその逆、つまり日本語では意味がわかりにくいのに英語ならわかるという例も事欠かない。 たとえば、数学である種の数の体系を表すときに、その種類に応じて「群」、「環」、「体」ということばを 使う。こう書くといかめしいものを想像する。しかし、 これらはそれぞれ英語で「グループ」、「リング」、「フィールド」である。なーんだ、と思う。大体 「集合」と「セット」からして、そうである。最近は、日本語に訳す苦労さえ惜しんで、 新たな種類の名称に「イデアル」、「カテゴリー」とそのままである。 (カテゴリーには「圏」という訳語があるが、 最近は通用しないと思う)。

エスペラントの合理性

たいていのことばには、反意語を作る接頭辞がある。エスペラントは"mal"が代表的だ。 私の想像を超える数のことばが mal をつけて表されている。

たとえば、「右の」を表すことばはエスペラントでは dekstra である。「左の」は maldekstra である。 左くらい別のことばを与えればよかったのでは、と思うが、こればかりはわからない。 心当たりはある。私は合唱団に入っているのでミサ曲をよく歌うのだが、通常典礼文で出てくるのは dekstra に相当するラテン語だけで、maldekstra に相当するラテン語は出てこない。ということは、 dekstra のほうが偉いことばなのだろうか、ということだ。

そう思ってみると、 mal が着くとたいてい悪い(劣っている)意味になるようにことばが選ばれている。 形容詞をとってみると、sana(健康な)に対して malsana(病気の)、 alta(高い)に対して malalta(低い)、 bona(よい)に対して malbona(悪い)などがある。 そこで思ったのだが、動詞では fermi(閉じる)に対して、malfermi(開く)がある。 「閉じる」ほうが望ましい動作だとザメンホフは考えていたのだろうか。 外敵に攻められないような城郭都市をよしとした時代の名残なのだろうか。

エスペラントの字形に混乱する

エスペラントの字形というのは、ちょっと変わっている。ふつうのラテン文字の他に、 山かんむりと弓かんむりをつける字がある。 山かんむりは、ハットとかサーカムフレックスと呼ばれる、^のような記号である。 この山かんむりは、c, h, j, g, s の上につくと、別の音になる。 弓かんむりは、山かんむりを上下にひっくり返した記号であり (あえて書くとvのような記号)、 これは u の上につくと別の音になる。

これらの冠のついた字形については、通常のタイプライターやキーボードにはない。そこで、略記法として、 かんむりの代わりにxを該当字の後ろ(または前)にもってくることができる。 x の代わりに、山かんむりでは ^ を、 弓かんむりでは ~ を使う人も多い。

コンピュータの発達で、いろいろな国の文字がその字の通り表示できるようになった。 そこで、 エスペラントも字形をそのまま表示できるといい。そこで、Latin-3 という字の割り当て表が考えられた。 この割り当て表に従えば、字形を略記に頼らずにそのまま表示できる。 もう一つ、コンピュータ側も、このLatin-3に対応した字形を用意する必要がある。

さて、ここからが混乱の始まりである。私はLatin-3 に対応したページを1枚だけ用意していた。 これを久しぶりに見てみたところ、 かんむりがある字が別の文字(たとえばAE の合字)や該当しない文字を表す□の表示になっていて読めなかった。 このページは、CxUx To Latin-3 というソフトウェアで変換して作ったページであった。 どうもおかしい、と思い、別の方法で作ることにした。

まず、フォントは以前入手した Esp で始まる種類を選んだ。 そして、アップルメニューの「キー配列」アプリケーションを起動させた。 フォントは先の Esp で始まる種類が選ばれていることを確認して、コマンドキーを押しながら表示される鍵盤をクリックして 該当文字を表示させた。その文字をエディタにコピーアンドペーストによりもってくる。エディタ上では別の文字(たとえば 1bit カナの文字など)に化けている。しかし、HTML に使用フォントを強制させるように書いておけば、 Netscape Communicator (NC) 4.5 で表示させることはできる。

ここまではよかった。次に、今度はWindows でどのように見えるか調べてみた。 すると、Macintosh で正常に表示できていたページが、うまく見えないことがわかった。 おまけに、Macintosh でも Internet Explorer (IE)ではやはりうまく見えないことに気付いた。 原因を調べてみると、どうも Esp で始まるフォントにあることに気付いた。 エスペラントの他のページを見てみると、Macintosh では ISO で始まるフォントが標準であるらしい。 こちらのフォントが正常に見えるようなフォントにHTMLで指示したところ、 他のページが見えるという点でよいようだ。 といいながら、別のページは Esp 系を強要している。 なぜかというと、 ISO 系は私の使っているフォントが悪いからか、フランス語のアクサン(アクセント)のある文字が 出なくなってしまうからだ。 フォーレのレのアクサン・テギュが出ないのではフォーレに申し訳ない。 ただ、この Esp 系のフォントをどのようにして手に入れたのか、全く覚えていない。 また、きちんと探せば(あるいは商用製品を買えば) アクサンの字もある字形を手に入れられるのかもしれない。 なお、エスペラントのフォントに関しては、 infoseek などのサーチエンジンで、検索欄に「エスペラント フォント」と入力すれば出てくるだろう。

今まで、調べた結果を次の形で整理した。

表記方法と出力の関係(○:見える、×:見えない、−:未確認)
フォント種類ESPフォントISOフォント&#数字表示
Macintosh NC ESPフォント××
Macintosh NC ISOフォント××
Macintosh IE ESPフォント×××
Macintosh IE ISOフォント×××
Windows NC Lat3 フォント
Windows IE Lat3 フォント

後記:現在はUTF-8が一般的になってきた。(2007-07-15) 部屋の方針を参照。

エスペラント類義語を見て思う

この間、草加市の図書館で、エスペラントの類義語を説明している阪直さんの本を借りた。 これを見てつらづら思ったのは、エスペラント固有の類義語、間違えやすいことばもあるけれど、 むしろヨーロッパ圏の言語(仮にヨーロッパ語とする)の使われ方とエスペラントの使われ方が共通で、 日本語とヨーロッパ語の感覚にずれがあるのかもしれない、ということである。

例えば、日本語の「コンクール」にはエスペラントでは通常 "konkurso" が対応する。 阪さんの本には次のように説明されている。日本語のコンクールは音楽コンクールなどのように 技量を競い序列をつける競技会を指すが、エスペラントではそれ以外に競争試験をも指す。 従って日本の大学入試などは konkurso を使うのがよい。 konkurso に対比して使われるのは、資格試験を意味する ekzameno である。

