(源泉徴収票の印刷をA4普通紙に)
源泉徴収票等印刷のファイルをダウンロード(H28gensenprintMar27.mdb)
Access2000ベースで作ってあります。簡単なVisual Basicを使っています。
Accessファイル内のフォーム「説明」に使い方をまとめてあります。が、Accessを使ったことがないとすぐに使うのは難しいかもしれません。
テーブル「給与支払報告書用」にデータを入れて下さい。すでに入れてあるサンプルと同じ書式で。
サンプルデータは給与計算ソフトから出力されるテキストデータから作ったものです。そのままでは、源泉徴収票に表示できない項目は変換が必要ですが、Accessのクエリーに計算式を入れて変換しています。(数字の 1、 2 を*または空白に、など)
これだけの項目を一度に取り出せることはないでしょうから、基本的には社員マスター、年末調整関係のデータ、市町村関係のデータ(指定番号)をつなぎ合わせる作業になります。Excelだとシートに貼り付けてつなぐことになるでしょうが、ずれると大変です。Accessなら、社員コードをキーにしてクエリーで結合できます。
テーブル「給与支払報告書用」から「eLTAX送信用」に変換するクエリーと、そのデータを収納するテーブルを入れておきました。詳しくは
eLTAX 給与支払報告書のデータ送信のページへ。
* テキストファイルからExcelへ *
Excelはなんといっても一括して列を削除したり、同じ内容を1列、上から下までコピーするときなど便利です。
Excelへ読み込むときは、データ>外部データの読み込み>テキストファイルのインポート を使うと、列ごとにデータ形式を指定できます。半角数字はそのまま読み込むと「数値」と認識され、例えば「01234」は頭の0が消えて、「1234」となってしまいます。これを避けるには書式を「文字列」に指定しておきます。自治体コードは北海道から栃木県まで、頭が「0」なので注意が必要です。
* Excelからテキストファイルで保存 *
Excelで編集した内容をAccessへ渡すときは、Excelから直接読み込むこともできますが、書式が思い通りにならないことがあるので、一度テキストファイルに保存します。CSV(カンマ区切り)形式で保存すると、表示されているままの形では保存できません。半角数字の「01234」は「1234」となり、また日付は表示と違う形式になったりします。
これを避けるにはTXT形式にします。(タブ区切りになります。もしタブ区切りでは都合が悪い場合は、あとでテキストエディターを使ってタブをカンマに置換します。)
また数値に桁区切りのカンマを表示させていると、そのまま保存されますが、そのセルの内容は"12,345"のように " "で囲まれてしまいます。文字列でも「妻,和子」は「"妻,和子"」となってしまうので、" をつけたくない場合は、Excelの段階でセルの内容にカンマを使わないようにしなければなりません。
数値として使いたい場合も同じく、カンマを表示させないようにしておきます。
* 日 付 *
このフォーマットでは生年月日、入社年月日などの日付は、年号と数字に分けて、フォーマットのマスに合わせるようになっています。「平成23年」は「平成」、「23」、「年」と区切って取り出す必要があります。このため日付は日付としてでなく、文字列として和暦のまま保存しなくてはなりません。また面倒なことですが、元のデータが「平成5年」の場合の数字部分は、「05」の形で取り出す必要があるので、手作業で「0」を足すか、Excelで関数を使うかして2桁にしなくてはなりません。(eLTAXでは「05」のように2桁にしないとエラーになります。)
なおテキストファイルから和暦の「平成24年8月15日」という日付をAccessにインポートすると、そのまま文字列としては読み込めますが、書式を日付と指定するとインポートエラーになって読み込めません。Excelでは日付として読み込めます。なのでAccessで日付として読み込む必要があるときは、まずExcelに日付として読み込み、それからAccessに読み込みます。
西暦の日付はAccessにも読み込めます。
Excelで日付書式の年、月、日を2桁の数字に関数を使って分解するファイルを置いておきます。
日付を分解するファイル
プレビューや印刷では余白などの設定がPCが変わると変わってしまうようです。ダウンロードしたままでは、はみ出して2ページにわたってしまったり、余白のページができたりするかもしれません。余白の大きさや印刷部分のサイズを調整して下さい。
フォーム「余白ほか」に説明がありますが、余白は上下左右とも 5.08 に設定して下さい。
テーブル「市町村コード」の指定番号はサンプル用に適当に数字を入れたものです。
中途入社、中途退社は「入社年月日」、「退社年月日」とフォーム「説明」の年度(今年度の数字にしておく)と比較して入社、退社を判断して、クエリーの計算式で表示内容をつくっています。
印刷する並び順は、レポートをデザインモードで開き、メニュー>表示>並べ替え/グループ化の設定 で変更できます。
市販のミシン目入りのA4用紙に印刷してください。
利便性を考えて、以下の表示を追加しました。