更新2001.9.24「ことば・言葉・コトバ」
チェーホフ演劇祭40日間 シアターX(カイ)主催   

表現よみ『すぐり』&琵琶語り『黒衣の僧』



「公募作品26チームの中でもひときわ不思議な感性とエネルギーをかもし、その印象が審査員たちを注目させた当選作」(紹介文より)
 
●表現よみ『すぐり』は、朗読とは異なる声の立体表現を目ざす。 『黒衣の僧』は、表現よみ、薩摩琵琶の演奏・語り、サキソフォンによる セッション。調べと風に乗って現れる『黒衣の僧』はどちらへ導く ものなのでしょうか? それとも、ただその狭間でたゆたう蜃気楼 なのでしょうか?
※テキスト=ちくま文庫版チェーホフ全集/松下裕訳「すぐり」第8巻、「黒衣の僧」第7巻

渡辺知明
西原鶴真
花井雅保

と き:2001年11月11日(日) 15:00  18:00 (2回公演)
ところ:シアターX(カイ)(JR両国駅下車3分)
出 演:表現よみ/渡辺知明、薩摩琵琶・語り/西原鶴真、サキソフォン/花井雅保
入場料:前売・当日共3,500円(全席自由/160席)

渡辺知明(わたなべ・ともあき)―学生時代に日本コトバの会に入会。表現よみの理論研究とよみの実践を展開。1995年『表現よみとは何か』(明治図書)刊行以来、1999年高知県立文学館で「石川啄木の世界」など、各地で、太宰治、志賀直哉、梶井基次郎、中島敦などの作品を公演。インターネット上で「朗読批評」を展開、メーリングリスト「朗読表現ML」「チェーホフML」を主宰。
西原鶴真(にしはら・かくしん)―13歳「セックスピストルズ」の影響でバンド活動を開始。17歳で薩摩琵琶鶴田流の鶴田錦史(1911-95)に入門。現在、中村鶴城に師事。1997年第34回琵琶邦楽コンクール2位、第3回全国邦楽コンクール入賞。その後、詩人とのコラボレーションなどで活動。
花井雅保(はない・まさやす)―1969年東京生まれ。93年渡米、BOSTON、BERKLEE COLLEGE OF MUSIC 入学。94年同校中退、FREE JAZZ SAX PLAYER 、DAVID S.WAREに弟子入り。ニュージャージーに移る。98年帰国。ライブ活動開始。ダンス、パントマイム、演劇などとのコラボレーシヨン、映画音楽などの活動をする。