この説明を読んだ後で、たまたまフォーレの作品を調べていたところ、彼が書いた作品 「コンクール課題曲」というのがあった。 この「コンクール」が気になってフランス語の辞書を引いてみると、 語そのものは異なるものの、 konkurso 系と ekzameno 系をエスペラントと同様な意味で区別していた。

それから、スープは日本では「飲む」ものだが、 エスペラントでは「食べる」の意味の "manĝi" を使う、という説明があった。 これに関しても、英語、ドイツ語、フランス語ではみな「食べる」を意味する動詞を 使う。

他にもあったかもしれない。これから言えることは、エスペラントはヨーロッパの常識を得るのに 好都合な言語ではなかろうか。

附記:上記のスープの件に関して、後藤文彦さんから掲示板に 投稿がありました。 感謝します。また、別の方から「うちのかみさんは、『おみおつけを食べる』というが、 不思議でもないし、おかしいとも思わない。 なぜって具がいっぱい入っているから」 というお便りもいただきました。ありがとうございます。

さらに、たまたま私が持っていた TOEIC の参考書には、 「スプーンを使ってスープを口に入れる行為は eat であるが、 器を持ち上げて直接口につける行為は drink である」と書かれていました。 ただ、こんなことを覚えても小賢しくふるまうことができるだけなのでしょうが。

毎日新聞を見て思う

2002 年 1 月 7 日の毎日新聞の9面「人びと 民族 地球」という欄に、 「先住民の言語を守れ」と題して、オーストラリアの言語学者、 ボブ・ディクソン博士へのインタビュー記事が掲載されている。このインタビューは、 消滅しつつある言語の危機を訴え、言語の多様性を確保する博士の仕事と主張が紹介されている。 この記事自体に私は異論はない。 気になるのは、わきにある『「経済至上主義」ゆがみ露呈』という解説である。 この解説はディクソン博士の主張に添いつつ、記者の目で言語を紹介している。 冒頭は次のようである。

(前略)「エスペラント」は結局、世界各国に普及しきれなかった。 理由はいろいろあったのだろうが、後年のエスペラント支持者らが 「我々は苦労して習得しなければならない語学を一つ増やしただけだった」と嘆いたという 逸話に最も実感がこもっているように思う。

さもありなん。しかし、こうして嘆いた支持者の母語はなんだったのだろうか。気になる。 そして、記者はディクソン博士の主張「どんな言語も全体としての難易度に差はない」 を紹介したあとで、 「あらゆる事象と心の機微を簡単な構造に整理しようとした」 エスペラントの発想に限界があったと指摘する。どうやら、限界があることの理由付けに、 博士の主張を援用しているようだ。 さて、博士のいう「どんな言語も」の中に、エスペラントのような人工言語が含まれているのか、 と問うてみよう。 もし含まれていないとしたらどうか。エスペラントは言語としては易しいと私は主張する。 エッセンスはごくわずかであるからだ。 すると、エスペラントは易しいが、難しいところを取り去った分、 どうしてももれてしまう事象や心の機微が表現できなかった、ということになるのだろうか。

このような諦めのまじった記者の問にはどう答えようか。 一つは「かなりのところまで、事象と心の機微はエスペラントで表せる」という主張、 もう一つは、「あらゆる事象と心の機微を簡単な構造に整理しようとしたが、整理できないものには 関与しない。そのような難しいところは民族語にまかせる」という観点である。

さて、もう一つ、言語の多様性という立場からすれば、 自然言語と人工言語の区別をすることもまたおかしいのではないか。エスペラント以外にも、 共通語は多く存在する。それらもまた、記者の方には暖かく見守ってもらいたいものだ。

ウイルスを運ぶプロトコル

最近、MS-Blaster というコンピュータウイルスとその仲間が猛威をふるっている。 さて、こんな声がたまたま近くで聞こえてきた。 コンピュータに詳しい同僚が、 コンピュータに詳しくない質問者に MS-Blaster のことを電話で説明していた。 「MS-Blaster にはいろいろ種類がありましたが、最初の種類では、 通常使われていないプロトコル (コンピュータネットワークで交わされる文法)に乗って広まった。 だから、そのプロトコルを検知さえすれば、それを遮断すればウイルス侵入は防げた。 ちょうど、エスペラント語が普通のことばから見るとわけがわからない言葉だから、 他の共通語と区別がつくようなものです。」

私はこれを聞いてがっかりした。エスペラントは、 この同僚にとっては、わけのわからないことばになっているのか。 もっと広めないとならないという思いと、 やはり広まらないのだろうかという諦めが浮かんでくる。


エスペラントの語彙

ある日、ニュースでギリシャ人がギリシャ語で会見していたのを聞いて気になった。 私は日本語以外話すことができないが、 聞けば何語であるかはだいたい見当がつく。しかし、ギリシャ人の話すことばは、 ギリシャ語には聞こえなかった。どのようなことばが聞こえたらギリシャ語なのだろうか。 それが気になったのだ。つれあいに話すと、では、ということで「ギリシア語入門」という本を持ってきた。 古典ギリシャ語の解説書である。 ちらちら見ていたが、ついぞギリシャ語の聞いてわかる特徴はわからなかった。 それはそうだろう。現代ギリシャ語ではなくて古典ギリシャ語の本であり、 ことばを聞くことについての注意は払われていないからだ。

ただ、面白い発見があった。 ギリシャ語の「そして」がκαιであることを知った。これはエスペラントのkajではないか。 インターネットで調べたら、その他にも、エスペラントで複数形を表す語尾のjが、 ギリシャ語起源であるようだ。うーむ。


東京駅近くのOAZO

2004年の10月2,3日、私は診断士の更新研修を受けていた。 研修場所は丸ノ内だった。講師が、「研修が終わったら、新しいオアゾ(OAZO)というビルに出かけてきます」 とおっしゃった。新しい所に出かけようという意欲があるのは、さすが診断士の先生だけある。 (私にはなかった)。その後オアゾというのはどういう意味か、という話題になり、 わたしは生半可に「そういえば、フランス語でオアゾという発音だと鳥のことですが、 難しい綴りですよ」としゃべった。隣で聞いていた方はふんふんと言っていた。 あとである人にその話をしたら、「フランス語の鳥(oiseau) はむしろワゾと発音するのではないか」 とのお叱りを受けた。これで私の株は落ちた。

