MOTO GUZZI Vツイン開発の風景
はじめに
雑誌の記事等では、MOTO GUZZI のエンジンは「流用されたものだ」という記述をよく見かけます。しかし、私は、実際にMOTO GUZZI に乗るようになって、これを疑問に思うようになりました。
MOTO GUZZI は、「エンジンを流用」したような、適当な設計のバイクではない。
設計者の、明確な意志と意図が感じられる。
設計現場の本当は、どうだったのだろうか。
この原稿には、元となった記事があります。
MOTO GUZZI OWNERS CLUB OF JAPAN のHP、
http://www.motoguzzi-jp.com/owners_club_j/meta/club_meta.html
の、「Trace of MOTO GUZZI V-Twin」です。
本稿の意図は、これと同じです。
「MOTO GUZZI V-Twin の誕生の真実を、明らかにすること」
本稿はほとんど、上記の記事をコピーペーストし、巷で入手可能な
資料を数当たり、調査を強化して書き直したものと言えます。
重複や引用がかなりありますが、上記の記事の管理者には、許可を
頂いています。
(MOTO GUZZI OWNERS CLUB OF JAPAN の寛容な処置に感謝いたします。)
とはいえ、技術的な事項だけを羅列しても面白くないので、当時の
イタリアの状況なども含め、一つのモーターサイクルの開発記として、
まとめてみました。
いわゆる「通説」によらない情報も多々あり、新鮮に感じていただける内容もあるかと思います。
お楽しみいただけたら幸いです。
なお、かなりの文章の量がありますので、初めにまず、ご覚悟をお願いいたします。
目次
1. Vツイン誕生前夜
2. V7開発の現場
3. V7の発展からV7 Sport へ
4 MOTO GUZZI のその後
5 MOTO GUZZI のアイデンティティ
年表
参考資料
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