実務をこなすなかで自分なりに工夫したこと、こうしたほうが楽になる、ひとにもすすめてみたいとおもったことがいくつかあります。誰かに見てもらえればとまとめてみました。いずれもPCがらみの工夫です。
素材の提供です。使うときは、ご自身でひと手間かけていただく必要があるかもしれません。

ここには作業用のファイルや提出用の様式がありますが、すべて素材としての提供で、なにも保証するものではありません。なんらかの誤り等がないとはいえませんので、ご理解のうえご利用ください。
扶養控除申告書、源泉徴収票は平成28年度用に入れ替えました

 



番外編・・・・仕事場でのいろいろ
仕事をたのむ、あいさつ、大きい声を出す、笑顔をつくる、ルール(と裏側)、電話メモ、仕事の流れ、数字、漢字を覚える、・・・



Excelのファイルでマクロを含んでいるものは、セキュリティレベルが「高」になっているとファイルが開けません。その場合はレベルを「中」か「低」に変えて下さい。
メニューの ツール>マクロ>セキュリティ で「セキュリティレベル」を開いて設定する。
Excelのインストール時にVisual Basic for Aplication Edition(VBA)をインストールしていないとマクロを動かせません。追加インストールをしてください。
(ここらへんはExcelのバージョンで違うと思いますが・・・)

<四万十川 沈下橋>
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Coffee Break
清流で知られる四万十川。沈下橋とは水量が増えたときに水没してしまうように作られた橋です。流されてくる木を避けて水没し、また水の抵抗を弱くするため橋には欄干がありません。幅が狭いため、自動車は通行禁止のところもあります。
写真は上岡沈下橋ですが、四万十川には上流から下流まで、たくさんの沈下橋があります。四国中央から流れ出した四万十川は一度窪川で海岸線に接近しますが、その先には標高500mほどの山脈があるため、Uターンして、そこからおよそ200mの標高差を河口まで約100kmかけて流れます。



 
3行おきの線引き (Excel) マクロ(Visual Basic for Application)
リストを作って横に罫線を入れるとき、Excelならば簡単に入れられます。しかし全部の行に線を入れてしまうと、はたして見やすいでしょうか?
 左端の項目名から必要な内容を右に追っていくとき、全部の行に罫線が入っているより、3行おきに入っている方が見やすいと思います。行を右へ辿るときは、上に線のある行、上下に線のない行、下に線のある行と見分けられます。
(使い方)
 このファイル「線引き用.xls」を開いておくと、このファイルに登録されているマクロが、他のExcelファイルでも使えます。
線を引きたい部分の一番上の行を左端から右端まで選択します。そこでメニューのツール>マクロ>Linedraw3 を選択して実行すると順に線を引いていき、左端のセルが空白になると終了します。
線引きマクロのページへ
*かつては共通に使うマクロはPersonalという名前でExcel自体に登録しておくことができましたが、マクロウィルスの格好の標的にされたためでしょうか、なくなってしまいました。


 
源泉徴収票 A4普通紙の様式
平成27年秋からマイナンバーが導入され、いろいろな様式も平成28年分からマイナンバーに対応することになります。源泉徴収票の様式は平成28年12月の年末調整で使うものから。様式を印刷するファイルをExcelで作りました。
平成28年用源泉徴収票様式(12月作成)をダウンロード

*ファイルがダウンロードされず文字化けしたテキストが表示されるときは、右クリックして「対象をファイルに保存」などのメニューを実行してください。
またWindows10の環境ではInternet ExplorerやMicorsoft Edgeではファイル保存しても、html形式になってしまうようです。その場合はGoogle Chromeなどほかのブラウザーを試してください。
 給与計算ソフトで利用するときは、印字位置がずれるかもしれないので、罫線の位置調整が必要になります。
(なおレーザー・プリンターは罫線だけを印刷したあとすぐにもう一度印刷すると、用紙が暖まっていて給紙エラーになりやすいので、1日くらいおいて冷ました方が良いでしょう。)

 
源泉徴収票のフォーマット(Access)
(手間を省くため、源泉徴収票だけをA4普通紙に一人1葉で印刷)

・源泉徴収票(全社員分各人1葉、社員コード順)
・源泉徴収票(税務署提出該当者のみ、各人1葉)
と分けて印刷するファイルを作りました。給与支払報告書はeLTAXで送信。データ処理の都合上、Excelでは厳しいので、Accessで作ってあります。
 データは項目数が多いので給与計算ソフトの年末調整データをテキスト形式で取り出し、調整して読み込んで下さい。
ダウンロードのページへ