それから十日ほど経って、新聞を見て驚いた。OAZO というのはなんとエスペラントで、 「オアシス」の意味である、とあった。これで私の株はさらに落ちた。 もっとも、OAZOのネーミングには、あと二つほどの意味が掛けてあるようだが、 OAZO がエスペラントであることを知らなかったことには変わりはない。 もしOAZOがエスペラントであると知っていれば、 診断士の皆さんにエスペラントを普及するまたとないチャンスであったのに。 ネーミングで困った時は、なんでもエスペラントにするといいですよ、 と偉そうに吹聴できたのに。普段の勉強をさぼっていたツケが、こんな所に回ってきたのだった。


例に出されるエスペラント

アットマーク・アイティーというサイトの、 ユーザビリティの時代──ペルソナ/シナリオ法 というページに、エスペラントの例が出ていた。 どのような例であったかは該当ページを読んでもらうのが早いが、 要は、「設計して作ったはいいが使われなかった」例に、エスペラントが引き合いに出されているのだ。 このような論調が多く見られるのは悲しいことだ。しかし、 世界共通語としてエスペラントがそれだけ知られていることの証明としては、 むしろ喜ぶべきことなのかもしれない。

なお、 類似の対象となっている「JavaのMetal Look&Feel」は 「新しい文法を提示しようとして失敗した例でしょう」とあるが、 エスペラントは新しい文法を提示しようとはしていない。西欧語の文法を簡略にしただけである。

更に余談だが、その後述べられている論で、 「Microsoft Officeが非常に成功したのは、 OfficeシリーズのExcel、Word、PowerPoint、 Accessというまったく使用目的などが異なるツールでありながら、 操作性をすべて統一してしまったからです。」とあり、また同様な例をWindowsに求めている。 それを言うなら、アップル社のマッキントッシュにまで言及すべきであろう。 もっと遡れば、ゼロックスのパロアルト研究所の成果まで言わなければならないと思う。


ベジタリアンのためのエスペラント単語

ベジタリアンのためのエスペラント単語 というページがある。 ベジタリアンのためというより、食事好きのための、という気がする。 魚もいろいろな種類があるが、サンマはなかった。英和辞典でも、 サンマは出ていないことが多い(ちなみに、sauryという)。

なお、上記ページでいわし類のところで klupedpj とあるが、 正しくは klupeo だろう。

付記: エスペラントでサンマは sairo である。(2007-12-22) http://d.hatena.ne.jp/shiro-kurage/20071008 参照。


エスペラントの反意語

エスペラントは合理的にできている。私もそう言っている。 しかし、なかなか徹底的にはいかない。反意語(反対語)について、その合理性を考える。

エスペラントの反意語は、接頭辞malを付ける(ちなみに、エスペラントの改良版イードでは、 接頭辞disを付ける)。 たとえば、形容詞「右の」は dekstra であり、「左の」は maldekstra となる。 動詞「閉じる」の fermi に対して、「開く」は malfermi である。 私はこの両者について、合理性をここまで徹底するのかと恐怖に似た気分を味わった。

ところが、やはり従来のヨーロッパ言語に依存するところはある。 つまり、malを使わずに、語彙そのもので反対語を表す方式である。 次が、いわゆる反意語の対を集めた例である。とりあえず、動詞に限る。

動詞(日本語)動詞(エスペラント)反意語(日本語)反意語(エスペラント)
行くiri来るveni
買うaĉeti売るvendi
取るpreni与えるdoni
借りるpruntpreni貸すpruntdoni
得るgajni失うperdi
押すpremi引くtiri

エスペラント以前に、反意語に関する日本語の基本的な語彙が出てこない。これには危機感を覚えた。 (2005-09-11)

エスペラントの読み方

エスペラントの合理性を主張する根拠に「書いてあるように読める」がある。 これはほぼ正しい。ほぼ、というのは私には嫌らしいところが気になるからだ。

「敵」を意味するエスペラントの単語がある。malamiko と綴るが、 これは「マラミーコ」と読んではいけない。「マルアミーコ」 と読まなければいけない。 最初のmalは、このページの上で述べたように、反対を意味する接頭語だ。 従って、mal の l と次に来る母音の a はいっしょにならず、 分けて発音しないといけない。 フランス語でいうアンシェヌマンは、行なってはいけないということだ。 ちょっと、嫌だ。 (2006-01-14)

もっとも、文字を見ただけでどこで切るかわからないのは、どの言語も同じだ。 エスペラントは、まだかわいい。 私が難渋したのはドイツ語だった。 英語だって、nowhere など、no where か、now here か、 ちょっと迷うものがある。 日本語にもある。「ここではきものを脱いで下さい」は、 その曖昧性を言葉遊びに生かしたおもしろい例だ。 私が傑作と思っているのは、
急いでもみますきちんと右左
という看板である。この写真は、 「バウセブン!」の帯の裏側にある。

このように、接続の個所を変えることによって意味が異なる文を 「ギナタ文」(なぎなた文ともいう)いう。 この文例は、おそらく当初は 「急いでも きちんと見ます 右左」 であったと思われる。というのは、毎年開かれる交通安全週間で応募がある交通標語の入選作は、 こちらの形をとっているからだ。これならギナタ文になる心配はない。 ではなぜ、わざわざギナタ文になってしまったのか、これは謎である。(2009-11-15追加)

その後、マラミーコでもよろしい、とどこかに書いてあったような気がしたが忘れてしまった(2012-03-20)。


エスペラントと諸言語

エスペラントの単語を覚えるときに、英語を利用するとよいという。 これには一理ある。しかし、英語だけでなくて、他の言語も参考にすべきだろう。

たとえば、エスペラントは目的格にnをつける。これは、 語順に影響されることなく、語の対象を明示することに役立っている。 これは、ドイツ語の用法に近い。

また、「質問する」「回答する」にあたるエスペラントの動詞は、 それぞれ demandi, respondi である。これを、英語の demand や respond に対応すると考えるのは、無理がある。 意味の隔たりがある。 むしろ、フランス語の "demander"と"repondre"に相当する、 と考えるべきだろう。

