![]() 今を去ること24年前の1978年7月14日に、観光会館で行なわれた、京大との初めての合同演奏会の記録です。 金大の「ライン」、京大の「チャイ5」のあと、8管編成相当の、おそらく総勢140名を超える合同演奏による、「キエフの大門」の最終部です。(下の写真をご覧下さい。) 記録では、オーマンディのフィラデルフィア管弦楽団が同じ観光会館で、同じく「展覧会の絵」を演奏したようです。しかし、この合同演奏はそれをはるかに凌ぐものだったはずです。 会場で実演を聴くことが出来た自分には、おそらくそれまで観光会館では、1度たりとも鳴り響いたことのないであろう、圧倒的大迫力にいたく感動した記憶があります。 金大フィルにとってこの合同演奏は、京大との大きな実力差を(おそらく)思い知らされた演奏会でもありました。当時の演奏会プログラムには、芸術至上主義かサークル主義か?なんて言う記事も見つけることが出来ます。昨今のプログラムの、ダジャレと楽屋落ちネタのパターン化したお気楽な内容からすれば、古くさくも映ります。オケに対する取り組み方の違いというものを感じさせます。これも、大きな時代の流れでしょうか。 また、この演奏を聴くと、学生オケの演奏というものは、そもそも進歩し得るものか・・?という疑問にたどり着きます。その一つの回答は、この演奏に在ると思います。 最後の数小節間で、1stトランペットのG、↓B、G、↓Bという音型があります。本来、楽譜では五線紙真中のBに下がって吹くところを、ハイBに上げてG、↑B、G、↑B演奏しているところなど、合同演奏ならでの醍醐味です。 今年2000年、3度目の京大との合同演奏会が成功裡に終わりました。 「えぴそーど2」、「えぴそーど5」 「えぴそーど10」 もご覧下さい。
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金沢大学フィルハーモニー管弦楽団、京都大学音楽部交響楽団合同演奏会 78/7/14 観光会館 ムソルグスキー/ラヴエル 「展覧会の絵」より キエフの大門 最終部 ファイルサイズ1.1MB |