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お役に立つ情報

金箔銀箔の貼り方

→金箔銀箔の種類・購入


金箔・銀箔を貼る際、ちょっとしたコツがいります。
取り扱いに慣れた自分でもしばらくしなかったらコツを忘れてしまい、けっこう失敗しているので、大事なことをまとめてみました。

金箔シールは元はロール状になっています。沢山ご注文いただいた場合は、これに近い状態でお届けになりますが、ほとんどの場合が、発送の都合で細かくカット済みのものをお送りします。

必ずお試しの上で・・・
失敗すると修正ができません。ご注意下さい。必ず使用する生地で練習した上で、貼ってください。
保管方法方・・・
★使用前のシールは高温多湿・直射日光は避けてください。 
★シールの糊面を湿った手で触ったり、強く折ると剥げますので、ご注意下さい。




1)つながっている場合はハサミで切り離します。「銀色の方で模様がはっきり出ている方が糊面」です。

写真では6cm幅のコルム(チョゴリの胸リボン)に直径約3cmの花形金箔を貼っていきます。









2)貼る生地はあらかじめアイロンを掛けてシワをとっておきます。(金箔を貼った後は、アイロンがけできません。)

縫い目や縫い代などの段差があるとつきませんので、縫い代を割ったり、厚紙を挟むなどして平らにします。

また、一気にアイロンを当てることが大事なので、生地はできるだけ広げておくといいでしょう。





3)貼る位置に、印を付けておきます。


4)貼る順番は、一番アイロンが掛けにくいところや、左側から貼っていきます。(右手にアイロンを持つ場合)



5)箔の上に上に半透明のクッキングペーパー(料理用の焦げ防止シート)を敷いて、アイロンは中温で、2〜3秒あてます。

★POINT★
長い間アイロンをあてると、定着せず、シミが残ります。シミは取れませんので、ご注意下さい。
あてる時間が短いと、はがす際、定着してないのが分かります。そのまま柄がずれないように戻してアイロンを当てなおす方法もありますが、その際は定着して ない部分のみあててください。既に定着してる部分に、再びアイロンが当たると、にじんだり、剥げたりします。

クッキングシートは透けて見えるので、貼る位置が確認できる上、アイロンすべりが良いので均等に掛けることができます。また、隣の金箔にアイロンが当たりそうな場合、あてておくと安心です。接着芯を貼るときも使うとアイロンが汚れないので便利です。




5)完全に冷めてからはがしてください。それまで触らない方がいいです。
はがす際はゆっくり様子を見ながら、はがしてください。上手く貼れたら写真のようにシールがくり抜き模様になってます。

生地側に接着面でないところの柄と柄の間に箔が残ることがありますが、気にせずそのままにして、次の作業へ。

コルムなど同じ場所の裏表の両面貼る場合は、シールをはがさずに裏まで貼っていきます。両面仕上げてからはがしてください。

6)はがしたらクッキングシートをあてて、さっとアイロンをかけます。より定着します。あまり長い時間かけると、箔がはげてきますので、注意してください。また、クッキングシートをあててないところにアイロンが直接当たらないように注意してください。

7)冷めたら、柄と柄の間に残っている箔を落とすために、はたきます。軽くブラッシングをかけてもよいです。箔の量にもよりますが、室外ではたくことをお勧めします。

貼った後のお取り扱い

貼ったあとの金箔銀箔にアイロンをかけるとはげて駄目になるので、アイロンをかける際は、箔部分をよけてかけてください。どうしても箔の上をアイロン掛けしたい場合は、当て布をして様子を見ながら掛けてください。


・洗濯は、そ〜っと手洗いで。洗濯機やもみ洗い厳禁。クリーニングに出すと専門店でない限り、おそらくハゲて戻ってきますので要注意。染み抜き剤、ベンジンの使用厳禁。

帯状の金箔銀箔をチマに貼る場合

チマのすそに帯状の金箔・銀箔をほどこす場合、チマの仕立て方法が異なりますので、ご注意ください。

・通常のチマはAラインで6枚はぎになっているため、すそが直線ではありません。そのため帯状の箔を貼ることはできません。チマをご自分で作る場合、1枚ごとに帯状箔を貼ってから6枚はぎにする方法もありますが、縫う際、柄あわせの手間がかかります。



・ストレートラインのチマであれば、帯状の箔を貼ることは可能です。すそまで通常のAラインで、貼る部分のみ垂直にする方法もあります。




帯状の金箔・銀箔を貼るにはコツが要ります。
模様の小さいものから始めて、金箔・銀箔シートの特性を知った上で帯状をチャレンジされることをおすすめいたします。



→金箔銀箔の種類・購入