こんなことを考えながら、英語以外の諸言語との類似性を探すことができれば、 楽しいはずだ。


エスペラントの音楽用語

楽器

弦楽器kordinstrumento
ヴァイオリンviolono
ヴィオラaldoviolono
チェロviolonĉelo
コントラバスkontrabaso
ピッコロfluteto
フルートfluto
リコーダーbekfluto
オーボエhobojo
クラリネットklarneto
ファゴットfagoto
サクソフォンsaksfono
金管楽器latuninstrumento
ホルンkorno
トランペットtrumpeto
トロンボーンtrombono
チューバtubjo
打楽器perkutinstrumento, frap instrumento
ティンパニtimbalo
ドラムtamburo
ピアノpiano
ハープharpo
ギターgitaro

楽典

音階gamo, skalo
全音階diatona gamo
半音階kromata gamo
調号gamsigmo
臨時記号kromsigno
嬰記号dieso
変記号bemolo
本位記号bekvadrato
調tonalo
長調maĵora tonalo
短調minora tonalo
和音akordo
和声harmonio
移調transpono
拍子takto
4分音符kvaronnoto
4分休符kvaronsilento
全休符plensilento

薬と薬屋

日本語では、物を売る店を物「屋」と表現する 靴を売る店は靴屋、肉を売る店は肉屋、魚を売る店は魚屋、という具合だ。 少し変化があるのは、野菜を売る店は野菜屋ではなく八百屋、というものである。 薬の場合は薬屋でもいいが、薬局という言い方もある。薬局というと、 医者の出す処方箋を受け付けて販売する、という感じが出てくる。

エスペラントではどうなるかだが、これも基本的には売り物の名前に vendejo をつければよい。 八百屋であれば野菜の店なので legomvendejo となる。legomo は野菜である。 複合語を作るときは、先頭の語は語幹のみをとることが多いようだ。

この伝でいくと、薬屋は medikamentvendejo となるはずだ。 あるいは、薬を意味することばが長いので medikamenta vendejo のほうがアクセントも変わらずによいはずだ。 ところが辞書を引くと、薬屋は apoteko とある。 なぜだろう。英語の辞書で、apoteko に近いことばは古語であり、 もとはギリシャ語の「倉庫」という意味だったそうだ。

ならば、薬屋は medikamenta vendejo でいいはずだ。(2009-11-13)


無作為エスペラント文で練習できるか

そういえば、私が持っているエスペラントの本というのをまとめてはいなかった。 読んだ本の記録というページを設けたので、 これからはそこに載せていこうと思う。

さて、 Cresswell, J and Hartley J. : ESPERANTO (TEACH YOURSELF BOOKS)は、 英語によるエスペラントの自習書である。この本は15章からなっていて、 第4章と第5章の間に Interlude (中書き)がある。ここに、 エスペラントの上達法が書いてあり、そのなかで、名詞や動詞、形容詞、前置詞を書いたカードを用意して、 カードを並べて文を作ることを勧めている。たとえば、こんな文ができるだろう。

la hundo estas sur la tablo.

意味は、「犬がテーブルの上にいる」なお、原書も頭文字は小文字のままである。 中には、無意味な文ができることもあるだろう。

la hundo sidas sur la fajro

意味は、「犬が火の上で座っている」。頭文字が小文字であることは、上記と同様である。 これも意味がわかれば気にしない、ユーモアと不均等さが興味を引くのだから、 と結んでいる。

これに触発されて、カードの代わりにコンピュータを用いて無作為に文を作成することを試みた。 エスペラント無作為文というページである。 果たして意味が取れる文章ができるだろうか、これが心配であった。 というのは、サンプルとしてとったのが、 「4時間で覚える地球語エスペラント」の必須単語の前置詞33語であり、 その他は基本語だからだ。このページが出力した文を5つ出してみよう。

  1. La kelka mondo legas tra la klara tepmo.
  2. La bona vorto okazas sen la bela mano.
  3. La nova lando okazas tra la multa sinjoro.
  4. La granda mondo okazas apud la bona fojo.
  5. La kelka patro legas tra la bela koro.

無作為、という割には okazas が連続して出てくるほか、2回以上出てくる言葉が多いのが気に入らないが、 それぞれを無理に日本語に訳すとこうなるだろうか。

  1. いくつかの世界は、明らかな時間を通して読書する。
  2. よい言葉は、美しい手なしで起こる。
  3. 新しい土地は、多くの紳士を通して起こる。
  4. 偉大な世界はよい回数にそって起こる。
  5. 何人かの父は美しい心を通して読書する。

意味がないのは仕方ないとしても、いろいろと困ることは確かだ。 たとえば、kelka (少しの)は抽象名詞(非可算名詞)と一緒に用いるので、 父のように、一人、二人と数えられる名詞であれば kelkaj patroj となるべきだ。 multa (多くの)も同様で、multaj sinjoroj となるべきだ。

そこまで分かればこの本の著者の意図はある程度通っている、といえるのだろう。 ただ、こんどは目的格が出てくるようにしたいとか、副詞も使いたいとかとなると、 自動詞か他動詞かとか、点動詞か線動詞かとか、いろいろと区別したい項目が出てくるに違いない。 そこまで準備をするぐらいなら、普通に覚えたほうがいいのかもしれない(2009-11-15)。


エスペラント辞書を PDIC で使う

以下は、単なるメモ書きである。

PDIC という優れた辞書検索ソフトウェアがある。 ふだんは英単語で使っているが、これをエスペラント単語で使いたい、という思いがあった。 そこで、少し調べてみた。皆さんの役にたつかもしれないのでここでお知らせする。 なお、PDIC そのものの入手方法については、ここでは割愛する。

まず、Vastalto のエスペラントの部屋 (homepage1.nifty.com)へ行く。ここに、 PDIC/Unicode 用辞書データ:実用エスペラント小辞典 第1.6版 (Ver 1.63) という名前で pejvo163_pdicu.lzh 2008-10-26 869,019 bytes というリンクのファイルがある。 これをローカルコンピュータにダウンロードする。解凍するとフォルダができるので、 仮にC:\pejvo163_pdicu という名前・位置に置いたとしよう。

次に、PDIC を起動する。File から 辞書設定<詳細>(E)...を選ぶ。辞書設定ウィンドウが表示される。 左側の「辞書グループ一覧(G)」で右クリックし「辞書グループの追加」を選ぶ。 仮に、エスペラントという名前にしよう。このとき、右側の使用辞書一覧(L)は空である。

