ローカル鉄道の走る町 　かつての国鉄やＪＲ（一部私鉄）において廃止候補だった赤字ローカル線（または赤字の見込みで建設が中止された線）を、地元自治体などが出資して設立した鉄道会社が引き継いで運行している路線が各地にあり、「第三セクター（三セク）鉄道」と呼ばれている。廃止候補だったくらいだから、ローカル線のなかでも特に鄙びた感じの路線が多く、バスのような一両編成のディーゼルカー（レールバス）が走るような、旅情溢れる雰囲気の鉄道ばかりである。旅行雑誌などで紹介されることもしばしばである。 　この三セク鉄道、なぜか古い町並みと相性が良い。昔栄えた町への交通手段として作られた、行き止まり路線が多いからだろうか。だから、鉄道で各地の古い町並みを回っていると、鉄道マニア顔負けではないかと思えるくらい、あちこちの三セク鉄道に乗る機会がある。ここでは、それらのうちのいくつかを紹介する。 →テーマ写真館「続・ローカル鉄道の走る街」
長良川鉄道　越美南線（美濃太田〜北濃）
（郡上八幡駅）	美濃町（岐阜県美濃市）	郡上八幡（岐阜県郡上市）
明知鉄道　明知線（恵那〜明智）
（岩村駅）	岩村（岐阜県恵那市）	明智（岐阜県恵那市）
えちぜん鉄道　三国芦原線（福井口〜三国港）
（三国港駅）	三国（福井県坂井市）
智頭急行　智頭線（上郡〜智頭）
（大原駅）	大原宿（岡山県美作市）	平福（兵庫県佐用町）
若桜鉄道　若桜線（郡家〜若桜）
（若桜駅）	若桜（鳥取県若桜町）
土佐くろしお鉄道　阿佐線（後免〜奈半利）
（奈半利駅）	安芸（高知県安芸市）	奈半利（高知県奈半利町）

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