ミュージアム・シティ・プロジェクト1999
ヴォッヘンクラウズール:アートによる提案と実践
ミュージアム・シティ・プロジェクトは福岡市において都市機能の集中する天神一帯及びその他市内各所を会場に、市民と企業及び行政の三者の協力により国際的な現代美術展を開催し、誰もが近づきやすく理解しやすい形で現代美術を紹介していく。
また、地域の人々との文化的な国際交流を目的として、招聘アーティストに現地滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)を依頼。
本年度は特に、目に見える美術作品を作らず、ダイレクトに市民と交流するプロジェクトそのものが作品である「ヴォッヘンクラウズール」のメンバー4名を招聘し、都市とアートの問題点について市民と共同プロジェクトを実施。
◇会場:旧御供所小学校跡地(福岡市博多区御供所8-1)
◇会期:平成11年(1999年)11月15日(月)〜平成12年(2000年)1月17日(月)
◇主催:ミュージアム・シティ・プロジェクト
◇共催
文化庁
福岡県
福岡県教育委員会
福岡市
◇(財)福岡市文化芸術振興財団助成事業
◇国際会議助成
国際交流基金
◇後援
国際交流基金
福岡市教育委員会
(財)福岡市文化芸術振興財団、
西日本新聞社
読売新聞西部本社
毎日新聞社
朝日新聞社
シティ情報ふくおか
◇協賛
都心界
(岩田屋、イムズ、ソラリアプラザ、福岡天神・大丸、
天神コア、
マイカル天神ビブレ、天神ビブレ、新天町、ダイエー・ショッパーズ福岡店、
マツヤレディス、天神地下街、福岡三越、ジークステナント会、ソラリアステージ商店会)
アサヒビール
資生堂
トヨタ自動車
JTB
医療法人蔦の会たなか病院
◇協力
博多部まちづくり協議会
イムズ
オーストリア菓子 サイラー
カフェ ブラジレイロ
ウィーン オーバーラー
○アーティストと地域住民の共同プロジェクト:プロジェクト型授業のサポート組織の提案
招聘アーティスト「ヴォッヘンクラウズール」と地元アーティスト(下記参照)および福岡在住の教育関係者や美術関係者、住民らにより、
教育問題に関するリサーチ及び討論をおこない、「プロジェクト型授業のサポート組織」の提案にいきついた。
この組織は、小学校等で2002年より実施される「総合的な学習」(プロジェクト型授業)の実施に関してサポートをおこなう一種の非営利団体として提案する。[これらの提案および提案が派生した過程全体をヴォッヘンクラウズールと市民との共同作品とみなす。]
○シンポジウム(公開討論会)、レクチャーおよびワークショップ
参加アーティスト及び地元若手アーティストらによる、市民参加イベントとしてレクチャー、公開討論会、ワークショップ事業等を開催。
○展覧会…ヴォッヘンクラウズールのこれまでの活動記録等を展示。
ヴォッヘンクラウズール
(ウィーン)
パスカル ジーンネー
ヴォルフガング ツィングル
ウルリーケ コーネン=ツルツァー
カール セイリンガー
(日本、福岡)
藤浩志
桐野愛子
桐野祐子
※日本側メンバーは現地ヴォッヘンクラウズールとして参加。