そこで、今度は右側で右クリックし「既存辞書の追加」をクリックする。 参照で、先ほど選んだC:\pejvo163_pdicuのフォルダに pejvo.dic があるので、これを選ぶ。 最後にエスケープキーを押して、辞書設定ウィンドウを閉じる。 ここで、WORD の欄に英字をひとつ入れれば、入れた瞬間にその文字列で始まる見出語が表示される。 これで、エスペラント単語から訳語が表示できるようになった。ただし、まだ日本語の検索はできない。

日本語の検索ができるようにするには、再度、辞書設定<詳細>を選び、 右側のpejvo.dic を右クリックして、「和英辞書の作成」を選ぶ。 作成先辞書の名前は、仮に waesu.dic とでもしよう。「参照先」ボタンをクリックして名前を決め、 作成先辞書のところにフルパスで辞書の場所と名前を記述する。 オプションはそのままでよい。OK をクリックする。 辞書の新規作成のウィンドウでも OK をクリックする。 すると、変換が行われ、結果が表示され、新たな和エス用の辞書ができたことがわかる。 そして、再度「既存辞書の追加」を選び、新しくできた「waesu.dic」も追加する。 今度 WORD に日本語を入れれば、対応するエスペラントの結果が表示されるはずだ。

辞書を変換する

ここでの不満は、pejvo の版が 1.63 と少し古いことだ。 2011-04-23 現在最新の版は 1.8 であるが、PDIC 形式では頒布されていない。 したがって自分で作るしかない。以下、方法を述べる。

まず、上記ページから pejvo180u.lzh をダウンロードし、解凍する。 このフォルダの pejvo.txt を適当なエディターで表示させる。 UTF8の読み込み・書き出しができ、置換ができるくエディターならばよい。 私は xyzzy を使っているので以下これで説明する。

下記の順番で文字列を置換する。これは、1行につき 2 列からなるcsv 形式を

  1. スラッシュ(/)を削除する。
  2. コロン(:)を文字列 ", " に置き換える
  3. 改行記号(便宜上\nと書く)を "\n"に置き換える。

さらに、最初の行として下記を挿入する。これは、各列のもつ情報を示すためである。

word,trans

以上を下記にまとめる。置換前の最初の 4 行は、置換後では 5 行に増え次のようになる。

置換前置換後
a:{O}[文字名]アー(文字A,aの名称)
-a:{B}[形容詞語尾]
abak/o:【数】計算盤,そろばん,>>sorobano;【建】(円柱頭部の)冠板
abat/ej/o:【キ】修道院,大修道院,>>priorejo,>>monaĥejo
word,trans
"a", "{O}[文字名]アー(文字A,aの名称)"
"-a", "{B}[形容詞語尾]"
"abako", "【数】計算盤,そろばん,>>sorobano;【建】(円柱頭部の)冠板"
"abatejo", "【キ】修道院,大修道院,>>priorejo,>>monaĥejo"

さて、置換後のファイルは csv ファイルとして保存する。拡張子を csv にすると同時に、 文字コードは utf16 として保存する(utf8nは文字化けするのでこれでは保存しないこと)。 保存語は PDIC に新たな辞書グループを作成し、 そのグループに保存した csv ファイルを dic ファイルに変換して取り込む。

辞書設定の右クリックで、 既存辞書の追加を選ぶ。辞書の追加ウィンドウでファイルの種類に CSV 形式を選ぶ。 これで先に変換した csv ファイルを選ぶ。すると、下記のダイアログが出る。

PDIC 用の辞書ではありません。PDIC 用の辞書に変換しますか?
「はい」、「いいえ」、「キャンセル」

「はい」を選択すると、新たなダイアログが出る。 変換先の辞書は、適当に指定する。 当然、変換元ファイル形式は CSV 形式である。 同一単語の処理は「訳語部をマージ(問い合わせあり)」のままでよい。 OK をクリックする。

「ここで作成された辞書は、PDIC/Unicode Ver.5 以上でのみ使用できます」 という注意が出るので、 OK をクリックする。すると、次のウィンドウが表示される。

見出語
alburno
キーワード
alburno
変換元
【植】白太(しらた),辺材
変換後
【魚】ブリーク(ヨーロッパ産のコイ科の淡水魚)
登録内容
【魚】ブリーク(ヨーロッパ産のコイ科の淡水魚),【植】白太(しらた),辺材

この画面に関しては「この内容で登録する」を選ぶ。 これは、alburno という単語に対して同形異義のことばがあるので、これを一緒に扱う、ということである。 その後、alia, ambaŭ に対しても同様に聞かれる。「この内容で登録する」をクリックすると、 同じことを数百回行わないといけないので、ある程度確認したら「以降自動処理」でよい。 しばらくすると、次のとおり表示される。

変換元単語数: 42,351
------------
新規登録単語数: 42,137
修正単語数: 214
欠落単語数: 0
------------
変換合計単語数: 42,351

これでめでたく 1.8 版のエスペラント単語が使えるはずである。

暗記フラグをつける

私のような永久初心者は、単語が暗記できない。 そこで、暗記すべき単語に印をつけることを考えた。 PDIC では、暗記すべき単語に印がつけられる。 そしてこのエスペラントの単語集には{B}という表示がある。 これは基礎の語根であるとのことだから、当然覚えないといけないだろう。 よって、この{B}表示の単語に PDIC 用の印をつけてみようというのがひとつの試みである。

いま勘定したら、{B} が表示されている語は 2494 もあった。こんなにあるのか。信じられない。 さて、次のように変更してみよう。 まず、{B} が表示されている行は、単語と翻訳の間に ,1, を挿入する。これは記憶 (memory ) の対象ということだ。 そうでない行は、単語と翻訳の間に ,0, を挿入する。 まず、", "という文字列を ", 0, " に変換する。 次に、", 0, "{B} という文字列を、", 1, "{B} に変換する

最初の行を下記のとおり変更する。2列めに memory を入れたのは、これが記憶対象であることを示すためである。

word,memory,trans

以上を下記にまとめる。

置換前置換後
word,trans
"a", "{O}[文字名]アー(文字A,aの名称)"
"-a", "{B}[形容詞語尾]"
"abako", "【数】計算盤,そろばん,>>sorobano;【建】(円柱頭部の)冠板"
"abatejo", "【キ】修道院,大修道院,>>priorejo,>>monaĥejo"
word,memory,trans
"a", 0, "{O}[文字名]アー(文字A,aの名称)"
"-a", 1, "{B}[形容詞語尾]"
"abako", 0, "【数】計算盤,そろばん,>>sorobano;【建】(円柱頭部の)冠板"
"abatejo", 0, "【キ】修道院,大修道院,>>priorejo,>>monaĥejo"

