のゲーム化だが・・・・

 

 2000年4月1・2日の二日間は、幕張メッセで「東京ゲームショウ2000春」が開催された。

 もともとゾイド復活に向けて動き出したのは1997年秋のゲームショーから。いや同じ年の3月に開かれたおもちゃショーに、旧製品がいくつか持ち込まれたことが最初のきっかけ、そして、1997年秋にインターネット上に「ゾイドファンクラブ」のホームページが開かれ、その宣伝がフロッピーディスクの配布という形でなされたのであった。それを考えれば、ゾイド復活がかなった今も、ゲームショーに注目しておく必要はある・・・・・・・であろうか? 惑星政府も視察団を送り込むこととなる。

 今回のゲームショーのゾイドがらみと言えば、ゾイドのシュミレーションゲームとアニメをモチーフとしたゲームボーイ用ソフトである。本来なら、ここでは、ゾイドのゲームの紹介をすべきであろうが、政府視察団の興味対象は、ゾイドの本体なので、そのゾイド本体がどのような形でこのゲームショーの会場に持ち込まれたかを報告することになる。

 

 まず探すのは、あのバルーン。これさえ見つかれば、すぐにトミーブースはわかるので、ゾイドはそこにあるはずである。そしてその隣には、既に2000年3月のおもちゃショーでも用いられている、黒いドーナツ状の、ゾイドのバルーンである。「ZOIDS」のロゴと、ヘリック共和国、ガイロス帝国の紋章をあしらったそのドーナツは、今後各種のゾイドイベントでお目見えすることになるであろう。

 1998年秋のゲームショーからお馴染みとなっている25面マルチスクリーンは、各種ゾイドに同梱されているデカールを拡大したマークで飾り付けられ、各種ゾイドのテレビコマーシャルを流していた。このスクリーンの大きさで、本体を使ったCMを見ると迫力は充分。内容は今まで見慣れているモノと変わらないのであるが、下から見上げるという視点の違いと画面の大きさが、ここでは表現できない魅力を醸し出していた。

 ドーム状にフレームを組んだ部分が、トミーブースのゾイドコーナーの中核となる。円周に沿ってモニターが並べられ、ゾイドの新しいゲームのデモ版が体験できるようになっていた。そして、そのドームの中心部、正確には完全に円形ではないので、円形となった場合の中心点といえる部分に、お馴染みの前線基地を模したディオラマベースがおかれて、現行商品であるゾイドが、帝国側共和国側と対峙するように並べられていた。

 

 トミーブースの片隅では、「ガンホーブリゲイド」のデモが行われていた。1998年秋のゲームショーで、ゾイドのCGムービーが公開されると見に行ったときに、一緒に大々的にデモンストレーションされていたソフトである。これは発売されたのであろうか? ゲームに疎い視察団には、確認しようと言う意志はおきなかった。 

 

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