Valvole は、イタリア語で、『真空管』の意味です。
Celeste は、『碧空、天空』色のことです。
キットの梱包を解いたら、まず最初に組立中のシャーシ傷つけ防止のため養生テープを貼ります。
従来のハンマートーン塗装でなく、光沢仕上げのシャーシなので傷が付きやすい(傷が目立ちやすい?)ので、養生テープを貼ってあらかじめ傷防止対策を施しておいた方が安心です。
シャーシに傷を付けると、製作のモチベーションがなくなってガックリと落ち込みますので、転ばぬ先の杖という事で。。。(汗
アンプをひっくり返した状態でハンダ付けしますので電源トランスは上部分に養生テープを2枚重ねて貼って保護します。
アースを確実にするためサンドペーパーでヘッドフォンジャック、ボリューム取付穴のまわりの2箇所のシャーシ内側塗装を剥がします。
先のとがったモノでカリカリと傷つけてからサンドペーパーをかけると、塗装を剥がし易いです。
ラグ板のセンター端子は使用しないので、ラジオペンチで曲げて、ギュッとカシメてラグ板を補強します。
出力トランスの端子を90°ラジオペンチで曲げます。
トランスからのリードを引っ張って切らないように注意します。
ネオンパイロットランプのリードをよく捻っておきます。
ヘッドフォン用ミニジャックの端子穴が小さくてハンダ付けしにくいので、シャーシに取り付ける前にあらかじめ予備配線をします。
コロコロ転がってしまうので、割り箸に養生テープで固定してハンダ付けします。
金色端子がRchで、出力トランスへのコード(赤色)の長さは、50mm。
アース(黒色)コードの長さは、70mmです。
ボリュームもバイス等に固定して予備配線をします。
シャーシに取り付けてしまうと、はんだごての先が入らず端子もよく見えなくなってしまいます。
そのためボリュームまわりはトラブルが多いので、
端子がよく見える所でゆっくり落ち着いてイモハンダが無いよう丁寧にハンダ付けします。
RCA入力端子側は、コード長300mm。
グリッド側は、コード長170mm。
各コードは、よく撚ります。
バイス等がない場合は、養生テープでダンボール(厚紙等)に固定してハンダ付けします。
電源スイッチの組立時はスイッチONの方向を確認します。
方向を確認しましたら裏側のナットを手で回して締めます。
手で回してナットが止まりましたら、さらにラジオペンチで、キュッと締め付けます。
締め過ぎるとプラスチックが破損するので注意して下さい。
ネオンパイロットランプは、付属のスプリングワッシャとナットを使用して、8mmスパナで締めます。
こんな感じです。。。(汗
ヘッドフォン用ミニジャックは、シャーシ裏側の塗装を剥がし、M6菊座金を入れて組み付けます。
リングナットをラジオペンチで締める時に、シャーシを傷付けてしまうので、ヘッドフォンジャックの周囲に養生テープを、しっかり貼っておきます。
リングナットにラジオペンチによるキズを付けると後で見苦しいので、ナットにキズが付かない様にラジオペンチにも養生テープを巻き付けてナットを回します。
ボリュームツマミとシャーシの隙間が気になる人は、千石等で売っている別売りのワッシャを3枚程入れます。
ワッシャを4枚以上入れると、周り止めの穴が効かなくなりますので、その際は各自の判断で何枚入れるか決めて下さい。
ボリュームは、シャーシ裏側の塗装を剥がし平ワッシャで隙間調整した後、ナットを11mmスパナで締めます。
その際、ナット周辺に養生テープを貼りスパナでシャーシを傷つけないようにします。
別売りのワッシャを使用して隙間をなくすと、今度はツマミとシャーシが擦れます。
適度の厚みのポストイットを挟んでクリアランスを確保してから、2mmの六角レンチで固定します。
コードストッパーを手で押し込みます。
ヒューズホルダーは、白いワッシャを取り外して組み付け、裏側のナットを手で回して締めます。
手で回してナットが止まりましたら、さらにラジオペンチで、キュッと締め付けます。
コードと一緒に、コードストッパーがクルクル回転するのが気になる人は、内側をセメダインスーパーXクリアを使って接着固定します。
こんな感じです。。。(汗
RCA入力端子も、緩んでくるのが気になる人はセメダインスーパーXクリアで固定します。
つまようじの先に、ボンドを少量取り、凸ワッシャに塗ります。
つまようじの先に、ボンドを少量取り、凸ワッシャに塗ります。
周辺にボンドが付着しないように気を付けて、凸ワッシャをシャーシに付けます。
RCA端子のナット部分にも少量のボンドを塗り、凸ワッシャに取り付けます。
RCA端子のナット部分にも少量のボンドを塗り、凸ワッシャに取り付けます。
12mmスパナ2本で締め付けて固定します。
RCA入力端子を取り付けましたけど、端子のカット面があさっての方向に向いています。。。(汗
端子のカット面を底板側(上側)に、ラジオペンチで方向修正します。
先が長い通常タイプのドライバーはシャーシを傷つけ易いので、電源トランス以外の小物部品を取り付ける場合には、先の短いスタビータイプを使用します。
スタビードライバーの先に人差し指を添えると、先端をコントロールしやすくて、勢い余ってシャーシを傷付けることがありません。
シャーシとラグ板の間に菊座を入れます。
その際、菊座金は指でこすり、ざらついた方をシャーシー側にします。
ナットドライバー5.5mmでM3ナットを押さえて、+ドライバー・スタビータイプで締めます。
ドライバーで締めても、ナットドライバーだとさらに増し締めできるので、ラグ板の方向を調整しながら、ナットドライバー強く締めます。
こんな感じです。。。(汗
ソケットを取り付けてから、端子を45°程広げておきます。
出力トランスの取り付
ざらついた方をシャーシー側にして菊座を入れてからナットドライバー5.5mmでM3ナットを押さえて、+ドライバー・スタビータイプで締めます。
ドライバーで締めた後、ナットドライバーでさらに増し締めします。
ゴムブッシュを取り付けます。
電源トランスの引き出し線の色を確認して取付方向を決めゴムブッシュに通します。
手回しでナットを締めて菊座をナットに食い込ませたら+ドライバー・通常タイプで締めます。
外装パーツを全て取り付けた後、適当に養生テープを貼って保護します。
外装パーツを全て取り付けた後の内部は、こんな感じです。
電源トランスのコードの出ている方向と、出力トランスの向きを確認して下さい。
右チャンネル側の出力トランスに、100円ショップのカラーシール(赤)を貼っておくと、ハンダ付けの際に、どちらが右チャンネルか迷わなくてすみます。
ハンダ付けの際はシャーシを回転させて、いろんな方向にシャーシを向けるので、時々分からなくなります。。。(汗