Akademio 指定の公用語

Akademio というエスペラントの偉い組織があり、ここで公用語を決めたり、 レベルを決めたりしているようだ。これらについて、 アカデミーオ基礎語根表 (www.vector.co.jp)というところでダウンロードできるので、 これをもとに 2470 語のレベルを決めた。 レベル 1 がもっとも重要で、、数字が増えるごとに徐々に重要度が軽くなる。 なお、レベル 0 は重要度付けがされていない単語である。 レベルを csv ファイルに反映させるために小細工したが、 その方法はあまりにも煩雑だったので省略する。

結果だけ述べると次のとおりである。まず、word,memory,trans の列が、 word, memory, level, trans のようになる

その他の注記を含めて下記にまとめる。

置換前置換後
word,memory,trans
"a", 0, "{O}[文字名]アー(文字A,aの名称)"
"-a", 1, "{B}[形容詞語尾]"
"abako", 0, "【数】計算盤,そろばん,>>sorobano;【建】(円柱頭部の)冠板"
"abatejo", 0, "【キ】修道院,大修道院,>>priorejo,>>monaĥejo"
(中略)
abelo, 1, "{B}【虫】ミツバチ(蜜蜂)(属);《般》(小型の)ハチ(蜂),>>vespo"
word,memory,level,trans
"a", 0, 0, "{O}[文字名]アー(文字A,aの名称)"
"-a", 1, 1, "{B}[形容詞語尾]"
"abako", 0, 0, "【数】計算盤,そろばん,>>sorobano;【建】(円柱頭部の)冠板"
"abatejo", 0, 0, "【キ】修道院,大修道院,>>priorejo,>>monaĥejo"
(中略)
abelo,1, 8,"{B}【虫】ミツバチ(蜜蜂)(属);《般》(小型の)ハチ(蜂),>>vespo"

あとは同じように辞書のファイルに変換する。今度は、レベルまで出させることができるので、 単語練習などでの重宝の度合いが増すはずだ (2011-04-24)。

コピーに見るエスペラント

コピーライターの糸井重里による「85点の言葉」という本がある。 あるお題のもとにコピー(売り文句、キャッチフレーズ)を読者から募集し、出来がよい作品を糸井が選んで発表し、コメントするというものである。 さて、お題が「麻雀」だったときのことである。こんな作品があった。

エスペラント語なんていらねえなあ

糸井はこうコメントしている。

たしかに、必要さえあれば何語だっておぼえるもんな。

麻雀の前にはエスペラントも無力だと思う。 なお、Wikipedia では麻雀のエスぺラントによる説明もある。(2012-04-29)

なかにし礼の「平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう」とエスペラント訳

毎日新聞の記事で紹介された、なかにし礼さんの詩と堀泰雄さんのエスペラント訳を下記リンクなどから無断転載する。 左に日本語、右にエスペラント訳を掲げる。

なお、なかにし礼の原詩にはフリガナがつけられているが、下記の対訳形式では省いた。解説ではルビまたはカッコ書きの形でフリガナを示している。

平和の申し子たちへ!
泣きながら抵抗を始めよう 
        なかにし礼

二〇一四年七月一日火曜日
集団的自衛権が閣議決定された
この日 日本の誇るべき
たった一つの宝物
平和憲法は粉砕された
つまり君たち若者もまた
圧殺されたのである
こんな憲法違反にたいして
最高裁はなんの文句も言わない
かくして君たちの日本は
その長い歴史の中の
どんな時代よりも禍々しい
暗黒時代へと戻っていく
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回り始はじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
しかし君に戦う理由などあるのか
国のため?大義のため?
そんなもののために
君は人を銃で狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争にむいていないからだ
世界史上類例のない
69年も平和がつづいた
理想の国に生まれたんだもの
平和しか知らないんだ
平和の申し子なんだ
平和こそが君の故郷であり
生活であり存在理由なんだ
平和ぼけ? なんとでも言わしておけ
戦争なんか真っ平ごめんだ
人殺しどころか喧嘩もしたくない
たとえ国家といえども
俺の人生にかまわないでくれ
俺は臆病なんだ
俺は弱虫なんだ
卑怯者? そうかもしれない
しかし俺は平和が好きなんだ
それのどこが悪い?
弱くあることも
勇気のいることなんだぜ
そう言って胸をはれば
なにか清々しい風が吹くじゃないか
怖れるものはなにもない
愛する平和の申し子たちよ
この世に生まれ出た時
君は命の歓喜の産声をあげた
君の命よりも大切なものはない
生き抜かなければならない
死んではならない
が 殺してもいけない
だから今こそ!
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!
Al vi, infanoj de paco, 
Plorante, komencu rezisti
Nakaniŝi Rei

Marde, la 1an de julio 2014
Kolektiva defendrajto estis aprobita de la kabineto.
Tiun ĉi tagon la fierinda japana,
Unusola trezoro,
Nia paca konstitucio estis frakasita.
Unuvorte, ankaŭ vi, gejunuloj,
Estis premmortigitaj.
Tiun ĉi gravan atencadon al la konstitucio
La Plej Supera Tribunalo neniam riproĉis.
Sekve via Japanio
revenos al malluma epoko
pli abomeninda ol iam ajn
en nia longa historio,
kaj denove tiuj
malbelaj kaj stultaj, kruelaj kaj teruraj
militoj komenciĝos.
Aĥ, junaj geamikoj!
Kiam tiu grandega dentorado
Unu fojon komencis grince turniĝi,
Vi estos envolvitaj en ĝin,
Vole nevole vi estos envolvitaj.
Sed ĉu vi havas kaŭzon por batali?
Por via ŝtato? Por la plej lojara celo?
Pro tiaj kaŭzoj
Ĉu vi povos pafi homojn?
Ĉu vi povos bajonete mortigi homojn?
Ĉu vi povos faligi bombojn sur homojn?
Karaj junaj geamikoj!
Ne iru al batalkampo,
Ĉar vi ne estas taŭgaj por militoj.
Senprecedence en la monda historio,
En tiu ĉi ideala lando, kie paco regis 69 jarojn,
Vi naskiĝis.
Vi spertis nur pacon.
Vi estas infanoj de paco.
Paco estas via hejmloko,
Via vivo kaj ekzistkaŭzo.
Tro pacema ? Lasu ilin kritiki vin,
Milito neniam plaĉas al mi,
Mi volas nek mortigi, nek eĉ kvereli.
Eĉ la ŝtato
Ne intervenu en mian vivon.
Mi estas malkuraĝa,
Mi estas timema,
Ĉu mi estas ruza ? Ja, mi povas esti tia,
Sed mi amas pacon.
Ĉu tio estas kritikenda ?
Por esti malforta,
Mi bezonas kuraĝon.
Kiam mi havas memkredon tiamaniere,
Ial ekblovas freŝaj ventoj,
Mi timas nenion.
Miaj karaj infanoj de paco,
Kiam vi naskiĝis,
Vi krietis vivĝoje,
Via vivo estas la plej valora,
Vi devas ĉiel pluvivi,
Vi ne mortu,
Nek mortigu.
Do, nun !
Kiel malfortuloj
Samkiel beboj ĵus naskiĝintaj
Plorante, komencu rezisti,
Plorante, rezistu,
Ne ĉesu plori dum via tuta vivo,
Por paco !