 
扶養控除申告書 平成28年用 (Excel) (マイナンバー記載)
年初に本人に書いて提出してもらうものです。扶養家族数の確認のために必要です。使っている給与計算ソフトの出力位置に合わせて様式を調節して用紙を作成し、そこに個人のデータを印刷して渡せば、手書きで訂正されたものだけを拾い出して登録を修正できます。扶養家族を本人に記入させると、すでに登録してある内容と変わっているか確かめなくてはなりません。年度などの数字は修正して使って下さい。
平成27年秋から<マイナンバー>が導入され、扶養控除申告書は平成28年初頭に使うものから様式が変わります。国税庁のモデルに合わせて様式を作ってみました。
平成28年用扶養控除申告書様式をダウンロード
Excelのバージョンによっては、テキストボックスの文字が微妙にずれるようです。適宜修正してお使いください。

*ファイルがダウンロードされず文字化けしたテキストが表示されるときは、右クリックして「対象をファイルに保存」などのメニューを実行してください。
またWindows10の環境ではInternet ExplorerやMicorsoft Edgeではファイル保存しても、html形式になってしまうようです。その場合はGoogle Chromeなどほかのブラウザーを試してください。


 
ラベル印刷 (Excel) マクロ(VBA)
地方税の申告書などを郵送するための宛名ラベルの印刷です。いろいろなソフトもありますが、これはExcelのマクロを利用した手製です。ただしVisual Basic を使っているので、セキュリティレベルを下げておかないと開けません。
 横1行に郵便番号、宛名、住所を記入したシートを作り、それを12行ずつ別のシートにコピーし、1ページに12件ずつ印刷していきます。
ラベル印刷.xlsをダウンロード

 
資金繰り見込み表(Excel)マクロ(VBA)
仕入れや給与の支払にあわせて資金を準備し、余裕があれば少しでも運用にまわして金利を稼ぐ。支払はどの会社でも、ある程度前もって把握できます。入金は業態にもよりますが、なかなか難しい。消費者相手ならばもちろんですが、法人相手でもなかなか正確には把握できません。過去の年間、月間の入金実績を調べて、一応の目安として、あとは保守的に余裕を持って準備しなければなりません。
 当座借越がファームバンキングでできるような契約を持てれば、いざというときにはPCの操作で借入ができます。しかしこれは相当の信用がないと銀行が認めてくれないでしょう。
 月初の資金残高に見込みの入金予定、支払予定を日ごとに書き込み、資金残高の出入りを把握します。マクロ(色つけ)により、土日の行に色をつけて見やすくします。何日かおきに預金残高を把握し、実績を残高欄に上書きします。
資金繰り表をダウンロード

 
地方税の延滞金計算 (Excel)
頻繁にあることではないですが、税務調査を受けて修正申告すると、同時に事業所のある地方自治体(県、市町村)にも修正申告書を提出しなければなりません。申告と同時に本税を納付するのですが、面倒なのがそのあとの延滞金(地方税)です。
 国税も本税を納付した後に、延滞税の納付書を送ってきます。地方税も同じことですが、数が多いこと、しかも地方自治体も手の空いた時をみて処理を進めるらしく、パラパラ、パラパラと送られてきて、いつまでもケリがつかず、うんざりしてしまいます。そこで延滞金を計算して、本税と一緒に納付してしまおうと資料をもらってやってみました。
延滞金計算のページへ

 
銀行コード、地方自治体コード、郵便番号の一覧のソース
 振込データを作るとき、銀行、支店コードを調べるために、以前は全銀協から「金融機関コード一覧」という本を購入して調べました。いまではインターネットで検索サービスを提供しているホームページがあります。また手許にデータを置いておくためにデータを提供しているところもあります。
(角ちゃんのページ)
 このホームページでは住民税の納付に必要な「市町村コード」もダウンロードできます。
 市町村コードは最近では総務省のホームページでもダウンロードできます。総務省 全国地方公共団体コード
 郵便番号のデータは日本郵便で提供しています。郵便番号データ検索

 
振込データの変換
毎月の支払を振込でおこなうとき、PCのソフトでデータを作り、取引銀行へ送信する、あるいはフロッピーディスクなどで届けることになります。
 データをExcelなどで作るとカンマ区切りのCSV形式やスペース区切りのテキスト形式になりますが、銀行側の受入形式は全銀協形式の場合が多いようです。昔から広く使っている形式なので、そう簡単には変えられないのでしょう。
 変換するプログラムを自作することもできるでしょうが、手軽に変換してくれるソフトがインターネットで販売されています。
Excel振込/振替 (有)ロードシステム \2,160


