きつつき工房だより(top)安曇野の四季 > 冬

曇野四季


初冬

北アルプス
白鳥湖から見る有明山と北アルプス
 
ヒドリガモ
犀川の堰、通称「白鳥湖」には
コハクチョウとカモ類が集まります。たくさんいれば、ときには諍いも… (ヒドリガモ)

 安曇野は11月も半ばをすぎると、そろそろ冬仕度です。
 北アルプスが、北部の白馬岳や鹿島槍ヶ岳の方から雪化粧しはじめます。
 安曇野に一番近い常念岳が白くなるのはちょっと遅れます。

 犀川のダム湖(豊科町)には、白鳥がやってきて、たくさんのカモ類とともに冬を過ごします。
 カモは人馴れしていて、手でさわれるくらい近くで見ることができます。

ニホンザル
ニホンザル

 森の中にはきのこがたくさん生えます。
 いつか誰かに教えてもらったり、勉強しようと思うのですが、サボっているので食用の判別ができません。
 いまのところきのこは指をくわえて眺めるしかありません。

 山小屋のある森にはニホンザルの群れが一年中暮していますが、木が葉を落とす冬は観察しやすくなります。
 雪の中で木の皮をかじって、寒さに耐えています。


厳冬

ポニー牧場
寒風のなかでもポニーは元気です
ヤママユガのさなぎ
冬の森も、歩けばこんな宝物が…

 12月半ばから安曇野は厳冬期に入ります。
 最低気温は通常で−5〜10度くらい、年に数度は−10数度の特別寒い日もあります。

 森の木々は葉を落とし、驚くほど見通しがよくなります。
 寒い中でも鳥は元気で、とくにカラ類の混群がよく目に付きます。
 シジュウカラ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ。なかでも丸い毛玉に棒を挿したようなエナガの可愛さは格別です。

かまくら
雪の楽しみ、かまくら
 

 工房のある穂高町は厳冬期には普通はあまり雪は積もりません。
 今年(2001年)は1月に数年ぶりの大雪が降り、60cm程積もりました。
 一度積もった雪はほとんど溶けずに、いつまでも残っています。

 北アルプスは山麓まで真っ白になります。
 晴れた日には、近くの常念岳から北へ、大天井、燕、爺、鹿島槍、五龍、白馬と北アルプスの白い峰が連なり、最高の眺めとなります。

常念岳
雪煙たなびく冬の常念岳
 

きつつき工房だより(top)安曇野の四季 > 冬