解説

以下、部分的に日本語とエスペラントを比較しています。


al A

A へ、A に

vi

君、あなた、君たち、あなた方

infanoj

子供(複数形)

de A

A の

 
paco

平和

 

全体で「君たち、平和の子供たちへ、」 日本語の「申し子」はエスペラントでは単に「子供」となっている。


plorante

泣きながら。plori は動詞「泣いている」の不定形。 ante がついて「泣きながら」の意味になる

komencu

始めよ!。komenci 「始める」の命令形。

rezisti

動詞「抵抗する」の不定形。komenci は動詞の原型を従えて、 「……し始める」の意味となる。

全体で「泣きながら、抵抗を始めよう」


pli A ol B

B より A だ

abomeninda

嫌な、いやらしい、いまわしい、憎むべき

iam

あるとき

ajn

……でもよいから。iam ajn で「いつでもよいから」

 

全体で、「あるほかの時より、いまわしい、」


volas

……したい。voli の現在形。

nek A nek B

A も B も~ない

mortigi

殺す、人を死なせる。

……さえも

 
kvereli

けんかをする、口論する。

全体として、「俺はけんかでさえ望まない、まして人殺しなんてとんでもない。」


ruza

ずるい、わるがしこい、抜け目のない

povas

この場合の povas は推測を表す「……かもしれない」

tia

そのように。

 

全体で、「俺はずるいのか? そうだ。その通りかもしれない。」 なお、SAT のページでは esti が誤って esi になっていたので訂正した。


ial

ある理由で、なぜか

ekblovas

ek (造語成分で、……始める)と blovas 「(風などが)吹いている」 からなる。

freŝaj

新鮮な、すがすがしい、(複数形)

ventoj

風(複数形)。 風が複数形になっている理由は、私にはわからない。 このような抽象名詞が複数になるのは、一般的には、さまざまな種類があるとき、と説明されている。

 

全体で、「なにかの理由で、さわやかな風が吹き始めた。」


timas

timi (怖れる、こわがる)の現在形。

nenion

nenio (まったく……ない)の対格。

全体で、「私はどんなものも怖れない」の意味。

エスペラントの文字の入力

私は現在 Windows の xyzzy を使っている。 エスペラントの入力をするのに、字上符のついた文字の入力がうまくできず悩んでいた。 ところが、 氾濫原さんの http://lowreal.net/2004/07/21/3 を見て、やっと解決した。 まず、$HOME に .xyzzy ファイルがあることを確認し、次の行を入力する。

(global-set-key #\C-\M-c '(lambda () (interactive) (insert (code-char 582))))
(global-set-key #\M-c '(lambda () (interactive) (insert (code-char 614))))
(global-set-key #\C-\M-g '(lambda () (interactive) (insert (code-char 600))))
(global-set-key #\M-g '(lambda () (interactive) (insert (code-char 632))))
(global-set-key #\C-\M-h '(lambda () (interactive) (insert (code-char 550))))
(global-set-key #\M-h '(lambda () (interactive) (insert (code-char 566))))
(global-set-key #\C-\M-j '(lambda () (interactive) (insert (code-char 556))))
(global-set-key #\M-j '(lambda () (interactive) (insert (code-char 572))))
(global-set-key #\C-\M-s '(lambda () (interactive) (insert (code-char 606))))
(global-set-key #\M-s '(lambda () (interactive) (insert (code-char 638))))
(global-set-key #\C-\M-u '(lambda () (interactive) (insert (code-char 605))))
(global-set-key #\M-u '(lambda () (interactive) (insert (code-char 637))))

xyzzy を立ち上げたら、Alt キーを押しながら c g h j s u を打つと ĉ ĝ ĥ ĵ ŝ ŭ が、 Alt キーとコントロールキーを押しながら打つと(Shift キー押下は不要)Ĉ Ĝ Ĥ Ĵ Ŝ Ŭ が入力できる。


PIV について

PIV といえば、エスペラントの世界では有名な辞書である。 この辞書、Plena Ilustrita Vortaro はその名の通り、イラストが多く(Ilustrita は「イラスト入りの」の意味だ)、 百聞は一見にしかず、とはこういうことかと思う。 しかし、この辞書はイラストばかりでなく妙な記号があちこち出ているので、その記号の意味がわからずに立ち往生してしまうことが多い。 ここで整理しておこう。

まず、36 ページにある II - Listo de la vinjetoj を翻訳しよう。しかし、vinjeto とは何だろう? PIV の 1235 ページには、こうある。

vinjeto
  1. Malgranda ornama desegnaĵo, metita jen ĉe la komenco jen ĉe la fino de libro aŭ de ĉapitro.
  2. En la Mezepokaj manuskriptoj, komecenca lilero, ornamita ofte per vinberaj ĉiroj.