<広島県福山市沼隈町の阿伏兎(あぶと)観音堂>
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Coffee Break
本題と関係ありませんが、旅の写真をいくつか。
鞆の浦から尾道へ向かう途中。阿伏兎岬の突端に盤台寺というお寺があります。海上交通の守り神がいつのまにか、安産と母乳の神様になりました。奉納された絵馬が岬に突きだした観音堂に飾られています。瀬戸内海の眺めが素晴らしいところです。

 
請求書の印刷 (Excel) (VBA)
同じ書式で宛名や金額、コメントを入れ替えて印刷するにはWordの差し込み印刷もありますが、これはExcel で作りました。売上に連動するので、データを整理して印刷するにはExcelのほうが簡便でしょう。入金用銀行口座も登録できるので、相手先ごとに変えることができます。
 データを入れて印刷するだけですので、売上や売掛金と連動させるなどの動作はまた別の次元です。
 「請求書」というツールバーにある上下の矢印をクリックすると、データを上下に移動します。 請求書(自動)のダウンロード

 
決算時の売掛金残高確認状(Wordの差し込み印刷)
公認会計士が入っているのでなければ、必ずしも残高確認状を出す必要はありません。送付先からも面倒がられるでしょう。しかし、「決算だから」というのは残高を確認するよい口実です。滞っているわけではないが遅れ気味のところには多少は牽制になります。また毎月同額が入ってくるところで、2ヶ月分残っているところなどは相手先は1ヶ月分しか残っていないと思っている可能性もあります。
 金額の大きいところなどと合わせて残高確認状を出すのは、有意義なことです。
 Wordの差し込み印刷なので、宛名などのデータは別のファイルになっています。
ダウンロードすると両方のファイルが開きます。債権確認書式.docを開くと、確認書宛名.xlsを開こうとします。「ファイルが見つかりません。」というメッセージが出る場合がありますが、そのときは手作業でファイルを指定して下さい。
債権確認書式.docと確認書宛名.xlsのダウンロード(Zipで圧縮)

 
左手マウスのおすすめ
入力作業を続けると、マウスのクリック、テンキーでの数字入力などで右利きの人は右手人差し指を動かす筋肉が痛くなってきます。やがて腱鞘炎にもなりかねません。
人差し指一本でクリックするのは負担が大きいです。Macのマウスのように、一つボタンで指2本でクリックできれば、ほとんど痛くなることはありません。
この予防としてマウスを左手で使ってはどうでしょう。入力位置の移動はマウスで、テンキーでの数字入力は右手で。右手だけで操作するには、いちいちマウスとテンキーを持ち替えなければなりません。右手と左手を使い分ける方が、作業効率も上がるし腕の負担も分散できます。
 設定を変えると右手の場合と同じように、左手人差し指の側が第一ボタンになります。(スタート>コントロールパネル>マウスで右手、左手を設定する画面があります。あるいは「ボタンの構成 主と副のボタンを切り替える」にチェックマークを入れます。)

   
社会保険の等級、標準報酬 (Excel)
社会保険料の定時改定で4,5,6月の給与情報を算定届として提出します。しばらくして社会保険事務所から等級、標準報酬の通知が返ってきます。これを個人ごとの給与マスターに登録するわけですが、社会保険事務所のデータを見て、手作業で入力するのは大変ですし、誤入力のおそれもあります。
 そこで手元の給与情報から等級、標準報酬を割り出し、これを一括して給与マスターに読み込ませれば手間が省けます。平均給与から等級、標準報酬を取り出す計算式をファイルにしました。
 もちろん読み込ませる前に、社会保険事務所からきた金額と一致しているか確認はしなければなりません。
等級、標準報酬の式


<五箇山郷菅沼集落 塩硝の館(資料館)>
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Coffee Break 五箇山郷 塩硝
塩硝とは煙硝とも表記され、硝酸カリウムのこと。黒色火薬の原料となる。五箇山郷や白川郷では、加賀藩の命により周囲と隔絶したこの地で徳川幕府に内密に製造していた。
その原料となるのはヨモギなどの葉や蚕の糞など。合掌造りの民家の床下に穴を掘って埋め、5年ほど寝かせると微生物の働きにより塩硝の原料ができあがる。これを煮詰めるなどの工程をへて結晶をつくる。それまでの床下に自然にできた土を集めて精製する方法に比べて、ずっと効率的な方法だった。
「塩硝の館」は白川郷に比べこじんまりとした菅沼集落にあり、当時使われた道具などを展示している。


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