MOTO GUZZI Vツイン開発の風景


はじめに


雑誌の記事等では、MOTO GUZZI のエンジンは「流用されたものだ」という記述をよく見かけます。しかし、私は、実際にMOTO GUZZI に乗るようになって、これを疑問に思うようになりました。

MOTO GUZZI は、「エンジンを流用」したような、適当な設計のバイクではない。
設計者の、明確な意志と意図が感じられる。

設計現場の本当は、どうだったのだろうか。

この原稿には、元となった記事があります。
MOTO GUZZI OWNERS CLUB OF JAPAN のHP、
http://www.motoguzzi-jp.com/owners_club_j/meta/club_meta.html
の、「Trace of MOTO GUZZI V-Twin」です。

本稿の意図は、これと同じです。
「MOTO GUZZI V-Twin の誕生の真実を、明らかにすること」

本稿はほとんど、上記の記事をコピーペーストし、巷で入手可能な 資料を数当たり、調査を強化して書き直したものと言えます。 重複や引用がかなりありますが、上記の記事の管理者には、許可を 頂いています。
(MOTO GUZZI OWNERS CLUB OF JAPAN の寛容な処置に感謝いたします。)

とはいえ、技術的な事項だけを羅列しても面白くないので、当時の イタリアの状況なども含め、一つのモーターサイクルの開発記として、 まとめてみました。

いわゆる「通説」によらない情報も多々あり、新鮮に感じていただける内容もあるかと思います。

お楽しみいただけたら幸いです。

なお、かなりの文章の量がありますので、初めにまず、ご覚悟をお願いいたします。


ombra  2005年 12月



目次

1. Vツイン誕生前夜

2. V7開発の現場

3. V7の発展からV7 Sport へ

4 MOTO GUZZI のその後

5 MOTO GUZZI のアイデンティティ

年表

参考資料




→ サイトのトップに戻る

© 2005 Public Road Motorcycle Laboratory