ここで関係があるのが 1. のほうだろう。「小さな装飾用の模様で、本の章の始めや終わりに置かれる」 そういわれれば、そんな本もあったかな。でもそれが、アイコンのように使われるというのはなぜだろう。

agrikulturo agrikulturo (inkl. hortikulturon, zoo-kaj fito-teknikon) 農学
anatomio Anatomio kaj histologio 解剖学
Arbarkultivo 森林文化
Arkeologio 鉱山学
Arkitekturo 建築学
Armeoj 軍事
Astronomio kaj astrofiziko 天文学および天体物理学
Aviado 航空学
Bakteri- kaj virus-ologio バクテリア学およびウイルス学
Belartoj 芸術
Beletro 文芸
Biblio hebrea kaj judismo ヘブライ語聖書およびユダヤ教
Biologio kaj fiziologio (inkl. genetikon, ĉelbiologion, embriologion) 生物学および生理学(遺伝学、細胞生物学および発生学を含む)
Botaniko (inkl. vegetajan anatomion) 植物学(植物解剖学を含む)
Budhismo 仏教
Ekologio kaj ekologiismo 環境学および環境保護思想
Ekonomiko kaj financo 経済財政
Elektro kaj elektrotekniko 電気電子
Farmacio 薬学
Fervojoj 鉄道
Filozofio 哲学
Fiziko (inkl. optikon) 物理学(光学を含む)
Fotografio kaj kinotekniko 写真および映画技術
Geodezio kaj topografio 測地学および地形学
Geografio 地理学
Geologio (inkl. mineralogion kaj petrologion) 地質学(鉱物学および石油学を含む)
Heraldiko 紋章学
Historio 歴史
Islamo イスラム
Juro 法学
Kemio kaj biokemio 化学および生物化学
Komerco 商業
Komputiko 計算機科学
Komunuza senco 一般語義、常用語義(反意語:専門語義:faka senco)
Konstrutekniko 建築工学
Kristanismo キリスト教
Kuirarto kaj gastronomio 料理法と美食学
Lingvoscienco (inkl. fonetikon) kaj filologio 言語学(音声学含む)および文献学
ludoj 遊戯
Marnavigado kaj sipoj 航海および船舶
Matematiko (inkl. geometrion) 数学(幾何学含む)
Materiismo historia 歴史的唯物論
Medicino kaj kirurgio 医学(内科学および外科学)
Meteologio 気象学
Mitologio (Helena kaj Roma; alia, se precizigite) 神話(ギリシャ、ローマほか都度説明)
Muziko 音楽
Paleontologio 古生物学
Poeziece uzata termino 詩語
Politiko 政治
Prahistorio 先史学
Psikologio kaj psikiatrio 心理学および精神医学
Telekomunikoj (inkl. radiofollion, videoaĵojn kaj elektroakustikon) 通信
Religioj (ĝeneralaĵoj; diversaj religioj escepte de budhismo, judismo, kristallismo kaj islamo) 宗教(一般、個別、ただし仏教、ユダヤ教、キリスト教、 イスラム教はのぞく)
Sciencoj 科学
Sociologio 社会学
Spektakloj (inkl. kinoaktoradon) 興行(映画演技含む)
Sporto スポーツ
Statisktiko 統計
Teknikoj (inkl. mekanikon kaj metalurgion) 技術(機構学および冶金学をふくむ)
Teksindustrio kaj vestoj 織物および衣類
Tipografarto kaj libroj 活版印刷および書籍
Trafiko 運輸
Veturiloj teraj 陸上交通
Zoologio 動物学

次に省略形である。用例のところで k だけ見てびっくりしたが、 よく考えれば kaj のことだとわかった。 この k を含めて凡例がある。日本語の意味は省略する。

Listo de la mallongigoj kaj simboloj uzataj en la vortaro

abs absoluta, absolute
AdE Akademio dc Esperanto
adj. adjektivo
adv. adverbo
a.K. antau Kristo
akuz. akuzativo
anst.anstatau
ark.arkaismo, arkaisme
art.artikolo
CCentra
clcentilitro
cmcentimetro
ĉ.ĉirkaŭ
Eorienta(eosta)
E.Esperanto
ekz.ekzemple
evievitinda
ffigurasence
f.formo(speciala)
fam.familio
F.K.Fundamenta Krestomatio
fmfamiliara, familiare
ggramo
g.genro
gl.glandula, glandulae
gr.grupo
La.illteralie, inter aliaj
inf.infinitivo
inkl.inkluzive
interj.interjekcio
jjaro(j)
jcjarcento
j.a.K.jaroj ankaŭ Kristo
kkaj
k.a.kaj aliaj
kckaj ceteraj
kfkultivoformo
kgkilogramo
kmkilometro
knkolektiva nomo
konj.konjunkcio
Kpkomparu:
kskai simile, kaj similaj
ktpkaj tiel plu
llitro
L.Latino
L.B.Londona Biblio
L.I.Lingvo Internacia
L.K.Lingva Komitato
mmetro
MMeza
m.mortinta en
maj.majuskle
min.minuskle
mlmililitro
mllmallongigo
mmmilimetro
minminuto
Nnorda
ntrnetransitiva
pproprasence
p.paĝo
part. participo
pf propra- kaj figura-sence
pj pejorative(pp. vorto) Esprimanta malŝaton, senvalorigon aŭ kondamnon.
p.K. post Kristo
pp se paroli pri
pr. prononcu:
pref. prefikso
prep. prepozicio
proks. proksimume
pron. pronomo
prop. propozicio
ps. pseŭdonimo
rado radiko
resp. respektive
RIM. Rimarko
s sekundo
S suda
simb. simbolo
sin sinuso
SIN. sinonimo
sin. sinonimo (de latinscienca nomo)
sk. subkompreni, subkomprenu
sp. specio
ss striktasence
subsp. subspecio
subst. substantivo
suf sufikso
t.e. tio eslas
t.n. tiel nomata
tr transitiva
U okcidenta (uesta)
U.K. Universala Kongreso de Esperanto
U.v. Universala Vortaro
var. vari(aĵ)o
Vd vidu
vs vastasence
Z. Zamenhof
× hibrido (en latinscienca nomo)
° grado(j)
°C celsia(j) grado(j)
°F farenhejta(j) grado(j)

このなかで pejorative とはそのまま英語にもあり(もちろん読み方は違う)、 「〈語句などが〉軽蔑的な,非難の意を含む」という形容詞であり、 「軽蔑、非難」という名詞でもある。 エスペラントでの意味も同じだろう。上記には PIV の説明もつけている。

監査はエスペラントでなんというか

広高正昭さんによる実用エスペラント小辞典 《第1.8版》 では、監査ということばには、 inspekto, kontrolo, revizo の語が充てられている。一方、Wikipedia では、aŭdito というページがあり、 neologismo (新語)という注釈をつけたうえで、audit に相当することばとして使うとしている。

悩ましいのはこのようなときにどうするかということだ。私は aŭdito を使う。

リンク

http://verkojdetacuo.net/japana/index.html

まりんきょ学問所ことばについて > エスペラントについて


MARUYAMA Satosi