ファン・デル・ヴェルデン : 現代代数学1

2026-03-26

概要

「はじめに」から引用する。

近年,代数学がいちじるしく発展してきたのは,いわゆる,《抽象的》,《形式的》,あるいは《公理的》方法によるものである. なかでもとくに,体論,イデヤル論,群論,多元環論などの分野では,この方法のおかげで,たくさんの新しい種類の方法がかたちづくられ,新しい関連が発見され,そうして数多くの結果が得られた. このまったく新しい概念の世界へ読者を案内するのが,この本の主要な目的である.

索引は本書にはない(第2巻にある)。

感想

私には非常に難しい。

p.22 から引用する。

問題 3. 3 次の対照群 `S_3` の群表を作れ.

私が独力で作るのは大変なので、雪田修一:代数学のレッスンの表 2.1 から引用する。なお、雪田先生のこの表は自分でも一から作って確かめている。

`S_3` の群表
左\右`e``sigma``sigma^2``tau``sigma tau``sigma^2 tau`
`e``e``sigma``sigma^2``tau``sigma tau``sigma^2 tau`
`sigma``sigma``sigma^2``e``sigma tau``sigma^2 tau``tau`
`sigma^2``sigma^2``e``sigma``sigma^2 tau``tau``sigma tau`
`tau``tau``sigma^2 tau``sigma tau``e``sigma^2``sigma`
`sigma tau``sigma tau``tau``sigma^2 tau``sigma``e``sigma^2`
`sigma^2 tau``sigma^2 tau``sigma tau``tau``sigma^2``sigma`` `

ここで、`sigma = ((1,2,3),(2,3,1))`、`tau = ((1,2,3),(2,1,3))` である置換を意味している。

左剰余類と右剰余類

p.31 から引用する。

`H` を `G` の部分群,`a` を `G` の要素とするとき,`aH` という部分集合を,`H` の `G` における左剰余類(または左副群)といい,`Ha` を右剰余類(または右副群)という.

この定義は、多数派の定義といえる。左剰余類と右剰余類を参照のこと。

MathJax

数式の表現には MathJax4 を使っている。

書誌情報

書名現代代数学1
著者ファン・デル・ヴェルデン
発行日1967 年 6 月 20 日 第12印刷発行
発行元東京図書
定価650 円(本体)
サイズA5 判 179 ページ
ISBNなし
備考川口市立図書館で借りて読む